雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Love Again 68

Love Again




Love Again 68



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



それから幾ばくかの時間が過ぎた。

オレたちは、かつてのアパートがあったその場所に来ていた。

重機によって壊されていく木造にアパート。

10年ちょっとという長い時間を過ごした場所。

「なんか…寂しいね」

「…まぁな。でも、いずれここはオレたちのものになるし」

あれから大家さんの元へ行き、話をした。

とても親切でおおらかなその人は、それならその時が来るまで管理してくれると快く申し受けてくれた。

不動産屋を通さず、直接やり取りすることで利子も発生しない。

個人でのやり取り。

毎月少しずつ、いまから支払って行って、十数年後にはホントにオレたちの元となる。

ちょっと、当初の目的とはズレてしまったけど。

土煙が舞う。

激しい物音ともに。

そして、アパートは跡形もなく消えた。

「よし…行くか」

「うん」

「何時だっけ?待ち合わせ」

「17時」

時計を見ればもうすでに16時半。

どうやら2時間もここで解体作業を見ていたらしい。

まさかそんな時間が経っているとは思いもしなかった。

「やべぇ…行くぞっ」

「うん」

車に乗り込み、待ち合わせの場所へ。

わかってはいたけど、高そうなレストランだ。

慣れないジャケットを着てみたが、どうにも堅苦しい。

チャンミンはいつも通りだけど。

オレなんか、スーツを着るのはいつ振りだ?

成人式?

たぶん、それが最後だ。

まさかドレスコードのある店が指定されるとは思わず、慌ててジャケットを新調した。

チャンミンのを借りようかと思ったけど、肩幅が違いすぎてやむを得ず。

「なんか、緊張するな」

「ユノでも緊張することなんかあるんだ…」

「お前…オレをなんだと思ってんだよ」

責めるように睨めば、楽しそうに声を立てて笑う。

まったく…酷い話だ。

チャンミンの左手の薬指にはリングがひとつ。

やっぱりすぐにでも欲しくて買ってしまい、渡したら怒られた。

無駄遣いするな、と。

でも、ありがとうと言ってくれた時の幸せな笑顔はオレの宝物。

写真には納められなかったけど、脳裏に焼き付いてる。

「そういや、引継ぎは?大丈夫そうなのか?」

「うん、ある程度は。でも、ひとりだけどうしても僕じゃなきゃ嫌だっていう女の子がいて…」

「女の子?」

「うん。入院が長くてね、トモダチがいないから寂しいみたい。よく話し相手になってたから」

女の子と聞いて心がざわついてしまった。

「可愛いよ?まだ6歳になったばっかりでね、お絵かきがとても上手なんだ」

「へぇ…」

6歳か。

なら、大丈夫か?

さすがに6歳児相手に嫉妬丸出しってのもな…。

「いま、転院しようかって相談してるみたい。でも、生憎空き室がなくて」

どんだけその女の子はチャンミンのことが好きなんだ?

ちょっと穏やかじゃいられないな…。

「浮気すんなよ?」

「は?」

「だから、その女の子と」

思わず言ってしまったけど、情けなくないか…?

