雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 64

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 64



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



帰り際、ヒチョルが歩み寄ってきて囁く。

気をつけろ、と。

勘だと言い切った割に、その表情も眼差しも真剣そのもの。

単なる勘だとは思えない。

それくらい、明確な意思を感じた。

「ちなみにさ…彼女がいなくなってから、親しくなった人間とかいない?」

「…」

不意に、脳裏へひとりの姿が思い浮かぶ。

でも、すぐさま否定した。

ありえない、と。

「事件で知り合った大好きな作家さんがいるんですけど、その人とは親しくなれました。でも、彼女が死んでからではないです」

「ふぅん…でも、前後ではあるんだな?」

「そうですけど…」

「とにかく、気をつけろ」

気をつけろと言われても、何をどう気をつけていいのかもわからない。

「大丈夫です。仕事中はチュンジェさんが一緒に行動してくれてますし、帰りはその人が迎えに来てくれてますから」

「それって…誰?名前は?」

「チョン・ユンホさんですけど…」

「チョン・ユンホ?それって、”夢の狭間”とか”蒼い孤独”とか書いてる?」

やっぱり、ユノは有名なんだな…。

もちろんわかってはいた。

デビューして間もなく文学賞を総なめにしたほど。

出す本はどれもベストセラーとなり、在庫切れになることもしばしばある。

「読んだことあるんですか?」

「いや」

間髪入れずにそんな返事。

知っているというだけで、特にファンとかではないみたいだ。

「まぁ、いいや。じゃあな」

「はい」

ちょっと残念だ。

もしもファンなら、作品について話せるかもって期待してしまったから。

でも…できれば読んでもらいたいな…。

どれも素晴らしい作品だから。

一礼して先を行くチュンジェを追いかけ、車へと乗り込んだ。

「ヒチョル、なんだって?」

「気をつけろ、って…」

「たぶん、なんかわかってんだろうね…。根拠がないだけで、きっとヒチョルの頭の中には今回の事件のシナリオが」

だったら、なぜ教えてくれないんだろう…。

根拠がなければ捜査はできない。

普通であれば。

でも、これは特殊な事件であり、早急な解決が求められている。

なおかつ、証拠が少ない以上、推測に頼る他ない。

ヒチョルの頭の中にあるシナリオを教えてくれれば、それを元に調べることができるのに…。

そこまで思って、先ほどの問いかけを思い出す。

まさか、ユノを疑っている…?

いや、それはない。

ありえない。

ユノに限ってそんなこと…。

だって、ユノは単に前回被害にあった人の関係者というだけだ。

アリバイはないけれど、疑うべき点もない。

でも…。

不安がこみあげてくる。

いくら頭の中で否定をしてみても、可能性は捨てきれないと。

「…」

聞いてみよう。

違うって、関係ないって、ユノが言ってくれれば安心できる。

もしかしたら疑っているのかって怒られるかもしれないけれど、その時は謝ればいい。

許してくれるまで。

「チャンミン?どうかした?」

「い、いえ…大丈夫です」

「そう?思いつめた顔してるけど…」

「ホントに大丈夫です」

そう。

単なる思い過ごしだ。

きっぱりはっきり否定してもらえばいい。

それだけのことだ。

「っと…ちょっとゴメンね」

車を発進させようとしたところ、不意に着信を告げる音が聴こえた。

それはチュンジェのポケットの中から。

「はい…お疲れ様。…え?…あ、そう、なんだ…。うん、わかった。ありがとう」

どうやら仕事がらみの電話らしいが、誰からなのかはわからない。

その横顔を見つめていると、小さくため息が聞こえた。

「DNA、一致したって」

トランク内から見つかった毛髪のDNAが一致した。

しかし、外側からはなんの形跡も見つからない。

指紋も微細証拠も、何もかも。

「用心深いね。犯人は相当神経質みたいだ」

その言葉に少し安心してしまった。

だって、ユノは神経質じゃない。

どちらかと言えばかけ離れている。

「今日は、早めに上がろうか?ゆっくり休んで、また週明けから頑張ろう」

「はい」

一時ほどではないが、みんな神経を張りつめている。

このままでは大きく状況が変化することもないだろうし、進展する見込みはない。

ならば、休める時に休んでおく。

それが鉄則だ。

何しろ、新たな被害者が見つかってしまったなら、休みだろうとなんだろうと出動しなければならないから。

「このまま送ってってあげるよ」

「え?でも…」

「ついでだよ、ついで。帰り道だし」

甘えてしまってもいいのだろうか…。

躊躇いながらも、早くユノに逢いたいという気持ちが強かった。

「じゃあ…お願いします」

「うん。チョンさんの家でいいんだよね?」

「はい」

携帯電話を取り出し、これから帰る旨を文字にしてSNSで送信する。

きっと、仕事に集中しているのだろう。

既読がつかない。

いなかったらどうしよう…。

そういえば、いまさらながらにカギを持っていないことに気付いた。

もしもいなかったら、どこかで時間を潰してればいいか。

仕事がひと段落したら気づいてくれるだろう。

そんなことを考えている間に車はユノの家の目の前にゆっくりと停車した。

「じゃあ、また月曜日に」

「はい、ありがとうございました。お疲れ様です」

手を挙げて応え、チュンジェは走り去っていった。

なんか、変なカンジだ。

まだ15時を少し過ぎたばかり。

こんな時間に仕事が終わるなんて初めてかもしれない。

「…」

見えなくなるまでチュンジェの車を見送り、携帯電話を確認。

まだ、既読になっていない。

車は…ガレージの扉が閉まっていて不明。

とりあえず、インターホンを押した。

けれど、応答はない。

出かけてしまったのか、それとも、インターホンに気付かないほど集中しているのか。

電話をかけてみようかとも思ったが、もしも執筆中だったら困る。

邪魔はしたくないから。

やっぱり、どこかで時間を潰してこよう。

そのうち連絡があるはずだ。

迎えに来てくれるって言ってたから、たぶん17時頃には連絡が取れるだろう。

腕時計で時間を確認し、ゆっくりと歩き出した。

確か、少し歩いたところにカフェがあったはずだ。

早くユノに逢いたいけど、もう少しの辛抱。

コーヒーを飲みながら、そういえばユノのことをほとんど何も知らないな…なんて、いまさら考えながら。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

ヒチョルさんが真相にたどり着きそうですね~(´∀`*)ウフフ

ユノ様が何をしているのかって?
何をしているんでしょう(笑)
こんな始まりの愛もたまにはいいでしょう?
危うい感じがwww

コメント

Re: タイトルなし

y◇mi 様

小さなほころびが、だんだんと大きく…。
ユノ様はホントの自分を見つけてほしいのかもしれないですね。
他でもない、チャンミン君に。
ずっと独りだったから。
ホントの愛を知らないから。
理由は様々。
孤独だったユノ様が唯一見つけた特別な人。
歪んだ愛の行く末は…?

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