雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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amanogawa 17

amanogawa 17



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



魔法使い様を見た瞬間、真っ白だった頭の中にぽつり、ぽつりと光が灯った。

走馬灯のように様々な映像が駆け巡る。

ユノとの出逢い。

ユノとともに過ごした時間。

そして、人間に恋をした僕を支え続けてくれた親友。

力を貸してくれた魔法使い様。

泉のように記憶が湧いてくるんだ。

自然と。

ユノの手を握り、唖然としているその横顔をじっと見つめる。

あぁ…ユノだ。

本物だ。

ちゃんと触れることができる。

名前を呼ぶこともできる。

愛してると伝えることもできる。

夢みたいだ…。

僕の願いが、叶うなんて。

「ゆの…」

名を呼べば、ユノが振り返る。

そして、力なく微笑みながらもどうしたのかと尋ねるように首をかしげた。

気づけば、ユノの服はところどころ焼け、無残な姿。

カッコイイ顔も、煤けている。

拭いてあげようと思ったけど、僕の手もやっぱり黒くなっていた。

「魔法使い様。神様は、僕たちを認めてくれたの…?」

「あぁ。認めてくれたよ。チャンミンの想いも、人間の想いも」

記憶が戻り、思い出した。

神様と交わした約束。

「あの、さぁ…試練って、なに?」

疲れ果てたような声。

振り返り、ぎゅっとユノを抱きしめた。

するとユノもまた僕を抱きしめ返してくれる。

「チャンミンを人間にする代わりに神様が条件を出したんだよ。まず、チャンミンの記憶を一切消す。その上で一番強い想いだけを残した」

「え…?」

「本当に、逢いたかったんだろうね。チャンミンは、君に。だから、神様がちょっとヤキモチ妬いちゃったみたいなんだ」

「やきもち…?」

呟けば、ぎゅっと抱きしめられた。

「チャンミナは渡さない」

「あははは、わかってるよ!だから、言ったでしょ?認めてくれたって」

わからないことはいっぱいだけど、認めてくれたならいい。

だって、それはつまり、ユノと一緒にいていいってことだから。

「君のチャンミンへの想いも、チャンミンの君への想いも本物だ。認めざるを得ないって。残念がってたけど」

「魔法使い様」

「うん?」

「もう、ユノにお話してもいい?お礼、言ってもいい?」

「もちろん」

その言葉に微笑み、ユノを見つめた。

「チャンミナ?」

「ユノ、助けてくれてありがとう」

「は?」

ずっと伝えたかったんだ。

きょとんとした顔。


そんな顔も可愛くて、好き。

「僕、ユノに助けてもらったの。あっちの岩場でね、海に帰れなくなっちゃって」

「え…そ、それって…」

いまでもあの日のことを覚えている。

とっても優しい笑顔。

殺されるって思って怖かったけど、ユノは僕を助けてくれた。

「それからね、ずっとユノにお礼を言いたかったの」

「チャンミナ…」

ようやく、言うことができた。

あの日、僕はユノに恋に堕ちたんだ。

知れば知るほど好きになって、どうしようもないほど恋焦がれて。

「ユノ、好き。愛してる」

ユノに教わったその言葉。

心に浮かんだまま伝えれば、ふっと大好きな優しい笑顔が浮かんだ。

「オレも、愛してるよ」

「コラコラコラ。ラブシーンは僕が帰ってからにしてくれるかな?それとも、独り身の僕に見せつけようって魂胆かい?」

ユノとキスしたかったのに、魔法使い様が邪魔をする。

頬を膨らませれば苦笑い。

「じゃあ、僕はもう行くから。チャンミン、幸せになるんだよ?」

「うん。僕、しあわせ。ユノがいるから」

「あぁ、そうだ。神様から最後のお願いを聞いてきたんだ」

「…?」

「うたを、歌ってほしいんだって。叶えてあげてくれる?」

そんなのはお安い御用だ。

こくりと大きくうなずいた。

「じゃあ、今夜。頼んだよ?」

「うん」

うたを歌うのは、好き。

神様にうたを歌って聞かせるのが僕の種族の務め。

毎晩、夜空に浮かぶ月にうたを届ける。

心を込めて、神様の心が癒されるように願いを込めながら。

「チャンミン」

「…?」

