雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 26

metropolis 26

約束の日、約束の時間。
すべての電源が同時に落ちた。

アンドロイドは動きを止め、世界は時間を止め、人間は何もできずに慌てふためくだけ。

オレは少ない荷物を手に部屋を飛び出し、指定されたその場所へと向かった。

「これを被ってろ」

渡されたのは1枚の厚みのある布。

「紫外線を遮るものだ。人間にこの時代の紫外線に触れたらものの数分で肌が爛れ、溶け出す」

「…」

想像するだけで寒気が襲いくる。

ぶるっと身体を震わせ、後部座席でオレは布に包まるようにして身体を小さくさせた。

「こっからどれくらい?」

「5時間ほどだ」

「オレがいなくなったら、大変じゃない?大丈夫?」

ハンドルを握るオレそっくりのその人。
正確には人じゃないけれど、やっぱり表情は人間そのものだ。

呆れたように苦笑し、息をつく。

「なんのためにオレがいると思ってんだ?」

「え…?」

「あの時は守れなかったが、今度こそ守ってみせる。お前は何も心配するな」

また、オレは何かを犠牲にしようとしている。
それに気づき、罪の意識が芽生える。

「オレ…」

「勘違いするな。これはオレの希望だ。お前のおかげでオレがいるんだから」

その言葉はとても深い意味を持っている。
オレがいなければ確かに生まれてこなかった。

でも、逆を言えばオレがすべていけないんじゃないか…?

「お前とチャンミンが幸せになってくれればいい」

「そういえば…一緒にいたチャンミンは…?」

「あの事故の時、代わりに連れ去られたのがアイツだ」

それはつまり、もうこの世にいないと言うことに他ならない。
オレたちのせいで、たくさんのひとが迷惑を被り、犠牲になっている。

「オレたちの分まで幸せになれ。きっと、天国であいつらも待ってる」

「…」

泣いたって意味がないのに、涙が溢れていく。
声にすることもできず、オレは布の下でまた涙を流した。

「一応、これから行く場所には生活に必要なものがすべて揃ってる。外出はできなくなるから不自由だろうが我慢してくれ」

我慢を強いているのはこっちなのに、そんなことを言う。
優しくされればされるほど、申し訳ない気持ちが大きくなっていくようだ。

「なぁ、ユンホ」

「…なんだよ」

「ありがとな」

「…お礼言われるようなコトなんもしてねぇし…。っていうか、言わなきゃいけないのオレのほうじゃん」

ブツブツと独り言のように、泣いているのを気づかれないようにそう小さな声で呟く。

すると彼はまたあの時のように声を立てて笑った。

「そっか。んじゃ、死ぬまでオレに感謝しとけ」

「…なんだよ、偉そうに…」

不思議な感覚だ。

兄弟みたいに、友人みたいに。

でも、たぶん二度と逢うことはない。

ふたりとも、声には出さずその運命を感じていた…。

27へ続く。



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