雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 15

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 15



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



容疑者というには証拠は乏しい。

疑われた理由は盗難車であったことと、かすかに後部座席に見える白い物体だけ。

これだけで容疑者というには、あまりにも非現実的だ。

でも、探さないわけにはいかない。

もしかしたら、もしかするかもしれないからだ。

証拠が乏しいこの事件。

わずかな手がかりもしらみつぶしに当たり、可能性を潰していくしかない。

車を運転していた人物はすぐに鮮明化されて、作業員全員に写真が配られた。

顔認証システムを使用し、前歴者のあるものと照合されたが一致するものは残念ながらなかった。

あとは、ひたすらに足を使って探すしかない。

何しろ物証は何ひとつないから、マスコミなどを使って情報を集めることもできないから。

どこに住んでいるかも、名前も、何もかもわからない状態での捜査。

また、一部の捜査員は盗難車両の操作に勤しむ。

車のナンバーから元の持ち主を洗うところから始め、所有者からもう一度詳細を聞く。

どこで盗まれたとか、いつだったかとか、状況とか。

捜査報告会議でその情報が知らされた。

「元所有者に確認をしたところ、ナンバーは盗難車と同じものでしたが、車種や色は違うものであることが発覚しました。おそらく、ナンバープレートを付け替えたと思われます。車体についてはまた、盗難届が出されている車両から当たってみます。塗装しなおしたことも踏まえ、同車種すべてを当たるつもりです」

