雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 48

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 48



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



身体がものすごく重たかった。

まるで、プールから上がった後みたいに。

何をするのも辛い。

立ち上がることはもちろん、ただ座っているだけでも。

ソファに横たわり、ユノの膝の上へ頭を載せて、ただ呼吸だけを繰り返す。

「少し熱があるね」

額に宛がわれたユノの手が、ひんやりとして気持ちいい。

「休むって連絡しておくから、今日は1日ゆっくりしよう」

ぼんやりとする頭に響く優しい声。

返事すらままならない。

今日に伸ばしてしまった仕事があるのに、休むなんて…。

だって、事件を解決する糸口になるかもしれないのに。

早く解決したい。

1日でも早く犯人を捕まえたい。

スジョンを弔うためにも。

「…っ」

力を振り絞るようにして身体を起こせば、あっさりと引き戻される。

「ダメだよ。ちゃんと横になってて」

「ダ、ダメ…っ」

休むわけにはいかない。

ただでさえ2週間も休んでしまったんだ。

これ以上仕事を放棄するなんて、社会人としてあるまじきことだ。

ましてや、こんな重大な事件が未解決のままなのに。

「行かないと…」

「…」

もう一度力を振り絞って、身体を起こした。

腰のあたりにある鈍い痛みに顔をしかめながら、必死に。

そんなチャンミンを見つめる1対の瞳。

手を貸すでもなく、ただじっと見つめていた。

まるでガラス玉のようなその瞳。

いつもの優しい微笑みはなく、見つめているというよりは観察しているという感じがする。

「どうしても行くの?」

「行かなくちゃ、いけないんです」

「なんで?」

声音はいつもと変わらないのに、なぜか冷たく感じられた。

理由?

仕事へ行くのに理由が必要なのか?

