雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 28

metropolis 28

他愛もない会話をしていると、あっという間だった。

車が止まり、窓越しにきょろきょろと辺りを探るように見回す。

「ここ…」

「ここは大陸の果て、監視エリアの外だ。人間はもちろん、警備アンドロイドも来る心配はない」

「オレたち、だけ…?」

「あぁ」

促されるまま車から降り立ち、小高い丘の上に立つその建物へと入って行った。

どこか、見覚えがある風景。
でも、違和感がある。

「ほら、入れ」

「…」

真っ暗な室内。
時折見える光は、窓の外に走る稲妻。

外とは違い、完全に遮断されているようで音は全く聞こえなかった。

灯りをつければ慣れ親しんだ部屋がそこにあった。

置いてある家具も、配置も、どれも記憶と寸分狂いはない。

「一応、お前たちの住んでいた部屋を再現してある。ちなみに家具はホログラムになってるから、飽きたら変えればいい」

「ホログラム?」

「起きたらチャンミンに聞け。お前より理解しているはずだ」

そうだ。
部屋よりも何よりも、大事なものがある。

「チャンミナは!?」

「寝室にいる」

荷物を置いて寝室へと向かえば、大きなベットの上に確かに人影がひとつあった。

稲光に照らされ浮かび上がるその姿。

紛れもなく、愛するその人がそこにいた。

「チャンミナ…」

恐る恐る手を伸ばして触れてみれば、確かにぬくもりが伝わってくる。

でもそのぬくもりは通常よりも冷たい気がした。

「ホ、ホントに生きてるのか…?」

「試してみればいいだろ」

聞くよりも、確認するよりも、実際やってみればいい。

「後ろ向いてろよ…っ」

「はい、はい」

ドフンが後ろを向いたことを確かめ、オレは深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。

そしてベットの端へと腰をおろし、頬をそっと手のひらで包み込む。

「チャンミナ…」

ぎしっとかすかにきしむ音が聞こえる。

稲光に映し出されるその綺麗な寝顔へと顔を近づけ、そっと唇を重ね合わせた。

ひんやりとした、でも柔らかな感触。

それは記憶の中と寸分変わらない。

「…」

名残惜しさを感じながらもゆっくりと唇を離していく。
余韻を楽しむように閉じていたまぶたを開き、その寝顔を見つめた。

「チャンミナ…?」

「…」

まぶたが震え、黒曜石のような瞳が姿を現す。

「チャンミナ、わかるか…?」

「…」

虚ろな瞳に一瞬、不安を覚えた。

「また身体機能が追い付いていない。少し待て」

待てって言われても、待てるわけがない。
犬じゃないんだから。

しかも、1か月も我慢してきたんだから。

「チャンミナ…」

ベットの上に投げ出されたまま指先ひとつ動かない手を祈るように包み込み、そっと口づける。

じっとその顔を見つめ、その時を待った。

29へ続く。



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