雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 59

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 59



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



事件は、繋がった。

別々の事件だと思っていた3つの事件が、すべて。

けれど、まだそれらの事件を繋ぐ糸は見えてこない。

今回、被害者となったイ・テミンが貯水池に沈められていた遺体の加害者であることはほぼ間違いない。

いま現在身柄を拘束されているキム・ジョンインが口を割ればわかる。

おそらく黙秘を続けているのはイ・テミンのため。

ならば、イ・テミンが死んだ事実を告げればおのずと話しだすだろう。

自らが拘束されても、黙秘を続けるのは間違いなく何かを守るため。

そして、その何かとはおそらくイ・テミンだろう。

どうしてそこまで頑なに守ろうとするのかはわからないが。

単なる、不慮の事故で亡くなった友人の弟を。

「これから、1課がキム・ジョンインに言うって」

何を、なんて聞くまでもない。

「オレは行くけど、チャンミンはどうする?」

「…一緒に行きます」

帰るわけにはいかない。

この目で見て、この耳で聞きたい。

「時間、大丈夫?」

「はい」

時間なんて関係ない。

一刻も早く、事件を解決したい。

「行こう」

「はい」

取調室の脇に設置された小部屋。

そこにはたくさんの人が詰めかけていた。

当然だ。

これで捜査の局面が変わるのかもしれないのだから。

誰もが口を閉ざしたまま、窓の向こうを見つめている。

そこには、キム・ジョンインが無表情で腰を下ろしていた。

しばらく待っていると、捜査員がふたり入室してきた。

「キム・ジョンイン」

「…」

「お前が守りたかったのは、イ・テミンか?」

なんの前置きもなく、捜査員はその名前を口にした。

しかし、なんの反応もない。

まるで聞こえていないみたいに。

「だったら、残念だったな」

「…」

「今日、遺体で発見された」

俯いていた顔が、弾かれたように持ち上がった。

驚きに見開かれた瞳。

「どういう、ことですか…?」

この取調室でようやく発した言葉が、それだった。

その反応でわかる。

やはり、キム・ジョンインはイ・テミンを守るために黙秘していたのだと。

深い関係なのだと。

「殺されたよ」

あまりにも冷たい言葉。

もう少し言い方があるだろうに、捜査員はそう告げた。

ガタンという激しい音がして、キム・ジョンインが立ち上がる。

いまにも捜査員につかみかかりそうな勢いで。

「誰に!?」

「…」

「殺してやる…。ソイツをここに連れて来い!オレが、殺してやるっ」

感情を露わに、叫ぶその姿。

大切な人を殺された悲しみと怒りに混乱しているのが見て取れる。

容疑者とはいえ、同情してしまうほどに。

「まだ捜査中だ。だから…その犯人を捕まえるためにも、知っていることを全部話してくれないか?」

落ち着かせるように肩へと手を置き、もうひとりが直したイスへとキム・ジョンインを座らせた。

崩れるように座り込み、両手で顔を覆ったキム・ジョンインは嗚咽を漏らす。

人目もはばからず、慟哭する。

しばらくはまともに話せる状態ではない。

落ち着くのを待つほかなかった。

いつになるかはわからない。

でも、待つしかない。

事件の真相へ近づくためにも、キム・ジョンインが話してくれるのを待つしかないのだから。

誰ひとり去ることなく、ただひたすらに。

それから1時間が経過し、キム・ジョンインは口を開いた。

「テミンは…テソンを…兄を失ってから、壊れてしまったんです」

発端は、目の前で兄を失ったこと。

最初は身近な動物が標的となっていた。

ぽつり、ぽつりとキム・ジョンインが語っていく言葉すべて、ひとつ残らず傍聴している全員の脳に刻まれていく。

同時に、調書にも一字一句。

「テソンの遺体に、魅せられて…同じ形を求めるようになっていった」

「同じ形?」

「テソンは、失血死…でした。首に刺さった破片を抜きとったことによって」

イ・テソンの事故は、調書で読んだ記憶がある。

確か、強風によって飛ばされた看板が地面に落下。

その破片が運悪く、少年の首筋に刺さってしまった。