「チャンミナにとって仕事は大事?他の何よりも?」

「仕事は、仕事だよ。大事とか、そういう話じゃなくて。それに…」

「それに?」

これは個人的な理由だ。

きっと、刑事としては言ってはならない理由。

でも、きっと言わなければ伝わらない。

「犯人を、僕の手で捕まえたい。スジョンのためにも」

「…そう」

チャンミンの言葉に応じたときのその声、その眼差しは凍てつくように冷たかった。

けれど、自分のことで必死なチャンミンは気づかない。

ただ立ち上がるといった当たり前の行為なのに、それだけで額に汗を浮かべている。

なんとか自力で立ち上がり、歩こうと試みるが足が震えて支えている手を離せない状態。

こんな状態ではもちろん仕事などできるはずもない。

冷静に考えればわかること。

でも、チャンミンはそれを許容することができない。

なぜなら、立ち上がるきっかけとなったのは、犯人をこの手で逮捕したいというもの。

必死に歩こうとするチャンミンを見つめていたユノは小さく息をつき、おもむろに手を引いた。

当然のことながらソファへ逆戻りする羽目となったチャンミンは憤りを胸に真上に来たユノの顔を睨みつけた。

しかし、その奥深い瞳に言葉を失う。

「ゆ、ゆのひょ…」

底が見えない。

その瞳の奥にある闇に、ユノが綴る物語の主人公に見出した闇と同じものを感じた。

「どうしたらオレのことだけ見てくれるの?」

「…」

「教えて?」

つーっと輪郭を辿るように頬を撫でられ、反射的に身体が震えた。

顔を背けたくとも、視線が絡み付いて離れない。

まるで、固く結ばれているみたいに。

その状態のまま、頬を撫でていた手が下り、チャンミンの手を取った。

おもむろにその手を胸へと押し付ければ、ドクンドクンという鼓動が伝わってくる。

「見せてあげようか?オレの中が、どれだけチャンミンで埋め尽くされているか」

そんなこと、できるわけがない。

感情なんて形のないあやふやなもの。

もしも目に見えるなら、この世に裏切りなどないはずだ。

「ここ、切り裂いて」

強いまなざし、曇りのない瞳。

囁かれたその言葉にざわっと鳥肌が立つ。

冗談とは思えなくて。

シャツが、はだけていく。

チャンミンの手を持ったまま、器用に指先で弾くようにボタンを外していく。

現れたのは逞しい身体。

じかに触れれば一層、鼓動が強く伝わってくる。

「ゆのひょん…」

「ひょんって呼んだらお仕置きだって言ったよね?」

微笑っているのに、瞳が微笑っていない。

慌てて口を塞いでみたものの、意味がないのはわかりきっている。

「何回呼んだ?オレのこと”ひょん”って」

覚えていないとかぶりを振ってみたけれど、にっこりと笑顔を浮かべる。

誰から見ても作り笑顔。

顔が整っているから余計に、感情の伴わない笑顔が恐ろしく感じられた。

「2回だよ」

優しいのに、怖い。

無意識に、身体が小刻みに震えていた。

「ペナルティは後回しにしてあげるから、オレの質問に答えて?どうしたらオレのことだけ見てくれるの?オレのことだけ考えてくれるの?」

「ゆ、ゆの…」

「閉じ込めればいい?そうしたら、心もオレのものになってくれる?」

言葉が出てこない。

封じられてしまったみたいに。

手のひらから伝わってくる鼓動と、自分の中で鳴り響く鼓動が不協和音を奏でる。

「ねぇ、チャンミナ。黙ってないで教えて?」

その間もユノの強いまなざしはチャンミンを縛り付けるように注がれ続けていた。

元々不自由なうえに、まったく身動きが取れない。

それこそ、まばたきさえも。

「もっと身体に教え込めばいい?片時も離れてられないくらい」

「…っ」

瞳からも表情からも何も読み取れない。

感情の失せた人形のようだ。

いつも見せてくれていた優しい微笑みはどこにいった?

穏やかな瞳は?

「なんで何も言ってくれないの?」

言いたいことがまとめられるほど脳は動いておらず、声を発せるほど余裕もない。

まるで蛇に睨まれた蛙のように。

「震えてるね…。寒いの?それとも…オレが怖い?」

声は出なかったけれど、かすかに頷いた。

「怖がらなくても大丈夫だよ。チャンミナがオレのそばにいてくれれば、何もしないから」

それは、どういう意味…?

傍にいてくれれば、って、じゃあいなくなったら…?

「もしもオレから逃げたり、避けるようなそぶりを見せたら…オレ、何をするかわからないよ?」

ゆっくりと口角が上がっていく。

一見、いつもの優しい微笑みなのに、何かが違う。

それこそ、寒気を覚えるような。

「愛してるよ、チャンミナ」

優しく抱きしめられただけなのに、身体が震える。

でも、どうしてだろう…。

そのぬくもりにだんだんと心が落ち着いてきた。

「早くオレだけのものになって?」

「…」

知らず、頷いている自分がいる。

ユノのことが好きなのか?

スジョンを失ったばかりなのに?

自分の気持ちがわからない。

でも、とにかく事件を、スジョンを奪った人物を捕まえたい。

それができたなら、何かが変わる気がする…。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ユノ様、怖い?
デモカッコイイでしょう~??

チャンミン君の心が不安定ですね~…(>_<)
いったい、どうなっちゃうんでしょう?
朝と夜の温度差が、ユノ様のキャラが、半端なく違いすぎてついていけないのでは??
でも、ユノ様ならどんな役もぴったり♡

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

いつになく怖いですね~( *´艸`)
でも、ユノ様の心の叫びなんです!
チャンミン君の心にその声が届くのか…。
まだ心の安定が取れていないチャンミン君には…(´Д⊂ヽ
少なからずチャンミン君はユノ様に傾いているんですけどね…。
これ以上、誤った方向にいかないといいのですが…"(-""-)"

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