雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 59

Love Again




Love Again 59



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



憤りしかなかった。

どうしてこの人はこんなにも自分勝手なんだろう。

いつもそうだ。

小さいころから、ずっと。

海外に行かされて、その間連絡ひとつ寄越さず、ようやく連絡があったのは結婚式の日取りが決まったというもの。

一度も逢ったことがない人と結婚…?

条件のひとつだったとはいえ、納得のいくものではない。

でも、飲まざるを得ない。

ユノを助けるために、僕が選んだんだから。

このまま逃げてしまおうかと考えた時もあった。

死んでしまおうかと思った時も。

けれど、そのたびにユノの姿が脳裏をよぎる。

もう一度逢いたい。

元気に過ごしている姿を一目でいいから見たい。

ただ、それだけ。

それだけを目的に生きてきた。

でも、逢いに行く資格がもう僕にはないような気がして…。

1歩が踏み出せずに、ただ時間が過ぎていって。

そして、突然の再会。

再会できただけでも嬉しいのに、ユノもまた変わらずに僕を想ってくれていた。

こんな奇跡が他にある?

あるわけがない。

やっぱり、僕が生きる場所はユノの隣なんだ。

そう実感した。

だから、もう二度と離れないと決意した。

この先何があったとしても。

「あなたは僕のためと言うけれど、何ひとつ僕のためじゃない。すべて、自分のためだ」

「何を言ってる!医者になり、不自由ない生活を送ることこそ幸せだ!まだお前は幼いからそんなことが言えるんだ。いつかお前も私に感謝する日が来る」

迷いも澱みもなかった。

おそらく、この人はホントにそう思っているんだろう。

でも、僕が望む幸せは違う。

「来ません」

それだけははっきりと言える。

このまま父に言われるがまま生きていったとしても、幸せと感じることはないし、感謝する日も来ない。

ただひたすらに恨むだろう。

「僕が欲しいのはお金でも、地位でも、名誉でもありません。愛のない家庭にどんな夢がありますか?僕がどんな思いで誰もいないあの家で過ごしていたと思いますか?お金があったって、ちっとも幸せなんかじゃなかった」

ひとりで過ごしていた日々を思い出し、あの時の寂しさがこみ上げてくる。

僕はなんのために生まれてきたのかと思い悩み、生きることが無意味に思えていたあの頃。

もう二度と、あの世界に戻りたくない。

「僕に幸せを教えてくれたのは、あなたじゃない。ユノだ。ユノが全部教えてくれたんだ。人のぬくもり、優しさ。人を愛すること、大切に思うこと。あなたに、わかりますか?誰も信用せず、人を駒のように扱い、愛することさえ知らないあなたに」

わかるわけがない。

絶対に。

これからどれだけの時間が経ったとしても。

自分以外の人間を道具としてしか見ていないのだから。

「僕は、ユノとともに生きていきます。あなたの元には戻らない」

「…」

「先ほども言いましたが、条件はすべて満たしたはずです。あなたの言う通り海外留学し、医師となり、そして決められた人と結婚もした。もう、あなたの命令を聞く必要はない。僕は、僕の意思でこれからを生きていきます」

後悔のないように。

いつでも笑っていられるように。

愛する人のそばで。

「親子の縁を切ると言ってもか?」

「親子?僕はあなたを一度も父と思ったことはありません」

そう。

たったの一度も。

父らしいことなんて何もしてくれなかった。

「授業参観にも来ない。入学式にも、卒業式にも。あなたが僕に何かを言うときは命令するだけ。学校はどうだったとか、仕事はどうだとか、一度も聞いてくれたことはないじゃないですか。そんな人を父と思えるとでも?」

思えるわけがない。

どういうアプローチをしても。

「もう、これ以上僕に干渉しないでください」

それは最後の言葉。

おそらくもう二度と言葉を交わすこともないだろう。

顔を合わすことも。

「ユノ、行こう?」

手を引いた。

もう、これ以上時間を無駄にしたくない。

「いいのか?」

「うん」

ちらっとあの人を振り返ったけど、気づかぬふりで手を引いた。

横を通り過ぎるときも、声がかけられることはない。

そのまま車へと乗り込もうとすると、逆に手を引かれた。

「チャンミナは助手席」

「え…?」

「仕事で疲れてるだろ?」

ついでにシートベルトも締められ、扉も閉められた。

すぐに運転席へと回り込んだユノが僕の手から鍵を奪い、エンジンをかける。

「とりあえず…スーパーでよかったか?それとも、このまま外食する?」

「ううん。今日は作るよ。だから、スーパー行こう?」

「ん、わかった」

走る車から外を見れば、いまだあの人は先ほどと変わらぬ位置に、変わらぬ格好で佇んでいた。

呆然とした青白い表情が一瞬、見えた。

「ホントによかったのか?」

「うん。あれくらい言わないと、きっと伝わらないから」

後悔はない。

でも、どうしてだろう…。

何かが心に重くのしかかっている。

僕が思い悩む必要なんてないはずなのに。

「チャンミナ、後悔してんだろ」

「…してない」

「じゃあ、なんでそんな落ち込んでんだ?」

「…」

落ち込んでる…。

そうか。

僕、落ち込んでるんだ。

あんな人、一度も父親だなんて思ったこともないのに、あんなに言葉を交わしたのも初めてなのに。

でも、僕にとってただひとりの父親。

どれだけ腹が立っても、むかついても、理解できなくても。

それは変わらない。

もう、母親はどこにいるのかもわからないし、別の家庭がある。

つまり、僕にとっての家族はあの人だけ。

あの人にとっても。

「やっぱ、チャンミナは優しいな」

「僕は…別に優しくない」

「優しいよ」

前を見据えたまま、手を伸ばして僕の頭を撫でまわす。

朝、そうしたように。

「今日の夕飯は?」

「何が食べたい?ユノの食べたいもの作りたい」

「オレの食べたいもの?そうだなぁ…」

微笑みを宿したまま悩むその横顔を、じっと見つめる。

オレンジ色の光に映し出された綺麗な横顔。

ちょっと、言いすぎたかもしれない。

でも、あれが僕の本心。

どんな地位も、どんな名誉もいらない。

ただ、ユノと一緒にいたい。

ユノと一緒にいられないのなら、生きている意味も見いだせないから。

だから、いいんだ。

これでいい。

「鍋」

なんか、デジャヴ。

思わず笑ってしまった。

「カキはやめようね?」

「オレ、あれ以来カキ食えなくなった」

過去のことだから笑えるけど、あの時はホント辛かった。

おなかはいたいし、吐き気は止まらないし。

「何鍋にする?」

「チゲと、モツなんてどう?」

「いいかも」

しばらく時間を置いて、もう一度あの人と話してみよう。

理解し合うことはできなくても、歩み寄ることはできるかもしれない。

それに、ちゃんと離婚もしないとだし。

このままずっと宙ぶらりんなままにはしておけない問題だから…。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

お父様なりにチャンミン君を想ってのことだったんです♡
不器用な人だ…(;^ω^)
いったいどうなるのかな~?
お父様、理解してくれるかな~??

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