雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 35

metropolis 35

隣へと横たわり、その身体を包み込む。
艶やかな髪にそっと口づけ、うなじへと顔をうずめた。

「教えて?チャンミナのこと全部」

「…」

身を守るように身体を小さくし、胸へと額を押し付ける。

オレの目からは丸い後頭部しか見えない。

その後頭部を手のひらで包み込むようにしながら優しく撫で、固く握りしめられたこぶしをもう片方の手で包み込んだ。

「僕が初めてユノと出逢った時…」

「初めて?オレが小学生だった頃のコト?」

確かめるように問いかければコクリと小さく頷く。

そういえば…。

再会したとき、本当に驚いた。
記憶とまったく変わらないその容姿に。

戻ってきてくれたのならそれでいいと無理やりに疑問を飲み込んだ。

なんとなく、聞くのも怖くて…。

「あれ、アンドロイドだったってヒチョルさんから聞いた」

「…」

それにしたって、疑問が残る。
目の前にいる生身の人間であるチャンミンが、あの時とまったく同じ容姿だから。

「実際、チャンミンって何歳なの?」

「…1988年2月18日」

「え…?」

「僕の、誕生日…」

一瞬、頭の中が真っ白になる。
だって、オレとふたつしか変わらない。

しかも上じゃなくて、下だ。

でも、おかしくないか?

アンドロイド作って、それを試動させてたんだよな…?

同じ、小学生が…??

年下が…???

「僕は、普通じゃないんだ…。気味悪がられてた」

「どういう、こと…?」

「生まれた時から言葉を理解してたから…」

「それって…」

どういうことだ?

でも、素直に思った。

「すげぇな…」

「え…?」

「いや、だって普通に考えてスゴイだろ?生まれてすぐ言葉が理解できるって。オレなんかいまだに不自由なのに」

思ったまま言葉にすれば、俯いていた顔が持ち上がった。
きょとんとした幼い表情。

「気持ち悪く、ないの…?」

「なんで?気持ち悪くなんかないだろ?すげぇとしか思えないけど?」

当然だとそう告げれば、ふわりと笑顔が浮かぶ。
安心したと、その表情が物語っていた。

「それで?」

「え?あ、うん…」

柔らかな頬を撫で、また俯きそうになるチャンミンにそっと微笑んだ。

怖がる必要はないと、そう伝えたくて。

「僕は、少し普通の人と違ってて…。幼い頃から、大学の研究室に入り浸ってたの」

「マジで?」

それは驚きだ。
っていうか、そんなことできるのか?

オレとは180度違う、未知の世界だ。

「そこで、知能ロボット学研究室でね、僕も作って、遊んでた。当然、子どもの僕に友人なんてできるわけがなくて…ユノと知り合えた時は本当に嬉しかった」

当時の気持ちを思い出したのか、かすかに微笑みが浮かんだかと思えば、すぐさま沈んでいく。

「ユノと過ごすのが楽しくて、あまり関わっちゃダメだってわかってたけど我慢できなくて、また逢いに行ってしまった」

「…」

「名前も、本名を言っちゃって…。一緒に過ごすのが楽しくて、同時に怖くなって…」

また、涙がこぼれはじめる。

その時の気持ちを思い出したのか、それとも同調してしまっているのか。

落ち着かせるように抱きしめ、髪をすく。

もしかしたら、ヒチョルと似ているのかもしれない。

人と付き合うことがほとんどない状態で育ってきたから、関わるのが怖い。

どう接していいのかがわからない。

たぶん、不器用なんだ。

ひとつが抜きんでてしまっているがゆえに、他が追い付かない。

だって、どんなに頭が良くても子どもは子どもなんだから。

「だから、いなくなった…?」

小さく頷き、縋るようにぎゅっと手を握りしめる。
その手を握り返し、そっと額へ口づけた。

「いいよ、別に。オレ、怒ってないし。それに…こうして戻ってきてくれたからいい」

「ユノ…」

「でもさ、なんで最初に逢ったアンドロイドのチャンミナといまのチャンミナは全く同じなんだ?だって、子どもだったなら普通、できないよな?」

「僕の大人になった姿をシュミレーション端末で想像させて造ったから…」

どんだけ頭いいんだ…?
一般人のオレにはさっぱり見当もつかない。

「すげぇとしか言いようがねぇな…」
嘆息をこぼし、意味もなくぎゅっとその身体を抱きしめる。

「ユ、ユノ、苦し…っ」

「あ…悪い…」

腕を緩めて顔を覗き込み、酸素を吸い込むその唇を見つめた。

赤くて、柔らかくて、オレの唇と相性抜群のそれ。
一度は収束したそれが、身体の奥で再び燃え始めた。

36へ続く。



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