雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (38)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
16位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

DARKNESS EYES 75

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 75



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



週1回、生活に必要なものを届ける日。

これは義務。

とはいえ、自分に依頼してくれたのが嬉しかった。

信用されていると言われているみたいで。

実際は、食事の用意ができる人間として選任されただけなんだろうけど。

でも、それはそれだ。

車で約2時間の道のり。

用意した食事は後部座席の保冷バッグに詰め込まれている。

あとはティッシュペーパーだとか、シャンプーやリンスだとか。

一応、ストックがあったほうがいいだろう、と。

カイ…いや、キム・ジョンインだったか?

その人は、送検されたと聞いた。

殺人ほう助と死体遺棄で。

テミンがカイと呼んでいたから、いまさら本名を言われてもピンとこない。

なんでカイなのかは、聞けずじまいとなってしまった。

白蝉も、黒蝉も、赤蝉も、鴉ことユノに授けられたもうひとつの名前。

意外と気に入ってたりする。

なんで蝉なのかと聞いたら、地上に出たら1週間で死ぬからだとか。

縁起でもないが、オレたちには相応しい気がする。

サイトは完全閉鎖したと聞いた。

でも、赤蝉ことカラムはもう一度サイトを立ち上げたらしい。

食料を調達しなければならないから、と。

別に依頼がなくても殺せばいいと思ったりもするが、金になるのなら金にしたい。

何かと金がかかるし。

ここのところ立て続けに処理をしたから、燃料代が少し嵩んでしまった。

しかも、まだ粉末に仕切れていないものが山積み。

早くあれを処理して、肥料として調合しないと。

あの肥料じゃないと店の売り行きにも支障が出てきそうだ。

とはいえ、かなりストックはあるけれど。

そんなことを考えながら車を走らせ、目的地へと到着した。

舗装などされていない、道なき道を進めばようやく開けた場所が見えた。

ユノが、チャンミンと余生をくらすために選んだこの場所。

静かに暮らしたいなんて言ってたけど、これじゃ完全に隠居生活だ。

しかもまだ20代だというのに。

まぁ、人間なんていつ死ぬかわからないから、早いも遅いもないのかもしれないけど。

だって、生き物はみな”死ぬため”に生まれてくるのだから。

適当な場所に車を止め、保冷ボックスを肩に提げて玄関へと向かう。

渡されていた合鍵で扉を開いた瞬間、違和感を感じた。

「ユノひょん…?」

不自然なほど静まり返っていた。

いや、静かなのはいつものことなんだが、少し違う。

担いでいた保冷ボックスを下ろし、奥へと進んだ。

初めて足を踏み入れた寝室。

扉を開けた瞬間、鉄くさい香りが鼻をかすめる。

「…」

真新しいベットの上、ふたりは折り重なるように眠っていた。

シーツにはどす黒いシミが広がっている。

それがなんなのか、わからないはずもない。

「なんだよ…」

無意識にそう呟いていた。

寝室に1歩が踏み出せず、頭を抱えるようにしてその場に蹲った。

その状態のまま携帯電話を取り出し、カラムへと発信する。

「オレ…。ユノひょん、死んだ」

『…そう』

「オレんとこで弔っていい?」

『…うん』

言葉少ないけれど、ショックを受けているのは明らかだ。

意を決したように中へと足を踏み入れ、冷たくなったその身体へと触れた。

「チャンミニひょん…」

唯一、オレの味方でいてくれた、頼れる人。

ひとの死なんて見慣れているはずなのに、涙があふれてくる。

勝手に流れてくるなと呟き、袖で乱暴に拭う。

チャンミンの身体には深く突き刺さった包丁が1本。

身体が細いからか、背中に切っ先がわずかに見えていた。

肉の塊と化したふたつの物体。

いままでいくつもの屍を見てきたのに、どうしてだろう…。

勝手に涙が溢れてくる。

ふたりとも、同じくらい大切な人だったから。

だから、悲しい。

