雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 63

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 63



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



久しぶりに訪れた研究所。

ヒチョルのためといっても過言ではない部屋は相変わらず事件の資料が山積していた。

いまにも崩れそうに。

いや、もうすでに崩れているところもある。

道なき道を進むチュンジェ。

チャンミンはまたもや落ちている資料を片付けながら、進んでいく。

「ヒチョル、どこ?」

「ん~…?その声は、チュンジェか?」

寝起きみたいな間延びした声。

同時に、がさっと何かが動いた。

その拍子にまた資料が雪崩を起こす。

この人は、いつか資料に押しつぶされて死んでしまうんじゃないだろうか…。

そんな気がしてならない。

「あれ?チャンミンだ。無事復活?」

「はい。ご心配おかけしました」

「心配してたのはオレじゃなくてチュンジェだけどね」

「…」

どう返せばいいのだろう…。

つまり、ヒチョルは別に心配していなかったということなのか。

それとも、単に誤魔化しているだけなのか。

判断に苦しむところだ。

「ヒチョルは素直じゃないなぁ…。心配してたクセに」

「うるさい」

ジロリと睨み付ける姿は、チュンジェの言葉が正しいと言っているみたいだ。

どうやら、心配してくれていたみたい。

「で、今日の用件は?」

「わかってるクセにわざとらしく聞くな」

ふふっと妖艶に微笑み、長くさらりと垂れた髪をかき上げる。

「イ・テミンね。なかなか面白い人物だね」

雪崩た紙の山の中から1冊の調査書を取りだす。

どうやって見分けたんだろう…。

どれも同じ表紙。

さっぱり区別がつかない。

「見事にシリアルキラーのたどる道を辿ってる」

「最初は小さい動物からだんだんと獲物が大きくなるって、あれ?」

「それ」

「このキム・ジョンインの話が正しければ、そうだろ?最初はカエルやネズミ。そして犬や猫、そして最終的に人間。きっかけは実兄の死だっけ?なかなか面白いね」

殺人を犯した人間の経歴を面白いと言いきるヒチョルにまた苛立ちを覚えた。

もちろん、研究者なのだから仕方ないけれど。

だって、興味がなければ研究なんかできるわけがない。

「しかもこのエンバーミングの機械、アメリカで実際に使用されているものと同じだ。あ、先に言っとくけど、絞り込めなかったから」

「なんで?この国でそんな専門的機械を仕入れるなんて、ほとんどいないでしょ?」

「うん。確かにその通りなんだけどね…」

差し出されたのは細かい文字の並ぶA4の紙。

「それ、輸入者リスト」

記されていたのは、どれもどこかで聞いたことがある会社名。

つまり、個人で仕入れた人物はいないということ。

「所在確認は?」

「したよ?ちゃんとあった」

「…」

それが本当なら、どうやってあの大きな機械を手に入れたんだ…?

輸入以外に、入手経路はない。

「たぶん、現地購入して送ったんだろうね」

「え…?」

「バラして、輸送して、組み立てる」

ヒチョルは簡単に言うけれど、そんなことできるわけがない。

素人がどうこうできるものではないはずだ。

あんな機械。

「犯人は相当知能が高いね。ま、シリアルキラーのほとんどは高知能だから驚くことじゃないけど」

確かに、確率的に高知能の人物が多いという統計がある。

だが、あくまでも統計だ。

全員が全員、高知能というわけではない。

「で、チャンミン。彼女が死んでから変わったことは?」

ドクンとその質問に大きく心臓が跳ねた。

みんな、気を遣ってか、彼女とか名前とかは口にしなかったから。

「ヒチョルっ」

「なに?」

「お前…ホント、デリカシーのない奴だな。少しはチャンミンの気持ちも考えろよっ」

「事実は事実だと思うけど?言い方を変えたところで、示すところは変わらない」

その通りだとは思う。

こうやって仕事に復帰している以上、個人的な感情に振り回されるべきではない。

でも、やはり心は軋むように痛んだ。

まだすべてを消化し、受け入れたわけではないから。

「チュンジェさん。僕、大丈夫です」

「どう考えたって大丈夫じゃない」

きっぱり、はっきりと言い切られた。

思わず苦笑い。

そんなに、なんだろうか…。

できる限り表面に出さないようにしていたんだけど。

「なに?オレだけ悪者?」

心外だと言わんばかりの態度。

ここまであっけらかんと言われると、逆に気持ちがいい。

腫物のように扱われると、余計に辛いこともあるから。

「ま、いいや。で?」

「チュンジェさんにもお伝えしましたけど、あまりにもいろいろあり過ぎて…」

「ふぅん…」

自ら聞いたクセに、気のない返事。

こういう人だとわかってはいるのだが、肩透かしを食らった気分だ。

おかげでまた苦笑いを浮かべる羽目になった。

「気を付けたほうがいいと思うよ?」

「え?」

突然の言葉に、目を見開いた。

いったい、何を気を付けろと言うのだろう。

しかも、いきなり。

前置きもなく。

「ヒチョル、もしかして…何かわかってる?」

「うんにゃ、なんにも」

「じゃあ、なんでそんな意味深な発言…」

その通りだ。

気を付けろと言った舌の根も乾かぬうちに、なんにもわからないなんて…。

支離滅裂もいいところだ。

「勘」

「は?勘って、お前なぁ…」

「仕方ないじゃん。勘は勘なんだから。根拠もなーんもなし」

まるで開き直っているかの態度。

だからだろうか…。

ヒチョルは何かを隠しているように思えてならなかった。

「ところでさ…」

「…?」

「このハンドルネームって何を示してるんだと思う?」

「は?」

いきなり話が飛躍してしまった。

「黒蝉に、鴉。それから…白蝉と赤蝉?」

興味なさそうに資料を眺めながら、抑揚のない声で呟く。

まるで独り言だ。

「白蝉は…イ・テミン本人のことっぽいだろ?たとえば…ホント、たとえば、なんだけど」

資料を下ろし、ヒチョルがふたりを見つめる。

声とは裏腹に目だけは興味津々と言わんばかりに輝いている。

「血を抜かれた死体って、白いよな…。じゃあ、黒蝉。チャンミンに送り付けられた炭になるまで焼かれた死体って、黒いよな…」

「…」

「ま、単なる思いつきなんだけど」

ぽんと資料を投げ捨てれば、反動で資料が雪崩落ちる。

ばさっという音を立てて。

思いつき、だとヒチョルは言うけれど、そうは思えなかった。

その言葉が的を得ているような気がして。

それこそ、勘だ。

ならば赤蝉と、鴉とは…?

浮かんだのは内臓をくりぬかれ、肉の赤みが丸出しになった遺体。

写真で何枚も見た。

本物も2回、目の当たりにしてきた。

では、鴉とはなんだろう…。

生き物の死骸を目ざとく見つけ、虎視眈々と機会を窺っている。

まさに、いま現実に起きているこのたくさんの事件達を遠巻きに見ながら楽しんでいる人間の姿。

そんな同じ人間とは思えない、恐ろしい映像を想像してしまった。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

なんだか恐ろしいですね~…。
だんだんと事件の真相が"(-""-)"

ヒチョル名探偵♡
偏屈者だけど一番真相に近づいているかも(´∀`*)ウフフ
いったいどうなるのかな~?

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