雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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キ・セ・キ 53

キ・セ・キ2




キ・セ・キ 53



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



朝食をとって部屋へと戻り一休み。

浴衣からチャンミンが用意してくれた服へと着替え、小さなカバンだけを持って部屋を出た。

「キムさん」

どうやら今日もキムさんが連れて行ってくれるらしい。

知り合いとはいえ、仕事もあるのに申し訳ない。

「すみません。ご無理言って」

「いえいえ、とんでもございません。久しぶりにこうやって気兼ねなく母国語を話すことができてうれしいんですよ」

なんか、ものすごくいい人だ。

最初はチャンミンと親しそうにしていてちょっとむっとしたけど。

「さぁ、どうぞ乗ってください」

今日はホテルのバンではなく、自家用車。

おそらく、キムさんのものだろう。

「失礼します」

「キムさん、キムさん」

「はい」

「キムさんもいちご好きですか?」

車に乗り込み、乗り出すようにしてチャンミンが問いかける。

「えぇ、好きですよ?日本のいちごは特にあまくて、ジューシーで」

「ホント、おいしいですよね。オレ、昨日初めて日本のいちご食べたんだけど、めちゃくちゃうまかった」

昼間あんだけ食べたのに、夜も2パック完食。

そして今日もいちご三昧だ。

「私も初めて食べたとき、感動しました。しかも、いちごだけではなく、日本は食に関してハズレがあまりないように感じます」

確かに、夕食も朝食もうまかった。

もうおなかいっぱいと思いながらもつい食べ進めてしまうくらい。

「そうだ…」

ふと思い出したようにキムさんが呟く。

「明日、もしよかったら昼食のプランをお任せいただけませんか?」

「おいしいとこあるですか?」

「はい。ここ長崎県の名物である長崎ちゃんぽんと皿うどん、こちらをぜひ皆様に召し上がってほしいんです」

「チャンポン?」

韓国にもチャンポンというものがある。

辛いものがさほど得意ではないオレにとっては、縁遠い食べ物。

なにしろ辛い。

唐辛子スープに麺をぶっこんだ代物だ。

聞いただけて食欲が失せてくる。

「実は私、辛いものが苦手なんです」

「え?」

チャンポンを勧めているのに、辛いものが苦手?

どういうことだ?

「日本のちゃんぽんは韓国のチャンポンとは違い、全然辛くないんですよ」

「へぇ…」

眉唾物だが、もしもホントなら画期的だ。

ぜひとも食べてみたい。

「ユノ、どうする?」

「ちょっと食べてみたいかも」

「じゃあ、お願いします」

「かしこまりました。おいしいお店にご案内しますね」

チャンポンとやらの話で終わってしまったが、皿うどんってどんなんだ?

そっちも気になる。

でも…明日にはわかるか。

きっとチャンミンは両方とも食べるだろうし。

だからオレはチャンポンを食べて、皿うどんとやらを1口もらえばいい。

既に明日の昼食のことで頭はいっぱい。

まだ、今日のお昼のことだって決まっていないのに。

そして、決まらないままに目的地へ到着した。

ビニールハウスのせいか、昨日訪れた農園とさほど変わらない気がする。

違うと実感したのは、受付がプレハブではなく木製の小屋だったことと、受付の人が昨日と違っていたこと。

確かに別の農園のようだ。

「長崎アマテラス、ありますか?」

「あるよ」

「いちご狩り終わったらお土産用に2箱いただきたいんですけど、取っておいてもらえますか?」

「もちろんだよ」

昨日と同じく何やら受付でおばちゃんと話してる。

人見知りはどこへ行ったんだっていうくらい人懐こい笑顔を浮かべて。

「ユノ、行こう?」

「ん」

昨日と同じく、渡されたのは練乳。

でも、これがなくとも十分に甘いことはもうわかっている。

食べごろのものを見繕って、食べたり、食べさせたり。

ここでもまた制限時間をめいっぱい使っていちごを堪能した。

「ホントうまいな…」

「昨日行った農園では取り扱ってない品種です」

「へぇ…」

いったい、何種類あるんだ?

