雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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キ・セ・キ ep.2-27

キ・セ・キ2




キ・セ・キ ep.2-27



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



20分ほどで自宅へと到着し、もう荷物は後回しだと部屋へ向かった。

もちろんチャンミンはオレの腕の中。

泣き止んではくれたけど、口は閉ざしたままだ。

「ユノひょん、夕飯はなんか作って持ってきますね?」

「あぁ、悪いけど頼む」

食事のことなんてすっかり忘れていた。

頭の中にあるのはとにかくチャンミンをどうにかしなくちゃっていうことだけ。

靴を脱ぎ捨てて中へと進み、ソファとベットで悩みながらもベットへ向かった。

こっちのほうが広いし。

チャンミンを抱えたままベットへ腰を下ろして、そのまま身体を投げ出して。

背中に添えた手で、優しく撫でながら。

「もう、大丈夫。怖いヤツはいないからな?」

当然の如く、部屋の中にいるのはオレとチャンミンだけ。

他には誰もいない。

「チャンミナ?」

さっきから、口数は少ない。

笑顔もないし。

聞こえてくるのは鼻をすする音と、小さな嗚咽だけ。

ものすごく声が聞きたい。

笑顔が見たい。

焦りすぎなのはわかってるんだけど、無性にそう思ってしまった。

「…」

背中に触れていた手で頬をそっと包み込み、覗き込む。

大きな瞳は充血し、目じりにはたくさん涙を溜めていた。

落ち着き始めてはいるけど、またちょっとしたはずみで泣き出しそう。

そっと唇を寄せて重ねあわせれば、涙の味。

当然の如く、そんなことじゃ笑ってくれない。

額をコツンとあてがって、涙でキラキラと光る大きな瞳をじっと見つめて、どうしたら元気になってくれるかな…って考えて。

「ゆの…」

「うん?」

頼りなく、か細い声。

無意識に抱きしめていた。

こうしていないと、消えてなくなってしまいそうで。

「ぼく、もうおそとでないです…」

「…」

「ずっと、おへやにいます…」

かける言葉が咄嗟に出てこなかった。

予想してなかったから。

まさか、そんなことを言いだすなんて。

せっかく外に出てくれるようになったのに、逆戻りなんて冗談じゃない。

もっと外の世界を見せてあげたいのに。

いろいろなところに連れて行ってやりたいのに。

「もう、こわいのはいやです…っ」

小さくしゃくりあげ、きゅっと唇をかみしめる。

涙をこらえるみたいに。

それくらい、怖かったってことなんだよな。

なんでそばにいてやれなかったんだろう…って。

そればかり。

後悔しかない。

「オレが守るよ。ずっと、そばにいる。ひとりにさせない」

そう。

そもそも誰かと行かせたのが間違いだったんだ。

ヘソンだから大丈夫だろうと。

オレだって不安を感じていたのに、気づかぬふりで。

「チャンミナは、オレとデートしたくない?」

優しく問いかければ瞳が揺れる。

心を表すように。

チャンミンだって、ホントは出かけたいはずだ。

確かに家の中は安全かもしれない。

人の目に触れることもないし、知らない人間が入ってくることもないし。

でも、それが楽しいとは思えない。

いまでは買い物もインターネットを介せばできる。

衣料品も、食品も。

逆に買えないものを探すほうが大変だろう。

もちろん、自分の足で外に出ても欲しいものが見つからないときはあるけれど、その工程が楽しいんだ。

チャンミンも理解しているはず。

だって、生まれたときから引きこもりだったワケはないのだから。

「オレはたぶん、いまチャンミンが感じてる恐怖の10%も理解できていないと思う」

ずべてを理解したいけど、できない。

別個の人間なのだからそれは仕方ない。

どれだけ望もうと、ひとつにはなれないのだから。

「でもな、もしもオレがチャンミンだったら…もったいないかな、って思う。もちろん、あんなことがあって怖くて、逃げ出したい気持ちはわかる。たぶん、わかってると思う。けど…外は、怖いことばかりだった?」

少なくともオレは楽しかった。

初めてオレの勤める美容院に来てくれたときもそう。

世界のビール展に行ったときも、日本へ行ったときも、イタリアに行ったときも。

チャンミンも楽しかったんじゃないかな?

オレにはそう思えた。

いまもそう思っている。

「少し休んで、それからもう1回考えてみないか?」

どうしたっていまは恐怖ばかり先行してしまう。

もしもオレがチャンミンの立場でも、怖かったと思う。

見知らぬヤツに付け回されて、あんな風に追い詰められて。

冷静に考えられないのは当然のこと。

だから、いま答えを出すんじゃなくて、もう一度落ち着いて考えてほしい。

できれば、これからもっといろんなところへ行ってみたいから。

もちろんチャンミンと一緒に。

「難しい?」

「…」

答えはなく、俯いたまま。

すぐには答えが出ないことはわかっている。

もう一度抱き寄せて、丸い後頭部を手のひらで包み込むように優しく撫でた。

「ゆのは、いっしょにいてくれますか…?」

「当然。もう、他の誰かに任せたりしないよ」

それこそ、コリゴリだ。

こんなことは。

チャンミンの顔を見るまで、気が気じゃなかった。

「これからはどこに行くのも一緒だ」

これはもう決定事項。

たとえヘソンだって、エリックだって任せたりはしない。

何がなんでも一緒に行く。

どんなに近場でも、どんなに遠くても。

ふと、チャンミンが小さく胸を押す。

腕を緩めてやれば、じっと大きな瞳がオレを見つめた。

真意を確かめるように。

なんか、試されているカンジ。

でも、怯えることはない。

ホントにそうするつもりだから。

「信じられない?」

「…しんじ、たいです…。でも…」

まぁ、そうだよな。

簡単に折り合いがつくはずがない。

オレだってそうだ。

こうやって諭すように話してはいるけど、内心は怒りでいっぱい。

自分に対してはもちろん、チャンミンを怯えさせたヤツも、ヘソンに対しても。

「とりあえずさ、少し休もうな?ずっとそばにいるから」

いまはひとりになんかさせてやれない。

そばにいるって、わかってもらわないと。

話しはそれから。

これからのことはゆっくり考えればいい。

チャンミンならきっとわかってくれる。

考えが甘いって言われるかもしれないけど、そう信じたい。

とりあえず…早く笑顔が見たいな…。

焦りすぎかもだけど。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

心の傷はだいぶ深いようです(;^ω^)
どうなるかな?
チャンミン君は再びお外に出ることができるかな?
間違いなくユノ様次第♡
エリックさんが間違いなくヘソンさんを叱ってるのでご安心ください(笑)

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