雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (248)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (36)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
15位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

キ・セ・キ ep.2-21

キ・セ・キ2




キ・セ・キ ep.2-21



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ものすごく、気分が重い。

朝起きた瞬間から、いまだかつてないくらい。

いや、違うかな…?

ちょっと前までなら当たり前にあった感覚だ。

外に出なければならないという日、決まって憂鬱になる。

まさしく、それだ。

久しぶりで忘れていた。

「チャンミナ、大丈夫か?」

「…」

大丈夫じゃないよ。

全然。

できるなら、出かけたくない。

部屋にこもっていたい。

でも、ヘソンが楽しみにしているから出かけなければならない。

板挟みの状態だ。

ユノが一緒だと大丈夫なのに…。

「少し顔色悪いな」

大きな手のひらが頬に触れ、無意識にすり寄った。

「ヘソンさんに頼んで、オレの休みに合わせてもらう?」

できたらどれだけいいだろう…。

けれど、次のユノのお休みはヘソンが帰る日。

何時の便で帰るかはわからないけど、それではちょっと大変な気がする。

せめて、ミノがずっと一緒にいてくれればいいんだけど…。

でも、大学生であるミノにわざわざ講義を休んでまで一緒にとお願いするのは気が引ける。

勉強が本分なのだから。

将来のために頑張っているのだから。

だから、行くしかない。

とはいえ、大丈夫だと言うこともできない。

「チャンミナ」

ユノに優しく包み込まれ、目を閉じた。

昨日から何度も大丈夫だって言い聞かせてたけど、不安や恐怖ばかりがどんどん大きくなっていく。

縋るようにきゅっと服を掴んで、ユノの香りを胸いっぱい吸い込んで。

「不安になったら電話して?出られるようにしておくから」

そんなこと言ったら、大変だよ?

たぶん、ずっと切ることができない。

1日中。

そしたらユノはお仕事どころじゃなくなってしまう。

だから、我慢しないと。

頑張らないと。

「ユノ…」

「ん?」

何を言うつもり?

一緒に来て、なんて言えるわけがない。

無意識に呼んでしまい、けれど続く言葉を飲み込んだ。

「チャンミナ?」

そうこうしている間にも時間は坦々と過ぎていく。

イジワルするみたいに。

「だ、大丈夫です」

「そんな青白い顔して言われてもなぁ…」

「ホントに、大丈夫です、だから…」

このままじゃ遅刻してしまう。

僕のせいで、そんなことをさせるわけにはいかない。

「チャンドラー、起きてっか~?」

当然のようにカギで玄関を開け、ずかずかとヘソンが中へ入ってくる。

僕たちを見て一瞬ピクっと眉が動いた気がした。

「朝っぱらからなにイチャついてんだよ。そろそろ出勤の時間じゃねぇの?」

「まぁ、そうなんですけど…」

ヘソンは知らないんだ。

いや、知ってはいるんだけど見たことはない。

引きこもりとなったのは高校生になってからだし。

人間不信っていうのはちょっと知ってるけど。

だから、僕がどれだけ外に出ることを嫌がっているかは知らない。

「ホントにお願いしますよ?絶対、目を離さないでくださいよ?」

「わかってるって!オレに任せろっ」

「絶対ですよ?もしチャンミナに何かあったら…」

「しつこいなぁ…。わかったって言ってんだろ?チャンドラだっていい大人なんだからそんなに心配しなくても大丈夫だよな~?」

だから、大丈夫じゃないってば…。

全然、大丈夫じゃない。

「ほら、さっさと行けよ!親子の邪魔すんなっ」

「ちょ…っ」

行っちゃう…。

ユノが、行っちゃう…。

どうしよう。

大丈夫ってさっきは言えたけど、ムリ。

やっぱり、大丈夫じゃない。

でも、仕事へ行かせてあげなきゃ…。

「チャンミナ…」

頭ではわかってるのに、手が離れてくれない。

縋るようにユノを見つめて、しがみついて。

まるで子どもみたいに。

「チャンドラもワガママ言ってんじゃねぇ!ユノだって仕事あんだろ?」

そう言いながら僕の手を外して、早く行けと言わんばかりにユノを押す。

泣きそう。

行かないでって言っちゃいそう。

でも…。

「い、いって、らっしゃい…っ」

「…」

普通に声を出したつもりなのに、震えてる。

顔が引きつっているのがわかる。

でも、いまの僕にはこれが精いっぱい。

ぎゅっと手を握りしめて、唇をかみしめて、顔を背けた。

これ以上ユノを見ていたら、甘えてしまうから。

片付け、しなくちゃ。

それからお出かけ。

食器を持つ手が震えていて、カチャカチャと食器が音を立てていて。

しかも、視線がずっとついて回ってる。

でも、気づかぬふり。

振り返ったら、ダメになっちゃう。

「ヘソンさん。買い物なんですけど、次のオレの休みじゃダメですか?」

「え?」

「だ、大丈夫です!僕、大丈夫です…っ」

泣きそうだけど、大丈夫。

きっと、何もないはず。

「チャンミナ。ムリしなくていいから。な?」

「ホントに、大丈夫です」

「チャンミナ…」

ムリしているのはきっとバレバレ。

でも、ユノの負担になるのだけは絶対に嫌。

甘えられたらどれだけ楽だろうって思うけど、お仕事はお仕事だから。

「大丈夫だって。絶対目、離さないから」

「…」

「ほら、ホントに遅刻するぞ?」

もう、出かける時間は10分も過ぎている。

ちゃんと、もう1回行ってらっしゃいを言わなきゃ。

ユノの顔を見て。

「お仕事、頑張ってきてください」

「…」

精いっぱい強がってみた。

するとユノは困ったように微笑んで、僕の頭を撫でてくれる。

「わかった、行ってくる。でも、何かあったらすぐ電話すんだぞ?超特急で行くから」

「…うんっ」

ユノは、約束を破る人じゃない。

何かあったら、すぐにユノが来てくれる。

その言葉がほんの少しだけ心を軽くしてくれた。

「あ~…ヘソンさん」

「ん?」

「ちょっとだけ後ろ向いててもらっていいですか?」

何か言いたそうに口を開き、くるりと後ろを向く。

「終わったら声かけろよ~」

「はい」

同時に、ぎゅっと抱きしめられた。

強くて優しくて、あたたかいユノの腕の中。

知らず背中に手を回していた。

「チャンミナ」

耳元で囁くように呼ばれて顔を上げればそっと唇が重なり合う。

「じゃあ、行ってくるな?」

「…うん」

「ヘソンさん、ありがとうございました。行ってきます」

「おう。気を付けてな」

あとはもう、行くしかない。

腹を括るしかない。

とりあえず、片づけをしよう。

やるべきことをやって、それからだ。



to be continued.








関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

心配ですね~…(;^ω^)
ヘソンさんはチャンミン君とのお出かけにウキウキ♡
そのせいで異変に全く気付かず(笑)
ミノ君が駆けつけるまで持ちこたえられるのか!?
それともユノ様、召喚か?
どうなるんでしょうね~(´∀`*)ウフフ

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.