雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 67

Love Again




Love Again 67



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



その日、ユノとともに病院へ泊まり込むこととなった。

食事も喉を通らなくて、でも心は穏やかだった。

こんな状況で不謹慎だけど。

でも、少しずつ片付いていっている。

ユノと過ごす未来のために。

「ほら、チャンミナ。少しくらい食え」

近くのコンビニエンスストアで買って来てくれたサンドウィッチ。

差し出されたそれを受け取り、そっと息をついた。

「ユノ、仕事は?」

「ついでにエリックひょんに連絡して、休みにしてもらった」

「え…?」

「チャンミナひとりになんかできるワケないだろ?」

過保護。

もちろん、嬉しいけど。

ユノ以外の誰かだったらウザイって思っただろうに。

「それより、食えよ。昨日から何も食ってないだろ?人一倍食欲旺盛なチャンミナが」

確かにその通りだ。

食欲はないけど、口へ運べばすんなりと喉を通っていく。

どうやらおなかは空いているらしい。

あんまり感じてなかったけど。

「いっぱい買ってきたから」

確かにビニール袋の中にはたくさんの食料。

サンドウィッチに菓子パンにおにぎり。

片手間で食べられるものばかり。

「ほら、水」

「うん」

ゴクゴクと冷たい水を飲みほし、小さく息をつく。

「コーヒーも買ってきたからな?」

「ありがと」

食後のコーヒーは欠かせない。

さすがユノだ。

僕の嗜好を理解している。

「それ食ったら少し寝とけ。眠れてないだろ?」

「うん」

眠れるかどうかはわからない。

でも、少しでも寝ておいたほうがいい気がする。

そんな折だった。

一定に刻まれていた呼吸がかすかに乱れた。

持っていたサンドウィッチを置き、無意識にベットへと駆け寄った。

「チャン、ミン…?」

安堵した。

父と思いたくはないけど、やっぱり父なんだ。

どうしたってその事実は変わらない。

ナースコールを押し、もう一度父へと視線を戻した。

「狭心症だそうです。しばらく、休んでください」

「…」

なんか、別人だ。

瞳に力はなく、顔色も悪い。

もちろん病のせいもあるんだろうけど、それだけではないように思える。

それはやっぱり、負い目だろう。

本当のこととはいえ、酷いことを言ってしまったから。

「チャンミン…私は…間違えていたんだな…」

「…」

何も言えなかった…。

ウソでも、そうじゃないとは。

「好きにしなさい…。でも、これだけは…この病院だけは…」

「…」

こんな状況でも、まだ仕事か…。

父の人生をすべてかけて築いたと言っても過言ではないこの病院。

僕は、ここが嫌いだ。

「お前の、ために守ってきた…。それも、間違えだったかもしれないが…お前のためなんだ」

「…」

「お前に、苦労はさせたくない。この病院があれば、生活に困ることはないはずだ」

「僕は…」

お金なんて、必要ない。

必要なのはユノだけ。

それはおそらく、この先も変わることはないだろう。

同時に、父と交わることがないことも理解した。

「いらない、なら…売り渡せばいい」

父が必死になって守ってきたこの病院。

それを、売り渡せばいい…?

まさかそんな言葉が父の口から出てくるとは思わなかった。

「一生、遊んで暮らせるくらいの金にはなるはずだ…」

「…」

「それくらいしか、私にはできない…。すまなかったな…。寂しい思いばかりさせてしまって…」

「父、さん…」

僕が記憶する限り、初めてだ。

この人を父と呼ぶのは。

しかも、意識的にではなく、無意識にそう呼んでいた。

「チョン・ユンホ君…だったかな…?」

「…はい」

斜め後ろにいたユノが隣へと並んだ。

自然と手が触れあい、重なる。

「すまなかったな…。経過は、どうだ?」

「おかげさまで、問題なく生活できています」

「なら、よかった…。これからも、息子のことを頼む」

「え…?」

力なくではあったけど、父が微笑んだような気がした。

これも初めてだ。

微笑む父を見たのは。

いつでも、どこでも難しい顔をしていたから。

「幸せにしてやってくれ…」

思わず、ユノと顔を見合わせていた。

いまのが現実かどうかを確かめるように。

「君のそばにいるときが、一番楽しそうだ…」

恥ずかしい…。

ホントのことではあるけれど。

だって、ユノがそばにいないと何も感じられない。

楽しいも、幸せも。

「私にはできそうにもない…。どうにも独りよがりになってしまって…。別れた妻にも言われた。あなたはいつでも自己中心的で、一方的だと」

初めてのこと尽くし。

父から母のことを聞くのは。

「自分の考える理想や幸せを押し付けないで、と」

同感。

母も同じことを感じていたんだな…。

「いまになって、身に染みてわかったよ」

こんな人だっただろうか…。

僕に知っている父は、こんなことを言う人じゃない。

たった数日で、変わってしまった。

「父さん…」

「もう少し休むよ。復帰したら、食事でもどうかな…?3人で。よければ、だが」

「…はい。喜んで」

応じたのは僕ではなく、ユノだった。

驚いて振り返れば、真摯な眼差し。

話が終わったのを見計らったかのように看護師や医師たちが駆け込んでくる。

しかも、何人も。

「院長!大丈夫ですか!?」

「大声を出すな。お加減が悪いんだぞ?」

慕われてるんだ…。

なんか、意外。

僕にとって、いい父ではなかった。

母にとって、いい夫ではなかった。

でも、医師としてはスゴイ人なんだろう。

こんなにもたくさんの医師が駆けつけてくれるんだから。

もしかしたら、何も知らないのは僕のほうなのかもしれない。

ずっと目をそらし続けてきたから。

「人気者だな?親父さん」

「…そうみたい」

「もう1回、元気になったらゆっくり話してみないか?」

「…うん」

話してみたい、と思った。

いまさらかもしれないけど、ちゃんと…向き合いたい。

それと、もう1回考えてみよう。

これからのこと。

この父が築いた病院のこと。

もちろん、ユノと一緒にいる未来は変わらないけど。

父を振り返った。

たくさんの医師たちに囲まれて、親しげに会話している父を。

僕は、どうしたらいいんだろう…。

心が揺れている。

「チャンミナ」

「…?」

「いまさら焦ったって仕方ないだろ?ゆっくり考えろよ」

「…うん」

そうだ。

いまさら焦ったって仕方がない。

感情に左右されるじゃなく、ちゃんと考えよう。

そして僕は駆け付けた父の病院に勤める医師に父を託し、病院を後にした。

帰りに市役所へ行って離婚届を出し、ユノとともに家へと戻って。

手を引かれるままベットへ潜り込んで、目を閉じた。

すーっと意識が沈んでいく。

広く、深い夢の中へ…。



to be continued.








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Re: 一位おめでとうございます‼

yun◇bu0208 様

ありがとうございます(≧▽≦)
思わず目を疑ってしまいました(笑)
まさに奇跡!
ふたりが帰ってくるまで頑張りますよ~( *´艸`)
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

改心したというか、ようやく気づいたというか(笑)
3人でお食事できたら、わだかまりも溶けるというもの!
これからはちゃんと”家族”として過ごしてもらいたいですね~(´∀`*)ウフフ

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