雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

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DARKNESS EYES 76

DARKNESS EYES1




DARKNESS EYES 76



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



あれから事件の進展は皆無だった。

いまだチャンミンと、チョン・ユンホは行方不明のまま。

一切の消息はつかめていない。

どこで、何をしているのか。

ちゃんと生きているのか。

それさえもわからない。

キム・ジョンインは書類送検され、いまは裁判を待つ身となっている。

貯水池で発見された遺体すべて身元も判明し、家族の元へ帰っていった。

身元がわかったのは、間違いなくキム・ジョンインの証言からだ。

いつ、どこで攫ったのかを記憶していたから。

おそらく、罪の意識からだろう。

家族は変わり果てて帰ってきた息子に嘆いていた。

受け入れられない人もいたし、帰ってきてくれただけでも十分だと言ってくれた人もいた。

同じ状況下におかれながらも人によってこんなにも意見がわかれるなんて、不思議だ。

あとは、内臓を抜かれている連続殺人の捜査だけ。

遺体は発見されるものの、相変わらず犯人は痕跡ひとつ残さない。

神がかっていると揶揄されるほどだ。

笑い話ではないのだが、そうでも言っていないと居た堪れない。

マスコミはここぞとばかりに無能だと言及し、上層部は上層部で早く解決しろと急かす。

けれど、何も証拠が挙がらないことにはどうしようもなくて、ただ被害者の数だけが増えていく。

それをただ、指をくわえて見ているしかなかった。

ひとり、ひとりと事件を最初から知る人々は去っていく。

いつしか事件も起こらなくなり、まるで伝説のように語り継がれていた。

歴史上もっともおぞましい、猟奇殺人として。

忘れた頃に、はやし立てるように事件の本が出版され、どれもなかなかの販売数を記録していると聞く。

1度だけ読んだことがあるが、遊びじゃないんだと怒鳴り込みたい気分になった。

それ以来、読まないことにしている。

あれはあくまでも作者が勝手に脚色した物語なのだ、と。

けれど、世間一般はそれがすべてだと思っている。

たまにテレビ番組であの事件をもう一度調査とか、プロファイリングの専門家を呼んでとかやっているが、どれも遊びに毛が生えた程度。

そんなものはとっくにわかっていると言いたい。

でも、言えない。

捕まえられなかった責任は自分たちにあるから。

そんな虚しさを抱えながらまたひとり、かつての捜査員が天寿を全うしていった。






そして、長い月日が過ぎて行った。

もう既に事件を知る人々はいなくなり、事件に触れるものもいない。

退屈だと愚痴るたくさんの若者たち。

だったら、見つければいい。

夢中になれるものを。

彼は、生まれたときから探していた。

何を探しているかはわからないけれど、探さなければならないという使命感だけがあった。

来る日も、来る日も。

何か面白いことないかなとぼやく友人たちをしり目に、そんなことは知ったことじゃないと。

早く見つけないといけない気がして。

そんな毎日を繰り返し、気が付けば生まれてから19年という月日が流れた。

特に興味もないのに大学へと進学し、面白くもない講義を受けて。

「なぁ、ユノ。何をそんなに必死で探してんだ?」

「お前には関係ない」

「オレも一緒に探してやるから、教えろよ」

言ったところでわかるわけがない。

だって、オレ自身、何を探しているのかわかっていないのだから。

それに…ひとりで見つけなければならないような気がした。

いや、違うな。

自分の力だけで見つけたいんだ。

物心つく前から胸にある”何か”を。

「とりあえずさ、合コンしない?ユノの出席が条件で、超キレイ所とセッティングできんだよ」

「時間がもったいない」

はっきり言って、そんなことに費やす時間はない。

もう、19年も経ってしまったのだから。

1日でも早く、1秒でも早く見つけなければ…。

しつこい友人の話を右から左へ聞き流しながら、学食のテラスから何気なくキャンパスを眺めていた。

オレはいったい何を探しているのだろう、と。

何度も自問してきたその言葉。

しかし、答えはいまだに見つからないまま。

焦燥感だけが募っていく。

「…」

深く息をつき、すっかりぬるくなってしまったカフェオレを口に運んだ時だった。

「チャンミン」

「…」

そんな声がどこからか聞こえてきた。

顔を上げれば、テラスへと向かって歩いてくる青年がひとり。

青年の向かう先には、白いテーブルに腰を下ろしている大きな瞳が特徴的な人がいた。

ふわふわと風に揺れる髪と、白い肌と、柔らかい微笑み。

瞬間、心臓がドクンと大きく脈打った。

「キュヒョン」

チャンミンと呼ばれた青年が手を挙げて応じる。

声を聴いただけで、心が震えた。

これだ。

この人だ。

オレの探していた人は。

無意識にそう思った。

疑う余地もない。

カフェオレをそのままに、引き寄せられるかのように歩き出す。

そして、彼へと近づいた。

「チャンミナ…」

気づくとそう呼びかけていた。

初対面にも関わらず、当然のように。

きょとんとした顔がゆっくりとほころんでいく。

オレへと向けられた微笑みに、なぜか涙があふれていった。

「遅いよ、ユノ」

「…っ」

やっぱり、そうだ。

この人だ。

「あ、あれ…?」

