雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (93)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
7位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

366日 60

 366日-1




366日 60



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



悶々としたまま車に揺られ、目的地へと向かう。

とはいえ、目的地は知らないんだけど。

「チャンミナ?どうした??」

「いえ…」

「なんでもないって顔してない」

言葉を奪われてしまった。

横から見ても頬が膨らんでいるのがわかる。

「チャンミナ」

「…」

ものすごく、言いづらい。

タダ飯だと喜んでいるユノに水を差すようで。

「あ~…その…なんていうか…」

「なに?」

「奢ってもらっていいものかと…」

「いいんだよ。どうせアイツ、金持ちだし」

ユノ的にはあくまでもシウォンは友達。

奢る奢らないなど、大した問題じゃないんだろう。

でも、僕にとっては大問題。

何しろ昨日もプレゼントをもらったばかり。

しかも今日は仕事の契約を済ませ、しかもその契約金が破格の値段。

それについての話しあいをしようとしているわけで…。

「あ…そっか。悪い!オレ、すっかり当初の目的忘れてたっ」

ようやく思いだしてくれたらしい。

「どうすっかな…」

片手でハンドルを握ったまま、もう片方の手で頭をぼりぼり。

答えの出ないまま車が止まる。

どうやら目的地に到着してしまったらしい。

「とりあえず、行こ?ちゃんと話はできるから」

話もできなかったら、来た意味がない。

「ユノ、チャンミン」

「シウォン!急に悪かったな」

「問題ない。もう仕事は終わったし、ちょうど夕飯をどうしようか悩んでたんだ」

ユノはもう目的を忘れてしまったんじゃないだろうか…。

なんか、そんな気がする。

「こんばんは、シウォンさん。今日はありがとうございました」

「こちらこそありがとう。おかげでいい仕事ができそうだ」

差し出された手を握り返し、つられるように微笑んだ。

「話があるんだって?」

「あ、はい」

ユノってば、言ってたのか…。

気づかなかった。

ならば話は早い。

「とりあえず、食事をしてからな?」

ぐしゃぐしゃと頭を撫でられ、くるりと背を向ける。

ついてこいということらしい。

「チャンミナ」

ユノに呼ばれ、息をひとつついてから歩きだす。

とりあえず、話はできる。

それだけは確かだ。

しかし…高そうな店。

いいのか?

疑問と躊躇い。

けれど、ユノはすでに入口を開けて手招きしている。

行かないわけにはいかない。

ここで帰るなんてできないし。

「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」

恭しく頭を下げる男性に案内され、席へとつく。

やっぱり、高そうだ。

「ここはオレのお気に入りの店なんだ。うまいから遠慮なく食べてくれ」

遠慮なく…なんて、無理。

いったい、いくらするんだ?

聞くのも怖いし、メニューを見るのも怖い。

「オレ、こういう店初めて」

緊張する僕とは裏腹に、ユノは何やら楽しそうだ。

目をキラキラさせながら店内を見ている。

「じゃあ、適当に頼むか?」

「うん」

迷いがないなぁ…。

羨ましい。

シウォンはといえば店員を呼び、オーダーを済ませていた。

「で、話って?」

水の注がれたグラスへ手を伸ばそうとした瞬間、そう切り出された。

ありがたいけど、水を飲む時間が欲しかった…。

いや、文句は言えない。

「あの…契約金の話なんですけど…」

「ん?足らなかった?」

慌ててかぶりを振った。

ついでに手も合わせて左右にぶるぶる。

「とんでもない!逆ですっ」

思わず声にも力が入る。

ここがどこであるかも忘れて。

注目を浴びていることに気づいて浮かしかけた腰を戻し、ゴホンと咳払い。

恥ずかしい…。

「逆?どうして?」

「どうしてって…」

「人の価値は何で決まると思う?」

唐突に投げかけられた哲学的質問に言葉を失った。

そんなこと、考えたこともない。

「チャンミンは自分を過小評価しすぎだな」

「そんなことは…」

「ある!」

今度は突然ユノがそう断言する。

しかも大きな声で。

「チャンミナ、こんなカッコよくて、こんな美人なのに…」

「ユノ」

そういうことを話してるんじゃないし…。

「だって、ホントのことだもん。シウォンだってそう思うだろ?」

「あぁ」

そこで同意する?

僕はいったいどうしたらいいわけ?

敵がふたりいるみたいだ。

いや、敵じゃないんだけど。

「まぁ、自意識過剰よりはいいけどな」

「それって、自分のこと?」

「オレのはちゃんと実績に基づいた自信なんだよ。馬鹿にすんな」

「え~?それはどうかなぁ??」

にやにやと笑いながらシウォンへと顔を近づける。

そんなユノを押しのけ、シウォンは僕を真っ直ぐに見つめた。

話を戻すように。

「オレは、チャンミンに見合う金額を出したつもりだよ。いや、足りないくらいかな?」

「そんな…。だって、僕なんか大した実績もないですし…」

「実績なんか関係ない。ようは、オレのイメージするものに似合うかどうかだ」

そう言われては、何も言えない。

ものすごいプレッシャーを感じる。

「たくさんのモデルを見てきたし、たくさんのモデルと仕事をしてきた。でも、どこか違ったんだ。オレのイメージと。そんな中で、チャンミンを見つけた。コイツだと思ったよ、正直。でも、なかなか見つからなかった」

「うちの事務所、弱小ですからね…」

「その通り」

これには苦笑いするしかない。

有名ブランドならば、やはり名の通ったモデル事務所の人材を選ぶだろう。

いや、違うか。

大きな事務所なら、多種多様な人材がいる。

ブランドとしても選択肢の幅が広がる。

だから、だ。

「そんなとき、チャンミンの事務所が売り込みに来た。運命だと思ったよ。所属モデルにチャンミンを見つけた時は」

「運命ってなんだよっ。チャンミナはやんないぞ!」

「そういう話じゃないから安心しろ」

ところどころで茶々を入れてくるユノに若干苛立ちを覚える。

「ユノ」

ちょっと黙っていてほしい。

真剣に話してるんだから。

「ゴメン…」

苛立ちが声に出ていたのだろう。

しゅんと肩を落とし、がっくりとうなだれる。

「人の価値は、人が決めるとオレは思っている。それが自信につながる」

「…」

「1年後、楽しみにしてろ。周りの評価がどうなっているか」

評価…。

考えたこともなかったな。

いまさらかもしれないけど、ちゃんと向き合ってみよう。

アルバイトだからと言い訳するじゃなく、逃げ道を作るではなく、しっかりと未来を見据えて…。



to be continued.








関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.