いちご食べ歩きツアーをしようなんて昨日話していたけど、巡りきれるのか不安だ…。

とはいえ、できるなら全種類食べたいけど。

時間をかければ何とかなるか。

「どれが一番おいしかったですか?」

「昨日の夜食ったあまおう」

いまのところ、ダントツかもしれない。

「あまおう、もしかしたら空港に売ってるかもです。明日、探してみますか?」

「探す」

できるならもう1回食べたい。

ホントにうまかった。

いや、もしかしたらチャンミンからのプレゼントってことと、チャンミンが食べさせてくれたっていうオプションがついての1位かもしれないけど。

でも、うまいことに変わりはない。

昨日と同様、もう一度受付へと向かい、渡された箱はふたつ。

「これは?」

「キムさんにお礼です」

「なるほど」

それは名案だ。

だからさっきいちごは好きかって聞いてたんだな…。

いい子だと言葉ではなく態度で示せば、無邪気な笑顔が浮かぶ。

「これはまた今日の夜に食べましょうね?」

「だな」

できればいますぐ食べたいけど…夜のお楽しみに取っておこう。

いまさっき、たっぷりいちごも食ってきたし。

「キムさーん」

いちごを両手に持って駆けていくチャンミンを慌てて追いかけ、待っていてくれたキムさんのもとへと向かった。

「これ、キムさんのです」

「え…?い、いいんですか?」

「うん」

「だってこれ、高級いちごですよ?」

高級?

高級って、どんだけ?

オレ、昨日も今日も普通にチャンミンに甘えてしまっていて、値段を気にしていなかった。

驚くキムさんとはしゃぐチャンミンに背を向け、受付の隣にある売店を見つめた。

「…」

目はいいほうなんだけど、さすがにこの位置からじゃ見えないな…。

「今回無理言っちゃいましたから、だから、受け取ってください」

「そう、ですか…?では、ありがたく」

申し訳なさそうにそう告げ、でもどこか嬉しそう。

いちご好きって言ってたもんな。

「もしよければ、そちらのいちごも先に持って帰っておきましょうか?それを持ってハウステンボスっていうのも大変かと思うので」

「あ、じゃあ…お願いします」

確かに持って歩くのは面倒だ。

それならいっそ先に食べてしまおうかと思ったことだろう。

「では、ハウステンボスに向かいましょう。ご友人の方もきっと待っておられると思いますよ?」

「オレたちのことなんか忘れてはしゃいでそうだけどな」

ぽつりと呟けば、ふたりして笑う。

その通りだと。

農園からハウステンボスまでは車で1時間ほど。

来た道を戻るような道程だ。

「お迎えが必要になりましたらご連絡くださいね?」

「うん」

となると、迎えは来る時に乗ったワゴン車か?

さすがにこの自家用車では人数的に厳しい気がする。

無事にハウステンボスへと到着し、降り立ったとたんにチャンミンがぎゅっと手を握る。

あぁ、そうか。

人ごみは苦手だもんな。

心配はいらないとその手を握り返し、半分くらい背中に隠れてしまったチャンミンに微笑んだ。

「行こう?」

「うん」

見送ってくれるキムさんに頭を下げ、入場ゲートを潜り抜けた。

そこには、日本であることを忘れそうな風景が広がっていた。

「うわ…」

まるでヨーロッパだ。

チャンミンも驚いている。

「すげぇな…」

「うん」

色とりどりの花が咲き乱れ、風車が回り、ヨーロッパの一部を切り取ったような街並み。

日本へ旅行しに来たのにと思いながらも、ついテンションが上がる。

「あ…」

何かを思い出したように呟き、チャンミンがぱっとオレの手を離す。

どうするのかと思っていると、おもむろにカバンの中へ手を突っ込んでがさごそ。

取り出されたのは、デジカメだった。

「いっぱい、ユノの写真撮るですっ」

「オレ?」

「うん」

普通、一緒に撮るんじゃないか…?

だって、デートだろ?

初めての旅行だろ?

早速写真を撮ろうとカメラを構えるチャンミンの手を引き、カメラを抜き取った。

「ユノ?」

「一緒に撮ってもらおう?」

ちょうどよく通りかかったスタッフ。

呼び止めたはいいが、どう伝えればいいのかわからない。

少しの英語と、身振り手振りでなんとか伝えればにっこりと応じてくれた。

きょとんとするチャンミンを抱き寄せて、花畑と風車を前にまずは記念撮影。

小さなディスプレイには幸せそうなオレたちが映し出されていた。

オレもついでにと、携帯電話を取り出して自撮り。

後で、チャンミン単品を激写しないとな。

きっと、研修中の励みになるだろう。

でも、見たらきっと逢いたくなる。

いや…見なくても間違いなく逢いたくなるな。

失敗した。

こんなことになるんなら、研修なんか最初から断っておけばよかった…。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

欲しいですよね~(´∀`*)ウフフ
でも、写真だけで我慢できるかと言ったら否!
どうするのかな?
どうなるのかな~??

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