雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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DARKNESS EYES 70

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 70


※R18要素あり

苦手な方はご遠慮ください。



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



大切なものほど、壊したくなる。

だって、いつかは壊れて、失くなってしまうものだから。

ゆえに大切であればあるほどに、せめて自らの手で壊したい。

そう。

まさしくいま、目の前にいるチャンミンのように。

大きな瞳をさらに見開いて、止め処なく涙をこぼし、逃げることもできずにただ茫然と。

あぁ…想像以上だ。

「物語の中に潜ませたオレを見つけ、現実でもチャンミンは本当のオレを見つけてくれた」

これ以上の喜びが他にあるか?

いや、ありはしない。

涙でに触れた頬に触れ、微笑んだ。

「な、んで…」

「チャンミナが欲しかったから」

それ以上の理由など存在しない。

初めて、心から欲しいと思ったひとだ。

初めて、愛した人だ。

こみあげてくる想いを飲み込み切れず、唇を押し付けた。

「…っ」

引きはがそうともがく腕。

しかし、それも一瞬。

身体は従順そのものだ。

服の代わりに巻き付けられているシーツの中で、チャンミンの性器は膨張し始めている。

「や…っ」

「拒まないで?」

拒むなんて、許さない。

やっと手に入れたんだから。

「もしもチャンミナが拒むなら、また誰かが犠牲になるよ?まずは…ご両親かな?それともパク・チュンジェがいい?」

「…っ」

「チャンミナがそばにいてくれるなら、誰も死ぬことはない」

もちろん、残されたふたりがどうなるかはわからない。

少なくともオレは殺さない、というだけで。

おそらくふたりは我慢できないだろう。

ひとりは生きる上で必要な作業で、もうひとりは心の安定を保つための作業。

オレは、どちらでもいい。

チャンミンさえそばにいてくれるのであれば。

「選んで?どっちがいい?」

答えなんかわかりきっている。

優しいチャンミンは、人を切り捨てることなんてできない。

案の定、押しのけようとする手がゆっくりと下がっていった。

「いい子だね」

はだけたシーツの上に優しくその身体を横たえ、うなじへと唇を押し付けた。

「…っ」

顔を背けながらも身体は従順だ。

わずかに開かれた瞳からはただ音もなく涙だけが溢れていく。

夢、だった。

大切な人ができたなら、愛する人ができたなら、この手で壊そうと。

誰かに壊されるくらいなら、自分のこの手でと。

しかし、ふたを開けてみたらどうだ?

身体は反応を示すものの、顔面蒼白。

小刻みに身体が震えている。

そして、いつもなら求めるように伸ばされる手が床へ投げ出されたまま。

なぜ?

いつものように求めればいい。

オレだけ求め、与える快楽に溺れ、時間も忘れるくらいに。

同じように抱いているのに、違う。

これじゃ自慰行為と同じだ。

「…」

スクリーンの中では、チャンミンのかつての女が焼かれている。

断末魔はすでにない。

扉に設置された曇ったガラスからは、かすかに手が見えていた。

しかし、それも次第に見えなくなる。

命は、途絶えた。

「チャンミナ」

「…」

返事はなく、聴こえるのはか細い呼吸のみ。

意識があるのか、ないのか。

昨夜と同じように身体はオレを受け入れている、でも、そこに心はない。

いまだかつてないくらいの虚無感に襲われた。

繋がっている身体の一部を抜き出せば、放ったものがとろりとこぼれ行く。

そして、投げ出された手足。

虚ろな瞳がスクリーンを映し出していた。

「…」

見る必要なんかない。

お前が見るべきは、オレだ。

それ以外はいらない。

シーツに包んだチャンミンを抱き上げ、部屋を後にした。

シャワーで身体を清め、適当に服を着せてそのまま車へと押し込む。

そして、走り出した。

チャンミンを閉じ込めるために用意した牢獄へ。

かつては別荘として使用されていたらしいその家。

鬱蒼と生い茂る木々を抜けるとようやくその姿が見えてきた。

すでに、必要なものは用意してある。

定期的に物資を運んでくるようにと指示も出してある。

ここから出る必要はない。

誰の目に留まることもない。

死ぬまで、ここでふたりきりで暮らしていく、そのためだけの家。

大きな門を潜り抜け、建物の中へ。

「今日からここがオレたちの家だよ」

真新しいベットへとその身体を横たえ、囁いた。

ここならば見つかることもない。

何しろ、周囲には廃村しかないのだから。

しかも、四方を山に囲まれており、大きな道路もない。

ある意味、陸の孤島だ。

オレたちふたりのために用意されたかのような。

「チャンミナ」

虚ろな瞳はいまだ涙にぬれて輝いている。

でも、そこに生気や精気といったものは感じられない。

横たわる人形のようだ。

「チャンミナ、聴こえる?」

頬に触れてみても、優しく呼びかけてみても、小さな反応もない。

オレだけのものにしたはずなのに、オレを見てくれない。

微笑みかけてもくれない。

呼んでもくれない。

オレが望んだのはこんな世界だったのか…?

「…」

頬に宛がっていた手を滑らせるように背中へと回し、優しく抱きしめた。

壊さないように、そっと、繊細に。

不思議なものだ。

形あるものも、形ないものも、壊すことだけに執着してきた。

なのに、頭の中で何かが違うと叫んでいる。

「とりあえず…食事にしようか?」

当然のごとく、無反応。

しばらく待ってみたけれど、見てもくれない。

「チャンミナ」

いまさらながらに、後悔し始めていた。

あのまま、何も知らせずに生きていけばよかったんじゃないか、と。

でも、オレは壊さずにはいられない。

どうしても、チャンミンだけはこの手で壊したかったから。

誰かに壊されるなんて冗談じゃない。

だから、壊した。

壊した残骸が、目の前にある。

あぁ、そうか…。

チャンミンはチャンミンでも、オレの愛したチャンミンじゃないんだ。

もう、すでに。

だって、壊れてしまったから。

壊してしまったから。

「…」

さっきから思考がループしている。

出口のない迷路へ迷い込んでしまったみたいに。

いつも、やりたいようにやってきた。

心が赴くままに。

そうすることで歪んだ心は満足した。

だから、今回も大切なものを壊して満足を得るはずだったのに…。

「チャンミナ…」

昨日まで当たり前のように見ていた微笑みが、オレを呼ぶ声が、甘えるように身を寄せる姿が、恋しい。

できるなら、時間を巻き戻したいほどに…。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

激しく後悔中ですね…。
ユノ様の人生はいままで空っぽだったんでしょうね。
やりたいことをやってきたけれど、それはきっと思いつくがまま。
夢中になれることを探して。
そしてようやく見つけたけれど、時すでに遅し。
もう少し早く気付いていれば…。
いったいどうなっちゃうんでしょう…"(-""-)"

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうでしょうね…。
すれ違うふたりの心、といったところでしょうか(´Д⊂ヽ
しかし…相変わらずせっかちですねぇ(笑)

お土産?
なんのお土産かな??

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Re: タイトルなし

y◇mi 様

ついにこの時が…(´Д⊂ヽ
壊してから気づくなんて、ホントに遅すぎです(T_T)
ふたりとも、可哀想すぎる…。

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