雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 68

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 68



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



最初から、壊れてた。

頭が。

それこそ修復しようもないほどに。

違うんだと自覚したけれど、直そうとは思わなかった。

オレは、オレだと。

周りに合わせて偽っても、つまらないじゃないか。

どうせいつかは死ぬならオレらしく生きて死のうと。

やりたいことだけをやって生きてきたら、同じく頭の壊れた連中が集まってきた。

兄の死に魅入られた少年。

家族を目の前で焼かれた青年。

ひとの味に魅せられ、ひとを主食に生きている人。

どれも、面白いくらいに狂っていた。

なんだ…オレだけじゃないじゃないか。

最初から心が壊れているだけ。

身近な人間、慕っていた人間を目の前で失ったばかりに。

だから、少し背中を後押ししてやった。

方法と手段を与えてられば、一様に嵌っていく。

ある人は豪雨になると衝動を抑えきれなくなり、ある人は一定の香りを嗅ぐと人格が入れ替わったかのように残忍な姿を見せる。

ただひとり、オレにもっとも近い人物がいた。

彼はたぶんもうひとりのオレだ。

生まれながらにして頭がいかれていた。

出逢ったのは施設で、彼は施設の周囲で様々なものを殺していた。

最初は虫だった。

列を作って必死に歩く小さな黒い虫を踏みつぶしていた。

ぶちぶち、ぶちぶちと。

表情ひとつ変えず、ただひたすらに。

次はゲコゲコと喧しいほどに鳴いている緑色のヤツ。

どうするのかと思ったら、石で押しつぶした。

飛び出た内臓を見て、彼は薄く笑った。

心底、楽しそうに。

それから、どんどんエスカレートしていった。

自由に空を舞う鳥、呑気に散歩をしている犬や、塀の上で昼寝をしている猫と。

最初にひとを殺したのは、間もなく中学校を卒業というときだった。

協調性がないだとか、もう少し仲間に溶け込む努力をしなさいだとか。

たぶん、まともな教師だった。

おそらく、真剣に彼のことを思っての言葉だったのだろう。

彼は、彼女を殺した。

躊躇うこともなくナイフで一突き。

初めてとは思えないほどあっさりと。

もちろん、表情ひとつ変えることなく。

そして、彼はおもむろに彼女の肉片をナイフでそぐように切り落とし、口へと運んだ。

そうすることが当然のように。

きっと、それが彼の一番したかったことなのだろう。

ようやく理解した。

オレと同じように壊れていることはわかっていた。

ただ、どの程度壊れているとか、何を求めているかとかはわからぬまま。

彼を観察すること5年経って、理解できた。

偶然にもそれを目撃したオレは彼へと歩み寄る。

「…」

足音を聞き、彼が振り返る。

口の周りを血に染めながら、動じることもなく。

「初めての味はどう?」

「…」

警戒しているのか、それとも興味がないのか。

彼はすぐさま視線を動かぬ肉の塊と化した元教師へと戻した。

「それ、処分するの手伝ってあげようか?」

「…?」

「見つからないように処分すれば、捜査されることもない。単なる行方不明。そういうの、好きなんだ」

生まれながらに壊れているのは同じ。

でも、決定的に違うことがある。

オレは殺したいと思うことはなかった。

ただ、壊れていく姿を見るのが好きだったんだ。

修復できないほどに壊れていく様が。

その経過が。

もちろん、壊れたものを見るのも好きだ。

そこには美しさがある。

人に限らず、物に対しても。

破壊衝動が常にあり、目に映るものすべてを壊したくなる。

殺す、とは違う。

あくまでもオレの場合は壊したいだけ。

「全部食べるから大丈夫」

「骨はさすがに食べられないと思うけど?」

「…」

「オレに任せてくれない?」

再びオレを一瞥し、また食事へと勤しむ。

好きにしろ、と言わんばかりに。

しばし食事に集中していた彼だったが、しばらくすると彼は肉や内臓を適当な大きさに切り分けてビニール袋へとつめ始めた。

おそらく、あとで食べるのだろう。

そして、残ったのは血液と、骨と、わずかな肉片。

ビニール袋だけを手にもって彼は去っていった。

残されたオレはそれをかき集め、血を洗い流した。

酸をしみこませた液体で。

こうすればルミノール反応も起こらない。

あとはこの残った骨と肉片を溶かしてしまえば、誰も殺されたとは思わない。

ドラム缶にそれらを詰め込んで、自ら調合した液体をたっぷりと注ぐ。

ここでケチっては溶け切らずに残ってしまう。

請け負ったからには完璧に。

そして、溶けていくそれらを飽きることなく眺めていた。

あと少しというところで、彼がやって来た。

おそらく、興味があったのだろう。

「なんでこんなことするの?」

「壊すのが好きなんだ」

「悪趣味」

「お互い様だよ」

まともに会話をしたのは、これが初めて。

そして、彼との二人三脚が始まった。

一足先に施設を卒業して、バイトで貯めた金で自分の店を持つ。

元々バーを経営していた場所をそのままもらい受けて、ちょっとだけ内装とかを弄って。

最初は自転車操業だったけれど、1年も経てば経営は安定した。

もちろん、彼の手伝いをしながら。

そして、同時にもうひとつの仕事を開始した。

当然のことながら公にできるものではない。

彼の趣味や嗜好をそのまま、仕事にしたものだ。

試しにサイトを立ち上げてみれば、面白いくらいに依頼が来る。

この人を殺してほしい、と。

おそらく、ほとんどが冷やかしであり、半信半疑なんだろうが。

相場なんてわからないから適当な値段で。

それでも、普通に仕事をするよりはよほど稼げる。

本業よりもよっぽど。

実行日は天気を予測しながら。

なぜなら、遺体がなければ依頼者は信用しない。

金を払わない可能性もあるから。

だから、別の方法を考えた。

遺体を残しても、実行者までたどり着かない方法を。

できる限り見つかりにくい場所に遺棄して、実行後には証拠写真を撮って。

最初は先に半額、完了後に残りを貰っていたが、面倒なのですべて後払いにした。

どこから広がったのか、依頼は次から次に入ってくる。

どいつもこいつも社会に順応している癖に、中身は腐ってる野郎どもばかりだ。

それはつまり、壊れているのは自分ではなく社会そのものだと気づいた。

気づいたのは22歳になった頃だった。




to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

相変わらずせっかちですね~(笑)
でも、ようやくユノ様の心が見えてきた♡
長かったなぁ…"(-""-)"

カラム君のお名前をようやく憶えていただけたようで(*'ω'*)
よかった、よかった♪
いよいよ佳境かな~(´∀`*)ウフフ

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