「数はどれくらいだ?」

「国内だけで19台です。19件当たって有力情報が得られない場合は、近隣諸国での同車種盗難車を含め捜査を拡大する予定です」

国を超えての捜査はかなり困難を極める。

何しろ、輸出量が半端ない。

安価ゆえに東南諸国へ多く輸出されている。

かなり大がかりな、時間のかかる捜査になるだろう。

「次、被害者について各班報告を」

当然のことながら、1日で目ぼしい情報など集まるはずもない。

大多数の捜査員を投入したが、どの班も進展はない状態。

苦虫をかみつぶしたような表情と、落胆の溜息。

わかっていたこととはいえ、苛立ちが募る。

何しろ、被害者は子どもばかり。

未来を担うはずの少年たちを駆逐する犯人を許せるはずもない。

みな、同じ気持ちだった。

「本日、犯罪研究所から報告書が届いた。詳細については各自目を通しておいてほしい」

いち早く、チュンジェは資料に目を通していた。

報告を聞き入っていたチャンミンもまた慌てて資料を広げる。

「以上、解散」

会議は必要だったのだろうか…。

わからない、という結果をするためだけに捜査の手を止めて集まる理由が。

もちろん、情報共有は必要だと思う。

これだけの捜査員が捜査に当たっているのだから。

でも、やはり腑に落ちない。

この組織に入り、唯一理解できない部分でもあった。

「チュンジェさん…」

「よし。今度こそ犯罪研究所に行こうか?前回、行けずじまいだったからね」

「…はい」

犯罪研究所に行くことで、犯人が分かるのだろうか。

そんな時間があったら捜査にあったほうがいいのではないだろうか。

しかし、チャンミンはあくまでもチュンジェの部下である。

上司に口答えはできない。

この職場は、あくまでも縦社会。

上に刃向けば瞬間、未来の扉は閉ざされてしまう。

出世にさほど興味はないが、こんなことで未来を奪われるのは嫌だ。

一度部屋へと戻り、荷物を手に再び出る。

相変わらず、運転はチュンジェ。

その隣でチャンミンはじっと犯罪研究所からの報告書を見つめていた。

専門用語が連なる報告書。

法学部出身のチャンミンにはまるで暗号のようだ。

おそらく、心理学をわずかでも勉強しておけばもう少し理解できるんだろうけど。

「ネクロフィリア、ってなんですか?」

「死体愛好者。言葉通りの嗜好を持つ人だね。オレにはさっぱり理解できないけど」

ネクロフィリアである可能性は薄い、と報告書にはある。

しかし、犯人はエンバーミングを施してまで死体と過ごしている。

どれくらいの期間かは不明だが。

理由としては、10歳前後の男児に限られていることとあるが、どうしてそんな結論になるのか謎だ。

まだ情報が不足していることから、プロファイリングには至らないらしい。

でも、貯水池に遺体を沈めていることから、この貯水池に付近に土地勘があることは間違いないだろうと。

あの貯水池はほとんど人の出入りがない。

ゆえに、発見があれほどまでに遅れてしまった。

あの最初に見つかった遺体が浮かんでいなければいまだ事件にも発展していない。

被害者たちはあの貯水池にいまだ沈められたままだったかもしれない。

想像するだけでおぞましい。

「到着」

報告書を読むのに没頭してしまっていたらしい。

チュンジェの声に我を取り戻し、報告書をカバンにしまいながら慌てて車から飛び降りた。

建物は、意外と普通。

学校や病院をほうふつとさせる佇まいだった。

「ヒチョル、いる?」

受付の女性にそう問いかければ、にこりと微笑む。

「少々お待ちくださいませ」

すぐさま電話を取って、二言三言。

「お待たせいたしました。第3研究室におります」

「ありがと」

場所を把握しているようで、迷うことなく標識のほぼない建物中をずんずんと進んでいく。

「ヒチョルは大概第3研究室にいるんだ。オレが知る限り、いなかったのはたった1回だけ。しかも、腹壊してトイレに閉じこもってたって」

思わず笑ってしまった。

失礼だとは思いながらも。

「しかもその理由が、電子レンジが壊れたから弁当をストーブであっためた結果っていう、超バカ」

確かに…。

さすがにそれは否定できない。

電子レンジのように短時間で温めることができないから、それこそ菌が増殖。

下手したら食中毒だ。

「はい、到着」

扉には確かに第3研究室と記されたプレートがかけられていた。

ノックもせずにいきなり扉を開き、我が物顔でズカズカと室内へ。

「ヒチョル、どこ埋もれてる?」

室内は、紙で埋もれていた。

調査資料はもちろん、何かの研究論文と思われるもの、そして専門書。

「こっち」

紙の山の中からかすかに声がする。

チュンジェは当然のように落ちている本たちを踏みしめて奥へ。

チャンミンはと言えば、落ちている本を棚へと戻し、道を作りながら奥へと進んだ。

「誰?」

「シム・チャンミン。オレのチームに配属された超エリート」

「出身、どこ?T大とか?」

「当たり」

「ふぅん…」

観察するようにチャンミンを見つめる青年。

さらっとした黒髪を耳にかけ、瞬きも忘れたように。

「こいつが異常犯罪チームの担当になったキム・ヒチョル。オレの飲み仲間」

「よろしくお願いします」

「オレが来れないときはチャンミンが来ることになるから、よろしくな?」

「ん、わかった」

チュンジェと言葉を交わしながらも視線はずっとチャンミンに注がれている。

妙に居心地が悪くて、チャンミンは視線を泳がせた。

「あの…何か…?」

「あぁ、ゴメン。クセなんだ。人を観察するの」

悪趣味と言ってしまえばそれまで。

ユノもまた似たようなことを言っていたけど、ここまで露骨ではなかった。

「で、今日の用件は?」

「報告書には載せられなかっただろう、お前の犯人像を聞きに」

「相変わらずだなぁ…。ホントに憶測だよ?」

「でも、それが外れたことはないだろ?」

「まぁね。オレ、天才だから」

当然のように言い放つその姿は自信に満ち溢れている。

「じゃあ…とりあえず、コーヒー入れようか?しゃべる前に喉を潤わさないと」

おもむろに立ち上がれば無造作に積み重ねられた書類が雪崩を起こす。

危うく飲み込まれかけ、間一髪免れた。

「チャンミン、行くよ?」

「え?あ、はい!」

いつの間にかふたりとも扉に向かって歩きはじめていた。

慌てて追いかけ、研究室を後にする。

そしてたどり着いたのは研究所内にあるレストランのような食堂だった。

もう21時になろうとしているのに、白衣をまとった人がまだいる。

いったい何時まで仕事をしているのだろう…。

不思議に思いながらも食堂の奥へと腰を据え、提言通りコーヒーを手に向かいあった。



to be continued.








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