雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 62

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 62



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



昨日と同じ取調室。

隣の小部屋には昨日と同じ顔が揃っていた。

昨日よりは幾分落ち着いたようだが、顔色は悪い。

焦燥感が見て取れる。

それはそうだ。

犯罪に手を出してもなお、守りたいと思うほどに大切な人を失ってしまったのだから。

「昨日は眠れたか?」

「…いえ」

当然の答えだ。

彼の立場ならきっと、百人いたら百人がそう答えるだろう。

「ショックを受けているのはわかるが、協力してくれ。犯人を1日も早く捕まえるために」

「…」

俯いていた顔が、ゆっくりと上がった。

静かな眼差しが目の前に座った刑事をじっと見つめている。

値踏みでもするように。

「僕が知っていることは、ほとんどありません。昨日、話したことくらいです」

本当にそうなのだろう。

ウソをついているようには見えなかった。

「イ・テミンは、生まれてきた理由について何か言ってなかったか?」

驚くほどに直球な質問だ。

確かに、遠回しに聞いても仕方がない。

ついこの間まで黙秘を貫き通していたのに、イ・テミンが殺されたことにより態度は一変した。

誰から見ても、協力的だ。

おそらく隠すことはしないだろうという認識からだというのがわかる。

普段ならこんな風に直球で聞いたりはしない。

「生まれてきた、理由…?」

「隠しても仕方ないから言うが、イ・テミンの家から押収したパソコンの履歴を復元したところあるサイトへ頻繁にアクセスしていることがわかった。そのアクセスにログインするためのパスワードが”生まれてきた理由”となってる」

「…」

「なんでもいい。思い当たることはないか?」

刑事の言葉に耳を傾けるジョンインの表情は真剣そのもの。

必死に思いだそうとしているみたいだ。

「おそらく、このサイトの関係者だと我々は睨んでいる。君が教えてくれた、”黒蝉”や”鴉”という個人を示すだろう名称はおそらくこのサイトの中で使用していたハンドルネームだと思っている」

しばし逡巡したのち、ジョンインはため息をこぼしながら小さくかぶりを振った。

思い出せないということなのか、それとも知らないという意味なのか。

「わかりません。黒蝉や鴉というのも偶然聞いただけで、詳しく聞いたことはないんです。聞いても、答えてくれなかったし」

信頼を置いているだろうに、話さないというのは相当だ。

それほどに結束が固いということか?

それとも緘口令が敷かれているのか…。

どちらにせよ、やはりあのサイトが気になる。

あそこにすべての答えがあるような気がしてならないから。

「チュンジェさん」

「うん?」

「パスワードって、何回間違えても大丈夫なんですか?」

「どうかな…。聞きに行ってみる?」

ここで話を聞いていても埒が明かないような気がした。

イ・テミンを手伝ってはいたが、キム・ジョンインは何も知らない。

知っていることは、豪雨になるとイ・テミンが殺人衝動に駆られるということだけ。

そして、殺害方法は被害者を眠らせて血を抜き、代わりに防腐剤を注入する。

きっと苦痛は少なかっただろう。

でも、望んで死んだわけではない。

わけもわからないままに命を奪われた被害者たち。

キム・ジョンインがイ・テミンを大切にしていたように、命を奪われた被害者たちにも大切な人がいる。

その人たちのためにも、早く…。

「行こう」

「はい」

マジックミラーの向こうを注視する人々の間をすり抜け、小部屋を後にする。

そして、鑑識半の待機している部屋へと向かった。

「どうした?いま、取り調べ中だろ?」

「たぶん、彼は何も知らないよ。それなら、パスワードの解明に時間を費やしたほうがいいかなって」

「なるほどな」

「で、どう?」

班長が開いているパソコンには昨日初めて見たサイトが映し出されていた。

黒い背景に、血を彷彿とさせる赤い文字。

相変わらずパスワードの入力が求められている。

「さっぱりだ」

「これ、何回か入力間違いするとロックがかかるとかそういうのはない?」

「あぁ」

「URL、教えてもらえる?オレたちのほうでも思いつく限り入れてみるから」

班長からURLをもらい、早速部屋へと戻ったふたりはそれぞれにパソコンへと向かった。

インターネットに接続し、URLを直接打ち込む。

当然のことながら、黒い背景に赤い文字。

何度見ても気持ち悪い。

「生まれてきた意味か…」

考えたこともない。

生まれてきたからには人のためになることをしたいとこの職業を選んだけれど、結果、大切な人を失ってしまった。

それも、おそらく自分のせいで。

なんのためにこの職業を選んだのかわからなくなるほどに。

悔やむほどに。

悩んでいても仕方がない。

思いつく限りの言葉を入力してみた。

けれど、どれも一致しない。

何度も何度も。

チュンジェも同じように入れているみたいだが、弾かれているようだ。

だんだんと眉間のしわが深くなり、時折苛立ちを露わに頭をかきむしる。

パスワードを入力し始めて、4時間ほどが経った時だった。

不意に、エラー画面が出た。

サイトが見つかりませんという、よくあるエラー。

一瞬、なんのことか理解できなかった。

「消えた…」

ぽつりとチュンジェが呟く。

その言葉で、チュンジェもまた同じ状況に陥ったことを察する。

呆然としているところに、電話が鳴り響いた。

「はい」

今だ呆然としているチュンジェの代わりに応答すれば、それは鑑識の班長からだった。

『サイトが消された』

「え…?」

『抹消されたんだ』

絶望がのしかかってくるようだった。

明らかに、人為的に削除されたことは明らかだ。

つまり、このサイトの運営者が削除したことに他ならない。

なぜ…?

イ・テミンの死亡は、既に報道されている。

だからか?

発覚するのを恐れて、削除した?

捜査を免れるために?

「チュンジェさん…」

「やられたね」

その言葉がすべてだった。

サイトが削除されてしまった以上、どうすることもできない。

思わず、デスクを殴りつけていた。

こみ上げてくる感情を、どうにも処理しきれなくて。

「落ち着いて」

「でもっ」

唯一の手掛かりだったんだ。

なのに、みすみす見逃してしまった。

まんまと逃げられてしまった。

手を伸ばせば届くところまで来ていたのに…。

「もう一度、イ・テミンの家に行ってみよう。何か、他に見つかるかもしれない」

「…」

その可能性は、限りなく低い。

インターネットの閲覧履歴を削除し、なおかつパソコンの初期化まで行うほど用意周到な犯人。

足がつくようなものを残しているとは思えない。

おそらく、チュンジェもそれに気づいている。

でも、ここにいるよりかはまし。

そういう意味なんだろう。

「それより、ヒチョルさんのところへ行ってみませんか?」

わかったこともいくつかある。

イ・テミンの家に行くよりもそちらのほうが進展が見込めるような気がした。

コートを手にしたチュンジェが、小さく頷いた。

同意するように。

そして、ふたりは車へと乗り込んでヒチョルのいる犯罪研究所へと向かった。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

生まれてきた意味はなんでしょうね~?
ひ◇み様の生まれてきた意味は??
なかなかに難しい問題です。
いつかこの問いかけに対する答えは見つかるのでしょうか…(;^ω^)
謎ですね~(´∀`*)ウフフ

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