雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 20

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 20



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



訪れたのは市街地から少し離れた農村だった。

どこかのんびりとしている。

目的地である家を探しながら畑に囲まれた道を車で進んでいく。

「このあたりのはずなんだけどな…」

市街で徐行運転などしようものならクラクションの嵐。

しかし、この道は行きかう車もない。

見事に畑だらけだ。

「あ…」

「ん?どうかした?」

「知り合いが…」

ハザードをたいて車がゆっくりと停車する。

助手席から滑り出たチャンミンは、足早にその人へと歩み寄った。

「ミノ」

呼びかければその人は振り返り、驚いたように目を丸くする。

「チャンミニひょん!どうしたの?こんなところで逢うなんてすごい偶然だね」

「うん、ちょっと仕事で来てて。それより、ミノは?」

「ここ、契約農家なんだ」

「え?そうだったの?」

「うん」

ミノは高校の時の後輩だ。

家庭の事情で高校卒業してすぐに飲食店へと就職した。

いまでは1店舗を任されるほど。

「肥料を届けに毎月来るんだよ」

「肥料?ミノが?」

「うん。結構、評判いいんだよ?」

まさかミノにそんな才能があるとは思わなかった。

いまのレストラン経営はそこまで関与しているのか?

いや、ミノの場合経営ではなく雇用者だけど。

「オレが独自に調合してるんだ」

「これがかなりいい肥料でね、なのにミノ君はその調合方法を教えてくれないんだ」

ミノの斜め後ろにいた農家の人と思われる人が拗ねたようにそう告げる。

「そ。秘密」

茶目っ気たっぷりににっこりと笑顔でそう告げる。

「チャンミニひょんもたまには食べに来てよ。ヌナと一緒に」

「そうだね。落ち着いたらお邪魔するよ」

「約束だよ?絶対だからね?」

「うん」

「それと、ちょっと聞いてもいい?」

ミノに聞いてもわからないだろうが、この畑を管理している人ならわかるかもしれない。

この辺りに住んでいるんだろうし。

「この御宅って、どこにありますか?」

「あぁ…イさんの家か。この道をまっすぐ行って、右に入る細い道があるんだ。その先がT字路になっているからそこをさらに右、行き止まりがイさんの家だよ」

「ありがとうございます」

「なんか、息子さん絡みかい?」

こののどかな農村。

未来の担い手である幼い子どもが行方不明になったことは、さぞかし大きな事件だったのだろう。

すぐに行方不明になっている息子の話が出てくるあたり、間違いない。

「えぇ、まぁ…」

「警察の方か?」

「はい」

「大変だろうが、なんとしても見つけてやってくれ。イさんの家は息子さんが行方不明になってから大変なんだ。奥さんは倒れてしまうし、旦那さんも仕事ができないほど落ち込んじまって…」

「はい。鋭意、努力いたします」

まさか殺されてしまっているかもとは口が裂けても言えない。

もしかしたら、この事件とはまた別の事件に巻き込まれたのかもしれないし。

「じゃあ、ミノ。またね?」

「うん」

道を教えてくれた地元の人にお礼を言い、ミノに手を振り、チュンジェの待つ車へと戻った。

「場所がわかりました」

おじさんから教えてもらった道を伝えれば、再びゆっくりと車が走り出す。

「若い男のほうが知り合い?」

「はい。高校の時の後輩です。いまはレストランの店長をしてます」

「そんな人がこんなところに何をしに?」

「契約農家に肥料を届けに来たそうです。いまの飲食業ってそこまでするんですか?」

「いや、初耳。でも…それだけ力を入れてるってことなんだろうね。今度、食べに行ってみようかな?さぞかしおいしい野菜が食べれそう」

そんな会話をしているうちに、目的地へと到着した。

確かに、わかりづらい。

教えてもらわなければ、同じところを行ったり来たりしていたことだろう。

そして、入って来たはいいが、どうやって出て行けばいいのか…。

方向転換をする場所はなく、道は車1台がやっと通れるくらいの幅しかない。

バックで出ていくしかないのか?

帰るのが大変そうだ。

「チャンミン」

「はい」

チュンジェとともに門扉をくぐり、敷地へと足を踏み入れる。

間口から小さな家を想像していたが、意外と広い。

昔ながらの農家、という印象。

インターホンを押し、しばし待つ。

けれど反応はなく、もう1回。

すると、かすかな物音が聞こえた。

続いてゆっくりと近づいてくる影が曇りガラスの向こうに浮かび上がった。

「はい」

「イ・チョルグさんの御宅でよろしかったですか?」

「そうですが…」

「突然の訪問、申し訳ありません。警察のものです」

警察手帳を見せればかっと目が見開かれた。

「息子は、ソギョンは見つかったんですか!?」

「いえ、残念ながらまだ…。力及ばず申し訳ありません」

「…そう、ですか…まだソギョンは…」

「事件のことで、もう一度詳しくお話をお伺いしたいのですが…よろしいですか?」

落胆を隠しきれず、うなだれている。

言葉はないものの、手で促してくれた。

居間へと通され、テーブルにはお茶がふたつ。

「どうぞ」

「ありがとうございます」

お茶を少しだけ口に含み、静かに下ろす。

「では早速。傷を蒸し返すようで申し訳ないのですが、最初から詳しくお願いいたします」

「…もう、何回も話したんだがね…」

「申し訳ありません。話していくうちに、薄れていた記憶が鮮明になる場合もあります。なので、お手数とは思いますが、最初からお聞かせいただけますか?」

確かに薄れていた記憶が鮮明になる場合もある。

しかし、ほとんどの場合、脚色されてしまう。

記憶が思い込みによって上書きされ、あたかも事実のように。

「息子がいなくなったのは2年前の9月14日だった。家族で、動物園に行ったんだ」

チョルグはぽつり、ぽつりと語り出す。

2年も前のことなのに、言葉に詰まることなく。

おそらく、この家族にとって2年前で時が止まってしまっているのだろう。

思い出すというよりは、辿る行為。

心の傷を無理矢理にこじ開けるようなもの。

その痛みを、歪んだ表情が物語っている。

息子を奪われた父親のその悲しみを前に、胸が締め付けられるように苦しくなった。



to be continued.








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コメント

'よろしかった'という表現が気になります。
先日も同じ表記がありましたが、'よろしいですか'と書くべきでは?

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コメント

Re: タイトルなし

正しい日本語 様

故意に使用しておりますので、お気になさらぬようお願いいたしますm(__)m

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ようやくミノ君登場ですね~(´∀`*)ウフフ
なんかありそう?
どうかな~??

子どもがいなくなるのは、親にとってつらいことですよね…(T_T)
お母さんならではの視点(笑)
どうなるかな??

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