雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 22

metropolise 22

~ Season 2 start ~

アンドロイドの眠りを妨げないで。
夢を、夢見たくて…。

「…っ」

身体は異様に重たく、意識は朦朧。
耳元で銅鑼が鳴っているかのように頭がガンガンと痛む。

しかも、やたらと寒い…。

「お目覚めですか?ユンホ様」

「…?」

声を出すのも億劫だし、身体を起こすこともできない。
ぼんやりとした視界の中、声の持ち主を探すと、そこには見覚えのない人物がいた。

「体温34度、血液酸素濃度86%、脈拍50。あと30分もすれば動けるようになると思いますのでもうしばらくお休みください」

「…」

何があったんだっけ…。

頭が痛むせいで、思考がまったくまとまらない。
目を閉じ、ぼうっとする頭で記憶の糸を手繰り寄せる。

少しずつ、少しずつ。

「…っ」

唐突に、猛烈な光がすべてを白く染めた。

「チャンミナ…」

目が眩むほどの光の中、浮かんだ姿。
その人の名を呼ぶ。

「チャンミナはっ!?」

心のままに叫び、勢いのまま身体を起こせば、強烈な眩暈が身体を襲う。

「急に起きられてはいけません」

「そんなことより、チャンミナは…っ」

気は急くのに、身体は思うように動いてくれない。
頭痛がますます酷くなった。

「まだ30分ほどは安静に願います。身体機能が正常値に戻り次第、ご説明差し上げます」

抑揚のない、機械的な声。
早く、すぐにでもチャンミンの安否を確かめたいのに…。

「チャンミナ…っ」

思い出したのは、目の前で事故に巻き込まれたチャンミンの姿。
血を流し、オレを見つめ、オレの名を呼んでいた。

どうか無事でいてくれ。

「身体機能が正常値に戻りました」

祈り続けて、どれだけの時間が過ぎたのか、そんな声が聞こえてきた。

正常値に戻ったと言うが、頭痛はちっとも収まっていない。
吐き気さえする。

「ユンホ様の仰る”チャンミナ”とは、シム・チャンミン様の事でしょうか?」

「そうだ…っ」

しゃべるだけで、すっぱいものがこみ上げてくる。
それをかろうじて飲み込み、眉ひとつ動くことのないその人を半ば睨むように見つめた。

「シム・チャンミン様は”ゼンノウの神”となられました。母体はなく、死ぬこともなく、この世界のために中枢部に安置されております」

「な、に…?」

さっぱり意味が分からない。

こいつは、いったい何を言っているんだ?

同じ世界に、同じ国に生きている人間とは思えない。
まるで暗号のようだ。

「ご接見なさいますか?」

「…」

「ユンホ様ならば接見は可能です。かつて、シム・チャンミン様の旧知の方であり、この時代に残された数少ない人間のひとりですから」

「は…?なに言ってんだ…?さっぱり、わかんねぇ…」

頭痛のせいなんかじゃない。
この目の前にいる人が語る言葉のひとつひとつの意味が全く分からない。

どこからどう紐解けばいいのか…。
全く分からなかった。

「現在、この世界は31世紀。元々ユンホ様が住まわれていた世界のおおよそ1000年後の世界となります。生命体のほとんどが絶滅し、現在生存している人間は212人。全員が政府に保護されています」

「1000年後…?保護…?」

「不運にも事故に遭われたユンホ様はシム・チャンミン様の親友であるキム・ヒチョル様の手によって冷凍保存されました。脳を激しく損傷されており、再構築技術が確立されたのが200年ほど前。臨床実験を重ね、現在となりようやく認可されました。そしてシム・チャンミン様の意向により治療が施され、先ほど目覚められた次第です」

「…」

言葉が、出てこなかった。
にわかには信じられないし、夢なら覚めてほしいと思う。

そう無意識に思い至り、何かが心の隅に引っかかる。
でも、それがなんなのかはわからない。

歯がゆさを感じながらも、すでに頭はパンク寸前。
なにひとつ、まともに考えることもできない。

混乱していいるうちに、また無機質な声が降ってきた。

「接見許可が出ましたがいかがいたしますか?」

「…行く」

とりあえず、それしか選択肢がないように思えた。
まだ少しふらつくが、歩けないこともない。

この人の言う”シム・チャンミン”が本当にオレの知る、オレの愛する人なのか。
それを確認しなければならない、そう思った。

「こちらです」

部屋を出ると、そこはガラスに覆われた廊下があった。
ガラスの向こうには光の柱がいくつも降り、高層ビルが立ち並んでいた。

あきらかに、オレの記憶の中の世界とは違う。
それこそ映画の世界のようだった。

「低気圧が異常発達し、常に積乱雲が空を覆っております。そのため常に稲妻が発生するようになりました。我々はこれを利用し、発電を行っています。そのため、稲妻は定位置に向かって走っています」

確かに、言われた通り空で発生した光は決まった場所へ導かれるように走っていた。

「オゾン層はすでになくなり、外界で人間が活動することはできません。紫外線を直に受け、やけどを負い、最悪の場合死に至ります。すべての建物は特殊ガラスで覆われた通路で繋がっておりますので、そちらをご利用ください」

「…」

まるで説明書を読むように、淡々とその人は告げる。
そして、ひとつの疑問が浮かび上がった。

「あんたは、何者なんだ…?」

「いえ。私はユンホ様のお世話をするよう遣わされたアンドロイドです」

「アンド、ロイド…?」

その言葉がまた、やけに心に引っかかった。
何か、忘れてはいけないものを忘れてしまっているような、そんな感覚に囚われる。

「はい。シム・チャンミン様とキム・ヒチョル様が構築されたシステムを元に作り出された存在です。故に、おふたりは神と崇められています」

「…」

話が、大きすぎてさっぱりわからない。

なんだ?アンドロイドって…。

チャンミンが神?いや、チャンミンはチャンミンだ。
人間であって、神ではない。

「この先にシム・チャンミン様が安置されております。私はここでお待ちしておりますので、ごゆっくりご歓談ください」

深々と、恭しく頭を垂れる。
そう、躾けられているように。

目をやれば、深い闇の中に青い光が淡く浮かんでいた。

知らず、息を飲む。
まるで地獄が口を開けて待っているようだ。

「…」

でも、進まないことには何もわからない。
自分の今の状況を理解するためにも、そしてこの世界を理解するためにも。

そしてオレはゆっくりと1歩を踏み出した。

23へ続く。



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コメント

ユノはどうなるの、チャンミナは?
この先が予想できません。眼が離せないです。

コメント

Re: タイトルなし

yumi 様

どうなるんでしょう…?
書いていて葉月自身、何を書きたかったのかわからなくなってきました~(笑)
元はフィリップ・K・ディックという方の『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』という作品に触発されて書きはじめ、そこに昔好きだったL'Arc~en~Cielさんの楽曲である『metropolis』をイメージしながら書いています。
どちらも抽象的な作品なので、なかなかに難しい(◎_◎;)
とにもかくにも、頑張ります~っ!
最後までどうぞお付き合いくださいませ('◇')ゞ

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