雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 29

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 29



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



想像を絶するような内容だった。

生きたまま、人が焼き殺されていく。

こんなの人間がすることじゃない。

悪魔だ。

「チャンミン」

「…」

ひとつめの動画が終了した。

そして、ふたつめ。

ふたつめの動画もまた薄暗い場所だった。

カメラは固定式のようで、ひとつめの動画とアングルは同じ。

人影が見え、扉が開かれた。

同時に、黒い塊が落ちてくる。

地面に触れた瞬間、黒く細かいものへと変わっていった。

もう、跡形もない。

前の動画を見ていなければ、想像もできないだろう。

それがなんであるのか、なんて。

こみあげてくる吐き気を無理矢理に抑え込む。

けれど、感情をすべて抑えることはできなかった。

「チャンミン。とりあえず、しばらく休もう?いまの状態で捜査はムリだから」

「…」

涙が勝手に流れていく。

彼女との思い出が頭の中を駆け巡る。

どうして?

なんで?

こうなってしまったのは、自分のせいなのでは?

自責の念が津波のように押し寄せてきて、力の加減もできず、爪はいつのまにか皮膚を突き破っていた。

「チャンミン、家族は?いまはひとりでいないほうがいい。誰か迎えに来れる人はいない?」

「…」

「チャンミン」

声が、遠く離れた場所から聞こえているみたいだ。

視界も滲み、何も感じられない。

まるで、現実が現実ではなくなってしまったかのように。

感情が飽和してしまったかのように。

それから、どうやって家に帰ったのかは覚えていない。

気づくとベットに横たわっていた。

じわり、涙が浮かぶ。

「…っ」

夢であってほしい。

でも、これは紛れもなく現実。

逃げてしまいたい。

このまま、どこか遠くへ。

「チャンミン?」

ひとりだと思った部屋の中、急にそんな声が聞こえてきた。

「大丈夫?」

優しい声と穏やかな微笑み。

それを見た瞬間、何かがはじけた。

「…っく」

堪えていたものが溢れ出していく。

嗚咽をこぼし、子どもみたいに泣いて。

そんなチャンミンをしばし見つめ、その人はただ優しく抱きしめた。

「よく頑張ったね」

「ゆ、ゆのひょん…っ」

「何も言わなくていいから」

それは、偶然だった。

いや、もしかしたら必然だったのかもしれない。

チャンミンと別れ、家路をたどる途中で思いついた。

何か差し入れを持って行こうと。

次の休みがいつになるかわからないのなら、せめて栄養ドリンクとか、片手間に取れる食べ物とか。

この間立ち寄ったコンビニエンスストアは通り過ぎてしまっており、次にあったのが小さな個人経営と思われるスーパーだった。

車を止めて、カゴに必要そうなものを詰め込んでいく。

それを持ってチャンミンの職場へと戻って連絡をしてみれば、違う声が聞こえてきた。

聞けば、いま電話に出られる状態ではないと。

声に聴き覚えはあった。

確か、チャンミンと初めて出逢った時に一緒にいた人だ。

名乗り、状況を聞いてみたがなかなか教えてもらえず、このままではらちが明かないとチャンミンの所属する部署へと向かった。

受付で聞いた場所を頼りに進んで、ようやく見つけたが、その青ざめた表情にただならぬ事態を悟る。

茫然自失状態。

ひとりで立ち上がることもできず、虚ろな瞳を虚空へ向けたまま、声もなく涙を流している。

「あなたは…」

どうやらユノのことを覚えていたらしい。

けれど、その言葉に足を止めることなく素通り。

そしてチャンミンの傍らへと進み、震える手を握った。

「チャンミン」

「…」

声が届いていないみたいだ。

「連れて帰っていいですか?」

「え…?」

このままここへ置いておくつもりはない。

答えを待たずしてチャンミンを抱き上げ、何も言わず背を向けた。

誰も、呼び止めるものはいなかった。

男が男を抱えている状況に行き過ぎる人々が振り返る。

けれど、そんなことは関係ない。

誰に何を言われようと、どう見られようと。

横付けしたままの車にチャンミンを寝かせて、そして動き出す。

どちらがいいんだろう…。

ユノの家と、そしてチャンミンの家。

やはり、落ち着くなら自宅のほうがいいと思った。

まずはそれが先決だから。

それから移動しても遅くはない。

チャンミンさえいてくれればそれでいいから。

いつの間にか意識を失ってしまったチャンミンをベットへ横たえた。

涙の痕が残るその頬を撫で、閉ざされたまぶたへ口づけて。

できる限り寄り添った。

しかし、ほんのわずか目を離したすきにチャンミンは目を覚ました。

また、声もなく泣いている。

抱きしめれば、かすかに嗚咽がこぼれた。

ぎゅっと縋りつくようにして、感情をあらわに。

その間、ただずっと頭を撫で続けた。

ここにいると伝えるように。

ようやく落ち着いたのは1時間ほど経った頃だった。

落ち着いたというよりは、泣き疲れたと言った感じだが。

「チャンミン?」

濡れて光る、宝石のような大きな瞳。

目の淵はピンク色に染まり、悲しみに打ちひしがれている。

「何があった?」

「…」

問いかければ、激しくかぶりをふるう。

まるで拒絶だ。

「わかったよ。じゃあ、聞かない。ただ…そばにいていい?」

こんな状態のチャンミンを、ひとりにしておくことなどできるはずがない。

少し離れた距離を引き寄せ、もう一度抱きしめる。

頷いたのを確認し、そっと髪へ口づけた。

いつものチャンミンならきっと、くすぐったいと、可愛らしい笑顔を見せてくれるのにいまはそれもない。

いまだ青ざめた表情のまま、苦痛を堪えるようにぎゅっと目を閉ざしている。

しかし、ユノの背中へと回した手はきつく服を掴んでいた。

どこにもいかないで、と求めるように。

縋るように。

「大丈夫。そばにいるよ。ここにいるから」

呪文のように耳元で何度も優しく囁く。

時折口づけし、背中を撫でたり、頭を撫でたり。

すると、またチャンミンは意識を手離してしまった。

今度こそ起きるまでそばにいよう。

ぐったりとするその身体を包み込み、ベットへと身体を横たえた。

次、目覚める時は、笑顔が戻っているように。

そう願いながら。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、辛そうですねぇ…(;^ω^)
まぁ、当然ですが。
ユノ様がいてよかったけど、怪しすぎるユノ様(笑)
いったいどうなっちゃってるんでしょう?
まだまだ謎だらけwww

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント、むごすぎ…(+_+)
悪魔よりもひどすぎる気が…。
いったいどうなっちゃうんでしょう?
そして、まだ何ひとつ解決していないこのお話(笑)
とりあえず…ユノ様にはチャンミン君を癒してもらいましょう(´∀`*)ウフフ

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