ユノと呼びかけておきながら、不思議そうに首をかしげる。

その姿は戸惑っているようにも見えた。

「チャンミン、知り合い?」

「えっと…知ってる気がするんだけど…」

大きな1対の瞳がじっとオレを見つめている。

宝石のようなその瞳。

引き寄せられるように手を伸ばし、頬へ触れた。

瞬間、その瞳から涙があふれていく。

「…」

「遅くなって、ごめん。でも…見つけた」

19年間、ずっと探してきたものが目の前にある。

その喜びを抑えきれず、無意識に抱き寄せた。

一般男性よりも細いせいか、すっぽりと腕の中に納まるその身体。

逢ったばかりだというのに愛しさがこみあげてくる。

もう、わけがわからない。

わからないけど、間違いない。

君が、オレの探し求めていた人…。




夢の狭間で彷徨い、ただあなたを想う。

何度生まれ変わっても、僕はあなたの元へ…。




The end...








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

はい、終わりです♡
葉月的にはHappy Endなんですがいかがでしたか?
悲恋、悲恋だと騒いでいたひ◇み様(笑)

コメント

Re: よかった。

y◇ki 様

最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
今度は間違う前に出逢えたようです♡
ユノ様、ちゃんとチャンミン君を見つけましたよ~(´∀`*)ウフフ

葉月も活字中毒者です(笑)
ただ、最近はあまりにも忙しく、買った本にも手を付けられない状態ですが(;^ω^)
しかも買うのはミステリーばかりですwww

こちらのお話、気にいっていただけてよかったです♪
一安心♡
今後もどうぞよろしくお願いいたします(≧▽≦)

コメント

Re: 全話分のコメです!長いよ(笑)

K◇O 様

お久しぶりです(≧▽≦)
読んでいただけていたようで安心いたしました♡

今回のお話、いまだかつてないBL系ミステリー(笑)
かなりグロテスクな内容だったと思います(;^ω^)

ユノ様の罠にはまり、堕ちていくチャンミン君。
そして、チャンミン君に感化されて大切なものを知るユノ様。
すれ違いばかりのふたりが、最後にようやく繋がったような(*^-^*)
最後はやはり穏やかに終わりたかったので♡
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

コメント

Re: タイトルなし

ま◇ん 様

そういうことです♡

コメント

Re: タイトルなし

は◇ちゃん 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

今回はある意味葉月的に挑戦、でした。
何しろ初のミステリーなので(笑)
このDarkなお話を受け入れていただけたようでよかったです(≧▽≦)
これからもどうぞよろしくお願いいたします♡

コメント

Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ようやく完結いたしました~(≧▽≦)
最後までお付き合いいただきありがとうございますm(__)m

初のミステリーで、面白いといっていただけて感無量!
ホント、よかったです♡

今回のお話はいつになく登場人物が多くて(笑)
どうやって始めようかと悩みながら、探り探り書いてました(;´・ω・)
強い人間ばかりではない。
どちらかというと人間と言うのは酷く弱い生き物。
本来であれば目を背けたくなるような部分になんとな~くスポットを当ててみましたwww
暗く、重たいお話だったので最後は穏やかに(´∀`*)ウフフ
たまにはこんなお話もありでしょう?

コメント

Re: タイトルなし

◇ 様

初めまして!
コメントありがとうございますm(__)m

葉月の拙い妄想がご褒美だなんて…!
恐れ多いですが、光栄です♡

今回のお話のテーマはものすごく重苦しいですよね…。
人間の醜い部分が思いきり前に出ていて。
登場人物にもちゃんと背景を考え、練りに練って書き始めました(笑)
葉月にとっても今回のお話は印象深いお話です。
おそらく、ここまでプロットを立てて書き始めたお話はないのでwww
いつも無計画なんです(´∀`*)ウフフ
こんな葉月ですが、今後ともよろしくお願いいたします(≧▽≦)

コメント

Re: タイトルなし

みや◇じょう 様

お久しぶりです♡
確かに今回のお話、前半はホント謎だらけですよね~…(;´・ω・)
しかも、かなりグロイ(笑)
葉月はミステリー大好きで、羊たちの沈黙なんか大好物♪
DVDを持っていて、たまに見返したりしていますwww

波乱の人生を終えて生まれ変わり、再会する。
記憶のないふたりだけど、なんとなくお互いのことを覚えていて。
まるで、DNAに組み込まれているかのようですね(笑)
なにしろふたりはいつでも一心同体ですから(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: (*´Д`*)

あ◇ 様

最後はやっぱり、ね(笑)
ちゃんと再会できてよかったです♡
今度は間違うことなく、愛を全うしてほしいですね~(´∀`*)ウフフ

コメント

Re: ありがとうございました。

み◇ 様

ありがとうございますm(__)m
本編が壮絶だっただけに、最後はやはり穏やかに終わりたかったので(笑)
生まれ変わり、再会したふたり。
今度こそ幸せになってほしいですね(´∀`*)ウフフ

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