雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 3

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 3



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



小さい頃から、おかしいと言われ続けたこどもがいた。

普通なら言葉を覚え始める年頃なのに、声を発しない。

そもそも、泣くこともほとんどない。

最初の頃は手のかからない子どもだと喜んでいた両親だが、だんだんと気味悪く思うようになる。

何を話しかけても、何をしていても、ただ真っ黒な瞳で見つめている。

反応は皆無。

もしかして、耳が聞こえないのでは?

目が見えないのでは?

疑問に思い、様々な検査を行ったが身体的異常はない。

必然的に、距離を置くようになった。

ともだちと呼べる人はおらず、学校へ行くことさえほとんどない。

ただ、部屋にこもり、机に向かっている。

生物には興味があるようで、絵本などには一切興味を示さなかったその子どもは昆虫図鑑を好んで見ていた。

しかし、それもまた次第に変わっていく。

本来なら小学生と呼べる年ごろには人体図を飽きることなく見つめていた。

このままではいけないと、両親は気味悪く思いながらも少年を外へと連れだした。

手を繋ぎ、ゆっくりと。

「ここならきっとお友達ができるはずよ」

そう告げられたのは、近所の公園。

けれど、母の願い虚しく、少年は緑生い茂るほうへと進んでいく。

そして何かを見つけたように足を止め、屈んだ。

視線の先には、猫の死骸があった。

見開かれた瞳はまだこの世に未練があるようで、虚空を見つめている。

浅く開いた口からは舌がこぼれ、動かなくなった手足は枯葉の上に投げ出されて。

そして、身体は、ところどころ無くなっていた。

おそらく野犬か何かの仕業だろう。

血に染まり、毛の色すらもうわからない。

「…」

しばらく観察するように見つめていた少年がおもむろに猫へと手を伸ばす。

触れる寸前、ぴたりと止まった。

「触っちゃいけませんっ」

「…」

それは、母親だった。

我が子の腕を掴み、繁みの中から引っ張り出す。

いましがた公園に来たばかりだというのに、少年を引きずるように家へと連れ帰った。

「もう、ムリ…っ。あの子、何を考えてるのかわかんないっ」

母親の精神はすでに限界だった。

少年がこの世に生を受けて、まだ10年も経っていない頃だった。

「落ち着け」

「あなたはわからないのよ!仕事、仕事って、家のこと何もしてくれないじゃないっ」

「仕方がないだろう?仕事をしなければ生活できないんだから」

もちろん、それは正論だ。

しかし、いまの母親にとってその言葉は無責任に感じてならない。

つまりは言い訳。

誰も頼る人がおらず、相談できる人もいない。

10年という月日をほぼ毎日のように過ごしてきた母親は、少年の異常さを一番理解している。

いまだ、何も話さないのだから。

間もなく、少年の両親は離婚することとなった。

父親も限界だったのだろう。

仕事から疲れて帰ってきているのに、毎日のように母親に責め立てられて。

別れ行くふたりを前にしても少年は一言も発することはなかった。

ただ、ガラスのような瞳で眺めている。

その後、少年は父に引き取られた。

とはいえ、仕事人間である父親に子育てなどできるはずもなく、専ら父の母…少年の祖母が面倒を見ることになる。

祖母もすでに65歳。

子どもの面倒が見れるほどの体力があるわけではない。

元々、身体が弱いことも相まって。

だから、1日中床についていることも度々ある。

そんなある日だった。

少年が珍しく、自らの足で祖母の元を訪れた。

今日も朝から具合が悪く、寝たきり状態。

特に何かをするわけでもなく、何かしゃべるわけでもなく。

ただ、確認をするように。

いったい、少年の瞳には何が見えているのだろうか…。

わからないまま時は過ぎる。

そして、少年が祖母の部屋を訪れるようになって1週間が経った頃だった。

様子を見に来ても決して部屋には入らなかった少年が1歩、部屋へと足を踏み入れる。

ゆっくり、ゆっくり。

「…」

小さな手を伸ばし、祖母へと触れる。

しかし、なんら反応はない。

深い眠りの淵にいるのだろうか…。

「死んじゃった…」

それが、少年が初めて口にした言葉だった。

いつでもどんな時も、無表情だった少年がかすかに笑う。

とても無邪気な表情だった。

まるでおもちゃを買ってもらった子どものような笑顔。

父に買い与えられたお絵かき帳を持ってきて、祖母の側で鉛筆を走らせる。

無心に、ひたすらに。

できあがったのは、子どもが描いたとは思えないような絵だった。

ゆえに、恐ろしい。

果たして祖母は本当に死んでいるのか?

それとも少年の勘違いで、ただ眠っているだけなのか?

答えは、1か月ぶりに帰ってきた父がもたらすこととなった。

「母さん?」

もう夜も遅いというのに真っ暗な家。

外灯もついていない。

不審に思いながらも足を踏み入れた瞬間、漂ってきた匂いに鼻を覆った。

「なんの匂いだ…?」

吐き気すら伴うような強烈なにおい。

まるで、何かが腐っているかのようだ。

手探りでスイッチを探して、電気をともす。

しんと静まり返った室内。

廊下を進み、祖母が寝ているその部屋へと真っ直ぐに向かった。

同じように手探りでスイッチを探し、明かりをつけた。

まぶしさに目が眩む。

光に慣れてきた父親の目に飛び込んできた光景は、まるで地獄絵図のようだった。

「…」

ふとんに横たわったままの祖母は腐敗が進んでおり、周囲にはたくさんの絵。

どれも、息絶えた祖母を描いているものだった。

こみあげてくる嘔吐感を堪えきれず、吐き出した。

ビチャビチャと足元に零れ落ちていく。

無心に絵を描き続けていた少年は、そんな父を見つめ、かすかに笑った。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

はい、全員違う子です♡
いったい誰なんでしょうね~(´∀`*)ウフフ

ちなみに…コナンはミステリーとはちょっと違うかと(笑)
誰なのか想像しながら読んでくださいね~www

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