破片をそのままに病院へ行ったなら、もしかしたら助かったかもしれない。

けれど、その破片は取れてしまった。

取れてしまったことで血が吹き出し、失血死となったと。

「破片を取ったのは、テミンなんです」

その証言に、全員が目を見開いた。

調書にはない事実。

「最初は、単なるトラウマだろうって…。しばらくすれば落ち着くだろう、って。でも…」

テミンの心の歪はどんどん酷くなっていった。

「ダメだった。そのうち、ネットで知り合ったっていう人からあんな変な機械を買って…」

「どうして止めなかったんだ?」

その問いかけに、キム・ジョンインは小さく笑った。

自重するように。

「好き、だったから…」

「…」

「好きな人の頼み、断れないよ…」

悲しい微笑みを浮かべたまま、静かに涙が伝い落ちていく。

それだけで、想いの深さを知った。

でも、間違いは間違い。

「ホントに好きなら、止めてやるべきだったんじゃないのか?」

「…」

そう。

本当にその人のことを思うなら、止めてあげるべきだと思う。

心の傷が原因なら、それを癒す術を一緒に探しながら。

「管理官」

扉が開き、現れたのは鑑識の班長だった。

「どうした?」

「押収したパソコンの件ですが…」

「すべて初期化されていたというパソコンか?」

「はい。ハードディスクは生きていたので、復元をしてみたところ気になるサイトが」

その言葉が、先ほどのキム・ジョンインの言葉を呼び起こす。

ネットで知り合った人から機械を買ったというその言葉を。

「これなんですけど…」

真っ黒な背景に、血を彷彿とさせる赤い文字。

DARKNESS EYESと記されたそのサイトはパスワード入力するよう求めている。

「これは?」

「生まれてきた意味を入力せよ、と」

「生まれてきた意味?」

まるでなぞかけだ。

でも、これが事件を解く扉になっている気がする。

「割りだせたのか?」

「いえ、まだ…」

「サイトの運営者は?」

「それが…海外のサーバーをいくつも経由していて、特定できません」

怪しいことこの上ない。

このサイトへ入れれば犯人へとたどり着ける。

そんな思いが一層強くなる。

「急いで調べろ」

「はい」

犯人を捕まえたい。

その気持ちは変わらないのに、恐怖がこみ上げてくる。

知ってしまったら、戻れなくなるような気がして。

「チャンミン。今日はもう帰ろう」

「…はい」

いろいろなことが起こりすぎた。

どっと疲れが押し寄せてきて、足取りが重くなる。

部屋へと戻り、携帯電話を取りだした。

既に午後19時。

約束通りユノへと連絡した。

『もしもし?終わった?』

「うん。いま、終わったとこ」

『じゃあ、降りておいで?下にいるから」

「え…?」

慌てて窓の外を見下ろせば、見慣れた車が1台。

家で待ってって言ったのに…。

でも、気づくと走り出していた。

無性に人のぬくもりが恋しくて、ユノに抱きしめてほしくて…。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

大丈夫じゃないでしょうねぇ…(;^ω^)
普通に考えて(笑)

カイはテミン君を好きだったんです♡
ずいぶん偏った愛ですが。
偏に愛と言いますが、人それぞれ、十人十色。
難しいですねぇ…(´Д⊂ヽ

タイトルがわからないと聞きようが…( ;∀;)

コメント

葉月さんて、何者なんですか?素人とは思えないような色々な知識をお持ちの方ですね。だからお話が凄く面白い。推理小説が大好きな私ですが、読み応えがあります。おまけに登場人物が大好きな二人ときてる。たまりません!本当に楽しくて!毎日、お邪魔出来ない時はまとめて読ませていただきますが、お話に引き込まれちゃって時間を忘れます。いつも本当にありがとうございます。

コメント

Re: タイトルなし

ま◇ 様

ありがとうございますm(__)m
単なる妄想が暴走しているおバカさんです(笑)
葉月もミステリーが大好きなんです♡
特にお気に入りなのは西尾維新さんの戯言シリーズ(≧▽≦)
何度読み返したことか…。
あれを読むと、スランプの時でも言葉が出てきてくれるんで葉月の救世主ですwww
いまはちょっと忙しくて本を読む時間がなくて…( ;∀;)
これからも葉月の妄想をお届けしていきますので、よろしくお願いいたします(*'ω'*)

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