雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 1

 366日-1




366日 1


それでもいいと思える恋だった。

戻れないと知っていても、繋がっていたくて…。



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



母が、死んだ。

余命1年と告げられてから、2年。

十分だと思う。

頑張ったと思う。

でも、余命宣告を過ぎても元気だった母を見ていたから、忘れていたんだ。

きっと間違いだったんだって。

だから…死んだと聞いた時、ものすごい喪失感に襲われた。

信じられないくらいに。

呆然としたまま着々と葬儀の準備は整い、まるで他人事のように母の眠る棺を見つめていた。

来てくれた人々のお悔やみの言葉も耳に入らないくらい。

「チャンミナ、少し奥で休もう?」

「…」

振り返れば、彼がいた。

余命宣告を受けた日に母が僕へと紹介した人。

残りの人生を、この人とともに生きたいと。

反対は、しなかった。

するだけ無駄だと思ったし、せめて楽しく生きていてほしかったから。

とはいえ、僕のほうが歳が近くて驚いた。

母は僕を16歳で産んでいる。

だから、僕さえいなければ普通の女性なわけで、恋愛をしてもおかしくない。

いや、人間として自然のこととだ。

35歳と25歳。

10歳の年の差なんて、たくさんいる。

それがまさか自分の母親とは予想もしていなかったけど。

肩を抱かれ、奥の部屋へ。

ソファに腰を据え、そっと息をついた。

「ほら、これ飲んで?」

「…すみません」

「謝ることなんてないよ。誰だって、そうなる」

「ユノさん…」

じゃあ、ユノは…?

ツライのは僕だけじゃないはずだ。

だって、母と愛し合っていたのだから。

でも、その素振りはない。

「少し横になったら?ここしばらく、眠れてないだろ?」

「…」

それは、ユノも同じだ。

元々肌は白いほうだけど、青ざめている。

目の下のクマもくっきりと浮かんで。

「大丈夫です」

「ムリしないで?ほら、オレ…一応、チャンミナのお父さんだからさ。少しは頼ってよ」

「…」

お父さん、か…。

一応、戸籍上はそうなるんだよな。

6歳しか変わらないから、”お父さん”と呼んだことはないけど。

呼ぼうかとも思ったけど、あまりに不自然すぎて。

「あと1時間くらいだから、な?」

「…はい」

すみません、と心の中で謝罪する。

だって、最後まで親族が最後まで列席するのは当然のこと。

それをユノだけに任せるなんて…。

でも、さすがに限界だ。

迷惑はかけたくないがもう心はボロボロ。

それは肉体にまで及んでいる。

緩慢な動きで身体を動かせばユノが支えるようにして僕を横たえてくれた。

そして、寝室へと向かって毛布を1枚手に戻ってくる。

毛布をそっと僕へとかけて、頭を撫でて、微笑む。

「少し眠って。何も心配することはないから」

大人だな、と思う。

たかだか6歳しか変わらないけど、全然違う。

僕も、6年後には強くなれるんだろうか。

ユノのように。

「…」

いや、無理だな。

だって僕がユノだったら、母と結婚することすらできない。

死を宣告されて、その上で結婚なんて。

愛した人を見送らなければならないとわかっているのに…。

想像するだけで、心が悲鳴を上げる。

腕をまぶたの上に沿え、そっと息をついた。

涙を押さえつけるように。

しかし、隙間を縫うように涙がこぼれてくる。

音もなく静かに。

母が逝った時のように。

音もない部屋でひとりでただ涙していると、不意にまたぬくもりが頭に触れた。

誰なのかなんて、見なくてもわかる。

そのぬくもりは優しすぎて、こらえていたものが溢れていく。

気づくと、声を出して泣いていた。

子どもみたいに。

頭が痛くなるほど。

涙が枯れてしまうんじゃないかっていうほど。

母が死んでから、初めて泣いた日。

「よく頑張ったな?もう、無理しなくていいから」

「…っ」

「オレが全部、受け止めるよ」

この人は、なんでこんなにも優しいんだろう。

自分だって辛いはずなのに。

正直、あまり触れないように今日まで過ごしてきた。

母が余生を楽しく過ごせるのであれば、僕が口を挟むことではないと思っていたから。

だから、僕はユノのことをあまり知らない。

名前と年齢くらいしか。

興味を持たないようにしていたから。

でも、こういう状況に陥って、わかってしまった。

母が彼を選んだ理由が。

なんだろう…。

心の鎧が脱がされてしまうんだ。

ぬくもりが、優しさが、紡がれる言葉が…そうさせる。

さらけ出されてしまう。

ユノが生まれ持った、不思議な力。

泣き疲れていつのまにか眠ってしまっていて、でも、彼はそこにいた。

そばにいるよって伝えるみたいに。

手を握って、寄り添って。

心地いい。

でも、頼り過ぎてはいけない。

ユノにはユノの人生がある。

まだ若いのだから、いくらでもやり直しがきく。

だから、僕が縛ってはいけない。

重荷になってはいけない。

もう19歳だし、あと1年すれば成人。

大学生ではあるけれど、どうにか生活はできるはずだ。

これから僕は、ひとりで生きていくんだ。

悲しんでばかりいられない。

母が心配しないよう、精一杯生きていかなければいけないから。

「チャンミナ…?」

「…」

この人を、解放してあげなきゃいけないんだ。



to be continued.








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Re: タイトルなし

あ◇まい 様

なかなかない設定ですよね~(´∀`*)ウフフ
ふたりが帰ってくるまでは毎日2話更新!
葉月なりの願掛けです(笑)

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

始まりましたよ~(´∀`*)ウフフ
いったい、どんなお話になるんでしょうね~?
もちろん朝のお話は切なさ満載(笑)
切なくなり過ぎた時は夜のお話で癒されてください♡

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

そりゃもう、切なさ満載です(笑)
よく覚えてらっしゃいましたね!
驚きですΣ(・ω・ノ)ノ!
いったい、どうなっちゃうんでしょう?
一緒に妄想してみてください♡

コメント

Re: タイトル画、可愛い!

あ◇ 様

今回のタイトル画もひ◇み様に作っていただきました♡
1話目にしてお母様が他界Σ(・ω・ノ)ノ!
残されたチャンミン君とユノ様はいったいどうなるんでしょう?
どうぞお楽しみに(≧▽≦)

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