「寂しくなったら、いつでも帰っておいで。僕もキュヒョンも、ここで待ってるから」

魔法使い様の手がそっと頭を撫でる。

いつもの笑顔を浮かべながらも、瞳はどこか寂しげに。

「魔法使い様…」

「ユノ君、って言ったっけ?」

「…はい」

「言っとくけど、チャンミン泣かせたら許さないから」

いつも柔らかい声なのに、なぜかその時だけは硬質な声。

驚いていると、ユノが静かに応じた。

「泣かせません、絶対に」

「なら、いい」

ふっと微笑み、魔法使い様の姿が消えた。

しばらくその場に佇んでいると、少し離れたところに水しぶきが散った。

魔法使い様だ。

あの尾びれの色は間違いない。

「チャンミナ」

後ろから伸びてきた手がそっと僕を包み込む。

大好きなぬくもりと、香り。

後悔はない。

でも、少しだけ…寂しい。

「毎年、ここに来ような…?7月7日に」

「…うん」

「報告しに来よう?どんなことがあったか」

「うん」

これが最後ではない。

またと魔法使い様も仰っていたじゃないか。

だから、大丈夫。

間もなく空が藍色に染まり、白い月が姿を現す。

星たちが川のように夜空を流れ、月に住まう神様を励ましているかのよう。

ひとりじゃないよ、って。

そして僕は、目を閉じて音を紡ぐ。

心を込めて優しく。

神様へ、感謝の意が届くように。

うたを歌い終えると、そっとユノがまた僕を抱きしめてくれた。

「あの声は、チャンミナだったんだな…」

「僕、うたうことしかできないの。神様の心が癒されるようにって。でも…」

「うん?」

「これからは、ユノのためにうたう」

神様は、好き。

逢ったことはないけど、優しいのは知っている。

だって、こうして僕を人間にしてくれたのは神様だから。

悲しみに打ち震えていた僕をすくいあげ、手を差し伸べてくれたひと。

そして、悲しい人。

月には神様ひとりしか住んでいないって、魔法使い様が言ってた。

ひとりは、寂しい。

僕はユノがいるから寂しくないけど。

だから、いつか神様も巡り会ってもらいたい。

僕がユノに出逢えたように。

「あ…」

「ん?どうした?」

「キュヒョナ!魔法使い様!」

「え?」

気づけば浅瀬にふたりの姿があった。

濡れることも構わず海の中へと進めばユノが慌てて追いかけてくる。

「こ、こら!危ないだろ?」

「大丈夫!」

だって、海の中にずっと住んでいたんだ。

このあたりは波も穏やかで、人もあまり来ないし、怖いお魚もいない。

「キュヒョナ」

「チャンミン、元気だったか?」

「うん、元気。キュヒョナは?」

「元気だよ。見ての通り」

「あ、ユノ!」

紹介しようと振り返ったその時、ユノは目を見開き、ぽかんと口を開け、固まっていた。

「ユノ…?」

いまだかつて見たことのない顔。

驚いてる?

何に?

「すごい顔!芸術的!」

尾びれを揺らしながら水面を叩き、キュヒョンは大笑い。

魔法使い様まで笑ってる。

「そりゃ驚くでしょう?だって、人間にとって人魚なんておとぎ話の世界でしか生きていないものだし」

「え?そうなの?」

「そうだよ。もし実在するなんてわかったら大変。僕たち、すぐ全滅だよ」

魔法使い様の言葉に、震えあがった。

全滅?

それって殺されるってことだよね?

「ユ、ユノ…っ」

ユノは絶対にそんなことはしない。

わかってはいるけど、怖い。

ぎゅっと手を握り返せば、ビクンと身体が跳ねる。

「あ、あれ…?オレ、なんか夢を…」

なんか、ユノはそれどころじゃないみたい。

僕でもわかるよ?

ユノが混乱してるって。

でも、そんな顔もやっぱりカッコイイ。



to be continued.








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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

マーメードです♡
加工されたものを見た時は、やられたって思いました(笑)

そして、ようやく結ばれました~(´∀`*)ウフフ
記憶を消されてもユノ様のお名前だけは覚えていたチャンミン君(≧▽≦)
一番強い想い、それはユノ様( *´艸`)
純粋で一途なチャンミン君に脱帽ですwww

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