チャンミンはぽかんとした顔を浮かべ、続いて大爆笑。

この野郎…。

オレにしてみたら笑い事じゃない。

確かにいまは6歳だけど、数年後にはいっぱしの女だ。

20歳差で結婚してるヤツだっている。

だからこそくぎを刺したのに…。

「笑うなっ」

「だ、だって…っ」

腹を抑え、苦しそうにヒーヒー言いながら笑ってる。

ムカツクな…。

「ユノが心配してるようなことはないから大丈夫だよ」

浮かんだ涙を指先で拭い、無邪気な笑顔はそのままにそう告げる。

まだ声に笑いを含ませながら。

「ほら、ついたぞ!そのニヤけた顔をどうにかしろっ」

「ユノが笑かすからでしょ?」

オレのせいかよ。

こっちは至って真剣。

「拗ねちゃった?」

「拗ねてねぇし」

ぷいっとそっぽを向けばまた笑い声が聞こえてくる。

クソ…っ。

こんなはずじゃなかったのに…。

最近、チャンミンといるといつもこんな調子だ。

完全に手の中で弄ばれてる。

腹は立つけど、チャンミンの笑顔を見るとしょうがないと思ってしまう。

チャンミンの笑った顔、好きなんだよな…。

昔から。

こんなに綺麗になったのに、笑顔だけは変わらないんだ。

いまも、あの頃も。

とりあえず…このままじゃ埒が明かない。

おもむろに頬をつねってやれば、痛みに顔が歪む。

「痛いっ」

「これで笑いも収まったろ?ほら、行くぞ」

「もう…ちょっとは手加減してよっ」

「手加減したら意味ねぇじゃん」

痛みで笑いを収めようという目的なのだから。

頬をさすり、今度は仏頂面。

仕方のないヤツだ。

手を引いて抱きしめ、その頬へと唇を寄せる。

啄むように何度も。

「くすぐったい」

「ワガママだなぁ…」

ふふふっとまた笑い声が聞こえてくる。

さっきとは違い、かすかな笑い声だ。

「ほら、親父さん待たせたらマズイだろ?」

「うん」

今日は、あの日の約束を果たすための会食。

あれ以来、逢うのは初めてだ。

チャンミンは病院を継ぐ意思を固め、直接会いに行ってるけど。

もう、大丈夫かな…と思って、ひとりで行かせた。

心配がないわけじゃなかったけど、あんまり首を突っ込むのもよくない気がして。

でも、予想通りだった。

たぶん、チャンミンはあの病院を継ぐんだろうと思っていたから。

あんな言葉を聞いて、あんな光景を見せられて、心動かないわけがない。

来月からは父親が経営する病院へ異動し、父親について経営を中心に学ぶんだとか。

もちろん、医師として所属だから通常業務もするけど。

なんか、聞くだけで大変そうだ。

「ねぇ、ユノ」

「ん?」

「ホントに看護師の免許取るの?」

「それなぁ…」

小さな診療所だったらやろうかと思ったけど、あんな大病院には必要ない気がする。

それならば、自分に向いた仕事をしていたほうがいいんじゃないかと。

「チャンミナはどう思う?」

「看護師、大変だよ?それにあの病院で看護師になったら勤務が昼も夜もあって忙しくて、一緒にいる時間が減っちゃう気がする」

それは困る。

元々の理由はチャンミンと一緒にいる時間を増やすためだし。

「じゃあ、やめとく。いまのままでいいや」

チャンミンより給料が少ないのは難点だが、かといってチャンミンより稼げるようになるとも思えない。

何しろ中卒だし。

だから、このままを許容するしかない。

診療所兼自宅と考えていたあの土地には、オレたちの新居がいつか建築される予定だ。

それも時間はかからない。

おそらく。

なんでも元々の家を売却するらしく、それをチャンミンに生前相続するそうだ。

必死に断ったらしいけど、これしかできないからと押し切られてしまったらしい。

チャンミンに似て、頑固者だ。

いや、逆か。

チャンミンが似たんだよな?

たぶん。

そんなことを話しているうちに目的地であるレストランに到着。

店員に案内されると既にチャンミンの父親がいた。

そして、母親も。

この日のためにわざわざ連絡を取ってくれたらしい。

すれ違ってばっかりだったけど、やっぱり親子なんだよな。

ちゃんと、チャンミンを息子だと思い、大切にしている。

ようやく両親の想いがチャンミンの心に届き、家族になろうとしている。

かなり遠回りをしてしまったけど。

でも…この場所にオレはいていいのだろうか…。

それだけが謎だ。



過ぎていく時間、すべてが特別なもの。

ひとつとして無駄なものはない。

だから、いまという儚い一瞬を大切に過ごしていく。

これからも、あなたと、ずっと…。



The End...








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Re: タイトルなし

tak◇taku 様

終わっちゃいました。
最初は大体原作に沿って、後半はオリジナル♡
なんとか家族として再出発できそうなカンジ(´∀`*)ウフフ
何より、ふたりとも幸せそうでしょう?
またあとがきを挟んで違う種類のお話をアップする予定です。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

終わりです♡
続編の予定はいまのところございませんのであしからずm(__)m
初めての家族そろっての会食。
どんなカンジなのかな~?
想像してみてください(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

みや◇じょう 様

ありがとうございますm(__)m
そして、最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
大好きなセリフ入ってました?
どれかな??
気になります♡
前半は大体原作に沿って書き進めて参りました。
後半はほとんどオリジナルですね(笑)
最後まで同じでは楽しみがないかな~…と( *´艸`)
気に入っていただけたようで何よりです!
また新しいお話をお届け予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします(≧▽≦)

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

終わっちゃいました♡
ひとつ終わったということは、また新しいお話が始まりますよ~(´∀`*)ウフフ
家族としての再出発を迎えたシムファミリー。
いったい、どうなるのかな?
とはいえお母様には別の家庭がありますが(;^ω^)

そしてユノ様、まさかの嫉妬!
しかも相手は6歳児!!
チャンミン君が関わると可愛くなっちゃうみたいです(笑)

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