雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 4

 366日-1




366日 4



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



食事を終え、また静かな時間が訪れた。

窓から差し込むあたたかい陽だまり。

どちらからともなく身を寄せ合って、肩を並べて。

「チャンミナの夢は?」

「夢…ですか?」

「うん、夢」

正直、具体的にこれになりたいというものはない。

勉強は、好きだ。

頭に栄養を与えているみたいで楽しい。

だから大学へ進学した。

でも、その後何をしたいのかと聞かれると濃い霧がかかってしまったかのようにすべてがぼんやりとしている。

何かあるのかもしれないし、何もないのかもしれない。

それは、僕自身もわからない。

「オレはさ、小さいころから写真撮るのが好きだったんだ。ガキの頃はそれこそ安いカメラ使ってたんだけど、高校の入学祝にって一眼レフ買ってもらってそっからガッツリのめり込んでった」

楽しそうな横顔。

ホントに写真が好きなんだな…。

素直にそう思えた。

「最初は別に写真だけ撮れればいいって思ってたんだけど、それだけじゃ物足りなくなってった。ほら、タイトルを決める時とかもそうなんだけど、この写真にどんな想いを込めたかって思いだすわけ。そうするとさ、なんていうか…一言じゃ表わしきれないんだよ」

言わんとしていることは、なんとなくわかる。

静かな場所が好きだから、写真展や美術展なんかにもよく行く。

飾られているものと、そこに記されたタイトル。

すぐに想像できるものもあれば、まったくわからないものもある。

おそらく、そういうことを言いたいのだろう。

「だから、オレはタイトルじゃなくて言葉を添えることにしたんだ」

語る横顔はきらきらしていて、まるで少年のよう。

目を細めるようにして笑みを浮かべ、窓の外に広がる青い空を見つめて。

「その時思ったことだったり、写真を見たときに思い浮かんだ言葉だったり」

見たことはないし、読んだこともない。

でも、きっとあたたかい言葉が綴られているんだろう。

ユノというひとりの人間とまだ向き合ったばかりだけど、そんな気がした。

だって、ユノ自身があたたかい。

体温ではなく、心が。

「今度、見てみたいです」

「え!?あ、いや、それはちょっと…」

「…?」

「ほ、ほら、やっぱ知ってるひとに見られるのって恥ずかしいじゃん?」

仕事としているからには、その道のプロ。

なのに、恥ずかしいという。

おかしな人だ。

「オレ、ユリさんにも見せたことないもん」

「そうなんですか?」

それは驚きだ。

徹底してる、と言うべきなんだろうか…。

ちょっと違う気もするけど。

「うん。でも…ちょっと後悔してる。やっぱり、見せてあげればよかったなぁ…って」

「きっと…天国から見てますよ」

「え!?そ、それはそれでまた恥ずかしいんだけど…」

驚いたり照れたり焦ったり。

自分に素直で、可愛い人。

つい、そんなユノに微笑んでいた。

「じゃあ、見てないほうがいいんですか?」

「そ、それはそれで寂しいけど…」

ワガママ。

でも、なんとなく気持ちはわかる。

困惑するユノを見つめながらかすかに声を立てて笑えば、むっとしたように頬が膨らむ。

「お、大人をからかうなよっ」

「すみません。そういうつもりではなかったんですけど」

ホントにそんなつもりはなかった。

純粋な言葉だった。

でも、あまりにユノの反応が面白くて、気づくと笑っていた。

すっかり不貞腐れてしまった。

なんだろうな…。

少年がそのまま大人になったようなカンジ?

きっと、母も彼のそんなところに惹かれたのだろう。

聞いて確かめたことはないけど、そんな気がする。

ゴロンとそのまま横になって、目を閉じた。

寂しいのに、寂しくない。

不思議だ。

「なんとなく、わかりました」

「え?何が??」

「母さんが、ユノひょんに惹かれた理由」

独り言のようにそう呟き、深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。

よかった、って思ってしまった。

母が選んだのがこの人で。

そして、僕にこの人を残してくれて。

母が死んで悲しいのに、この人がいるから救われる。

まだ笑うことができる。

「オレも…なんとなくわかった」

「…?」

突然聞こえてきた小さな声。

まぶたを開けば、ユノは陽だまりの中で微笑んでいた。

「チャンミナは言葉少ないけど、とっても優しい、自慢の子なんだって言ってた。手先は器用なのに、生き方が不器用で、いつも周りに勘違いされちゃうって」

そんなことを言っていたのか…。

さすが、というべきかな?

その通りだから。

「でも、寂しがり屋で頑張り屋。すぐに溜めこんじゃうから、気づくのが大変って…笑ってた」

思い出したように、ユノが笑う。

なんか…恥ずかしいな。

自分の知らないところでそんな会話がされていたなんて。

しかも、その通りだから言い返せない。

「酷いなぁ…」

だから、ついそう呟いていた。

するとユノが驚いたように振り返る。

その反応に僕もまた驚いてユノを見つめ返した。

「あ、あれ?オレ、なんか変なこと言っちゃったとかじゃない?」

「え?」

「酷いって言わなかった?」

結構、繊細?

そんな風には見えないけど。

「言うには言いましたけど、そういう意味じゃないから大丈夫ですよ」

そう告げれば、安心したように微笑む。

「よかった。オレ、チャンミナに嫌われたら生きてけない」

「何を言ってるんですか」

それはね、たぶん…僕のほう。

ユノがいなかったら、僕は笑えていない。

ただ母の死を悼み、悲しみ、どうして僕を残して逝ってしまったのかと責めていたことだろう。

でも、ユノがいるからこうして笑っていられる。

「ホントだって。オレ、チャンミナがいなかったら絶対泣いてるもん」

正直だな…。

僕にはできない。

「泣きたかったら泣いてもいいですよ?胸くらいは貸しますから」

「うん、借りる」

躊躇うことなく答えることができるユノはホントにすごい。

気づくと、また笑っていた。

「とりあえず…手、握っていい?」

「え?」

「人に触れてるとさ、安心しない?ひとりじゃないんだ、って」

「…」

答える前に、手が重なった。

そして優しく包まれる。

人に触られるのは苦手なのに、妙に心地いい。

ユノの言葉を借りるなら、安心する。

僕にないものばかりをユノはもっているな…。

そう実感した1日目だった。



to be continued.








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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

どうなんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
ユノ様が謎(笑)

レジン?
未入力単語www
どんなものなのか、あとで調べてみます♡

B.U.Tの続きが気になる?
明確なお答えをいただいたのはふたり目ですΣ(・ω・ノ)ノ!
他の皆様はどっちがいいのかな~??

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

すでになくてはならない存在です♡
まだ恋愛感情とは遠いですね~(´∀`*)ウフフ
チャンミン君のお母さんはどんだけ素敵な人だったんでしょう?
羨ましい(笑)
チャンミン君は控えめですが、ユノ様は素直♪
いいバランスです(≧▽≦)

チャンミン君が帰ってきてからのことは考え中です(笑)
本家の方もストックだけでなんとかやっているので、そちらも始動したいなぁ…とか考えたりwww
なので、まだチャンミン君帰還以降は未定です(;^ω^)

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