雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 16

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 16



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



もったいつけているのか、それとも単にマイペースなのか。

コーヒーを口へと運び、のんびりまったり。

いつものことと、チュンジェもまた何も言わずにコーヒーを口へと運ぶ。

チャンミンだけが落ち着かない様子だった。

「じゃあ、喉も潤ったところで始めようか」

1杯、残らず飲み干し、ヒチョルはそう告げた。

やはりチュンジェも待っていたのだろう。

カップを下ろし、真っ直ぐにヒチョルを見つめる。

その表情も瞳も真剣そのもの。

ひとつも漏らすものかという意気込みさえ感じられる。

チャンミンもまた、同じだった。

コーヒーは手つかずのまま、じっとヒチョルを見つめている。

「言っとくけど、完全なる推測だからな?それを忘れるなよ?」

「前置きはいいからさっさと言って?」

「殺害時期はバラバラ。共通点は10歳前後の少年であることと、エンバーミングが施されていること。しかも、丁寧に。かなりの医療技術が必要だ。腕と、知識と、器具と。器具はおそらく輸入でもしない限り手に入れるのは難しい。けれど、すぐに足がつく。ま、あたってみる価値はあると思うけどね」

「エンバーミングの器具か…」

エンバーミングとは遺体を消毒、保存処理をして長期的に保存を可能にする作業。

工程は非常に手間がかかる。

静脈から血液を抜きながら動脈より防腐剤を投入。

その後、腹部に小さな穴をあけて管を通し、体液や腐敗しやすい残存物を吸引除去する。

その上でさらに防腐剤を注入し、切開した部分を補修。

また、全身、毛髪の洗浄も必要だ。

この処理を的確に行えば2週間程度は常温でも保存が可能となり、触れることもできる。

さらに、定期的の処置を行えばそれ以上の期間でも。

なぜ、わざわざそんな面倒なことをするのか。

それは捜査員全員が疑問に思っていることでもあった。

「でね、考えたんだ。なぜ、10歳前後の少年ばかりを狙い、そんな面倒なことをしてまで遺体を保存したのか。一番古い遺体でおよそ10年くらい。発見された遺体は全部で8体。これにも統一性はないね。たとえばこれが10体だったら年1回のイベントとかも考えられるけど」

「イベントって…」

あまりにも非常識的な言い方。

被害者にとっても、その家族にとっても。

「ヒチョルはちょっと変わってるんだ。悪気はないんだよ?これでも」

「…」

悪気はなくても言っていいことと、悪いことがある。

それは常識の範疇だ。

「で?」

「それで、考えたんだけど…」

「何を?」

「なんで同じ年頃の男の子を狙うのかって」

空になったカップを握りつぶし、宙へと放る。

それは綺麗な放物線を描き、ゴミ箱の中へと吸い込まれていった。

「そこが、犯人のこだわりなのかな…と」

独り言のように呟き、くるりと振り返る。

「それ、飲まないならもらっていい?話してると喉乾くんだよね」

チャンミンが頷くより先に延びた手がコーヒーの入ったカップを連れ去っていく。

止める暇もなかった。

なんていうか…自由だ。

しかも、非常識の部類に近い。

「たとえば…突然、子どもを失った人。突然愛する我が子が死んでしまった。その死を受け入れられなくなる。身代わりを求める」

子どもを失った人間の心理を端的に並べていく。

それがやけに怖く思えた。

声に起伏がないからだろう。

「とかね」

冷めてしまったコーヒーを1口飲み、小さく息をついた。

「でも、それじゃエンバーミングをしてまで保存していく意味がわからない。じゃあ、なぜエンバーミングをしてまで死体を保存する必要があるのか」

「…」

「ネクロフィリアであれば、年齢にかかわらず容姿だけを重視する。でも、この犯人は10歳前後の少年に絞っている」

話が振りだしに戻った。

いったい、ヒチョルは何が言いたいのだろうか…。

さっぱりわからない。

「こだわりの理由はわからないけど…犯人はたぶん、”10歳前後の少年の死体”にこだわってるんじゃないかな…」

取りとめもなく、思いつくまましゃべっているのかと思いきや、いきなり核心に触れた気がする。

思わず、チャンミンは姿勢を正していた。

チュンジェだけは変わらない。

これもまた、いつものことと言わんばかりに。

「じゃあ、なぜ10歳前後の少年の死体にこだわるのか。つまり、犯人はそれを目撃している。そして、その死体に魅入られてしまったんじゃないか…と、オレは考えてる」

死体に魅入られる。

普通に生活している人であれば、死体を見ることなどそうそうない。

あるとしても、数えるほど。

たとえば両親が亡くなったり、兄弟が亡くなったり。

けれど、警察官である彼らにとって、日常的。

ここ数日でたくさんの遺体を見た。

しかも、とても惨たらしいものばかり。

けど、踏みとどまっている。

超えてはならない一線を目の前にしながら。

飲み込まれてはいけない、これは許せないことだと言い聞かせながら。

「つまり、犯人は…10歳前後の少年を身近で亡くした人物?」

「その可能性が高いと思うよ」

しかし、10歳前後の少年を亡くした人間がどれほどいるのだろうか…。

ここ10年という期間を限定しても、かなりの数に上るだろう。

「いま言えるのはこれくらいかな?」

「そして、エンバーミングの知識や有している人物」

「知識は有しているけど、独学だと思うよ?」

また1口コーヒーを口へ含み、テーブルを挟んで座っているふたりを見つめた。

「その根拠は?」

「勘」

さすがにチュンジェもがくっと脱力したようにうなだれた。

ヒチョルの扱いに慣れてはいるが、予想外の言葉だったみたいだ。

「でも…まぁ、探すだけ探してみたら?エンバーミングの知識を独学じゃなく身につけるためには、間違いなく海外留学してる。この国じゃさほどエンバーミングは広まってないし」

確かにその通りだ。

おそらく、調べるにしてもそれほどいないはず。

そんなに骨は折れない。

それこそ、10歳前後の少年を身近で亡くした人物をすべて当たるよりは。

「チュンジェさん」

「なに?」

「犯人は、あの貯水池の付近に土地勘のある可能性が高いんですよね?」

「そう、か…」

複数の条件が存在すれば、多少は絞り込めるはずだ。

貯水池付近に土地勘があり、10歳前後の少年を身近で亡くした人。

しかも、亡くしたのはおそらく10年くらい前。

「戻るぞ」

「はい」

もう21時半。

明日のことも考えれば、帰って休むべきかもしれない。

しかし、1日でも早く犯人を捕まえたい。

その思いがふたりを突き動かした。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ただいま~(≧▽≦)
1年半ぶりの韓国、満喫してまいりました♡
早ければまた6月に行くかも!?

エンバーミング、ご存じなかったですか?
確かに、覚えてもなんの役にも立たないですよね~(;^ω^)
1話の少年はチャンミン君か犯人か…どっちかな?
ヒチョルさんは相変わらずなカンジでwww
ユノ様はホント妖しさ満載(´∀`*)ウフフ
いったいどうなるんでしょう??

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

1番目の子が犯人かな?
お兄ちゃんを目の前で亡くしてしまった幼い弟。
犯人たる要素はありますよね~(´∀`*)ウフフ

ユノ様が気になる?
いったいどうなっちゃうのかな~( *´艸`)

参戦、お疲れ様でしたm(__)m
帰るまでがイベントなので、お気を付けて~♪
明日も頑張ってね♡

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