ゆっくりとチャンミンの身体を横へと移動させ、深く突き刺さっている包丁を手に取る。

これ以上傷つかないように、そっと引き抜く。

久しぶりに見たチャンミンは少しやつれていた。

でも、なんでだろう…。

ふたりとも穏やかな死に顔だった。

大きなベットにふたりの身体を横たえ、固まった血を拭っていく。

傷口だけはどうにもならないけど、少しでもきれいに。

ある意味、これはふたりの新たな門出だから。

清拭が終わり、ふたりを車へと移動させた。

寄り添わせるように寝かせ、静かに車を発進させた。

向かうのは、何人もの人間を殺してきた廃炉へ。

でも、今日は少し違う。

炉を綺麗に片付け、ふたりの身体を丁寧に並べ置く。

チャンミンの気持ちはわからないが、ユノの気持ちはわかっている。

人間に興味のなかったユノが、チャンミンにだけは固執した。

わざわざ、あんな家を用意するほどに。

だから、逝く時も一緒に。

扉を閉め、炉へと火をくべる。

真っ赤な炎がふたりの身体を包んでいく。

煙となり、ふたりの魂が天へと昇っていくようだった。

「複雑だな…」

ふたりを見送りながら、ぽつりと呟く。

1時間を少し過ぎた頃、ふとかすかな物音が響く。

こんなところに来るのはひとりしかいない。

振り返れば案の定だった。

男とも女とも見分けのつかぬその容姿。

手には抱えきれないほどの花を持ち、静かに歩み寄ってきた。

カラムにとってユノは、唯一理解してくれる人。

だからこそ、誰よりも信頼し、深い関係であった。

ユノの言葉を借りれば、魂の兄弟というものらしい。

「これ、ユノひょんに」

「もうすぐ終わるから、自分で備えなよ」

渡してすぐにでも帰ろうという魂胆なのだろう。

まぁ、当然だ。

基本的にカラムは人づきあいが嫌いだから。

そのくせ接客業をしているんだから笑える。

なんでも、仕事中は人格が入れ替わるらしいけど。

「ねぇ、ミノ」

「うん…?」

「ユノひょんは、幸せそうだった?」

ふたりの死に顔を思い出し、小さくうなずいた。

「なら、よかった」

「そりゃそうでしょ。だって…心から愛した人に壊されるのが夢だって言ってたくらいなんだから」

あれはいつだったか、珍しくみんなで集まって飲んでいた時だった。

ユノらしい、って言えばいいのかな…?

寂しい夢だけど、わからないわけではない。

オレの場合、殺されるって言うよりは、一緒に死ねれば幸せだけど。

だから、もしもそういうひとに出逢ったら、そうするつもり。

だって…ひとりは、寂しいから。

そして骨だけになったふたりを炉から取り出し、用意しておいた入れ物へと詰め替える。

ふたりで時折、思い出話などしながら。

「木、植えてみない?」

「…?」

それは単なる思い付き。

いぶかしむカラムに笑顔を向け、見晴らしのいい場所へとふたりの遺骨の入った入れ物を植える。

そして、その隣に苗木を1本。

意味なんてないけど、なんとなくそうしたかった。

いつか、この木の下でふたりがもう一度出逢えることを夢見ながら。



to be continued.








関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうかな~?
いろいろと遅すぎたふたりの愛の結末(T_T)
想いは通じ合っていたんですけどね…(´Д⊂ヽ

ミノ君とカラム君の行く末は…(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: タイトルなし

ま◇ん 様

朝のお話は基本的に切ないですからね…(;^ω^)
夜のお話で充電してください♡
ミンホ好きなんですね♪
葉月はどちらも大好物です(笑)

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

.。o○チャン◇ルバンビ○o。. 様

肥料の正体はおぞましいものでした(笑)

気分を害してしまったようで申し訳ありませんm(__)m
このお話では狂気の愛を描きたかったので。
世の中、綺麗な愛ばかりじゃないと思っているので…。
それでも大丈夫であれば、今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m 

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.