雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 72

 366日-1




366日 72



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



車を降り、いましかないとそっとユノに耳打ちした。

「ユノ」

「ん?」

「ユノはどうしたいですか?」

「え?何が?」

きょとんとした顔。

シウォンには聞かれないよう、微妙な距離を取りながら小声で言葉を交わす。

「僕たちの関係を隠すのか、それとも…」

「そりゃ隠しといたほうがいいだろ?だって、バレたら何言われるかわかんないし」

隠すつもりはあるらしい。

でも、ユノの行動は隠しているように見えない。

それとも、ユノなりに隠しているつもりなのか…?」

「ま、シウォンにはバレてるから隠そうとしてないけどな」

なるほど。

その言葉で納得した。

確かに、シウォンがいる時だけかも。

ユノがあからさまな行動をしているのは。

空港では控えめだったし。

「オレ、なんかマズった?」

「いえ…なんていうか…」

「うん?」

「シウォンさんにはバレてるみたいですけど、あまりあからさまな行動は控えたほうがいいのかなって。誰の目があるかわからないし」

だって、バレているとは思うけど、確証はないはずだ。

大胆に行動してはマズイ気がする。

「ん~…わかった。これから気をつけるな」

「すみません」

「チャンミナが謝ることじゃないし」

ケラケラと笑いながら背中をバシバシと叩く。

結構、痛い。

もしかして、ちょっとショック受けてる?

それを誤魔化そうとしてる?

「ユノ」

「ん?」

「落ち着いたら、ちゃんとシウォンさんに話しましょう?」

「え…?」

驚いたように目を見開き、ぴたりと足を止める。

あ、やっぱり勘違いしてた?

「あやふやなままじゃ申し訳ないですから。ユノの、大事なお友達でしょう?」

少し赤らんだ顔に、幼い笑顔が浮かべる。

「オレにとってはチャンミナのが大事だけどな~」

「ホント?」

「ホント。マジ!」

ふたりきりだったら間違いなく抱きしめてる。

けど、できない。

ここでは。

ホテルに帰るまで辛抱しなければ。

「せっかくだから家に招待しますか?」

「嫌だ。だってアイツ、絶対帰らないもん」

当然のようにそう言い放つユノは、完全に真顔。

意外だ。

シウォンは真面目な人だと思ってたけど…。

いや、そうでもないか。

ユノで遊んでいるのをよく見るし。

仕事がらみだから?

普段は別人?

ちょっと興味がある。

「会うなら外!」

「じゃあ、場所はユノに任せます」

「うん」

とりあえずの話はまとまった。

少し距離の離れてしまったシウォンを少し早い歩みで追いかけ、斜め後ろへと着く。

「おはようございます」

シウォンが現場へ到着するなり、いたるところから上がる声。

僕もまたスタッフへと挨拶回りを行った。

新人みたいなものだし、これから1か月くらいお世話になるし。

下手したら1年。

いや、もしかしたらそれ以上。

この仕事次第ではそうなる確率もある。

だから、いつも現場へ入る際に行ってはいることだけど念入りに。

「チャンミン」

「はい」

スタッフ全員とあいさつが終わるのを見計らっていたかのように声がかかった。

僕だけではなく、作業を進めていた全スタッフも。

「じゃあ、今日から撮影を始める。事故、怪我のないよう努めてくれ。また、いま挨拶に回ったと思うが、今日からこちらにいるシム・チャンミンがオレのブランドのメインモデルとなる。とりあえず1年契約だが、オレとしては長く付き合いたいと思っているモデルだ。みんな、協力を頼むぞ」

「はい!」

大きな声に思わず身体が震えた。

なんていうか…体育会系だ。

「チャンミン。もう1回、改めて挨拶してくれるか?」

「はい」

大きな声を出すのはあまり得意ではない。

でも、得意だとかそうではないとか、文句は言えない。

これも仕事の一環だから。

「初めまして、シム・チャンミンです。足を引っ張らないよう精いっぱい頑張りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」

個性のない挨拶だが、みんなは大きな拍手で迎えてくれた。

妙に照れくさい。

基本、人前に立つのはあまり好きではないから。

じゃあなんでモデルなんかしてるんだ、ってカンジではあるけれど。

「よし。じゃあ、みんな各自持ち場へ戻ってくれ」

シウォンの言葉を受け、わらわらとそれぞれの場所へと散っていく。

「チャンミンはこっち」

僕が呼ばれれば当然のごとくユノもついてくる。

なんだか子どもみたいに目を輝かせてきょろきょろしているのは気のせい?

いや、気のせいじゃないな。

「ユノ」

「なんかすげぇな。撮影ってこんなとこでやるんだ?」

「ここまで大がかりなのは僕も初めてですけど」

なにしろここは、中世ヨーロッパに建てられたお城。

いまでこそ誰も住んでいないようで、普段は観光客を呼び込んで建物を維持しているらしい。

今日は撮影のために借り切っているんだとか。

なんともスケールの大きな話だ。

いったい、1日でいくらかかるんだか気になるところではあるけれど、聞くのが怖い気もする。

「ユノはやっぱり屋外専門?」

「うん。風景が基本だし。もちろん、屋内でも撮影はしたことあるけど、全部一人でやっちゃうし」

「ひとりで?照明とかも?」

「だって、オレが撮るものは動かないもん」

そういうことか。

動かないものを撮るのであれば、照明をその都度微調整などしなくてもできる。

つまり、ひとりで可能ということだ。

「今度僕もユノの仕事風景見てみたいな…」

「え!?そ、それは…」

「ダメ?」

「ダメではないけど…」

どうしてそんなに恥ずかしがるんだろう…。

首を傾げれば、困惑をにじませた顔で視線をうろうろ。

「ユノ?」

「チャンミナに見られて仕事なんて…きっと、緊張してなんもできないもん」

「は?」

「しょ、しょうがないだろっ!オレ、上がり症なんだからっ」

顔が真っ赤だ。

上がり症?

言われて初めて気づく。

確かにその気はあるかもしれない。

いろいろと。

「他の誰かならまだしも、チャンミナがいたら…」

想像したんだろう。

それを追い払うように頭を左右へ。

さながら、水浴びを終えた犬のように。

「ムリっ。絶対ムリっ!」

そこまで否定されると、悲しいを通り越して呆れてくる。

仕方がないか、と。

ウソをついている感じではないし。

「わかりました」

「ゴ、ゴメンな…?チャンミナのお願いは全部聞いてやりたいんだけど…そのクセ、オレは押しかけちゃってるんだけど…」

「大丈夫ですよ。気にしないでください」

「ホント、ゴメン…」

完全にしょぼくれてしまった。

どうしようか…。

ここじゃ何もできない。

どこへ行っても人目があって。

しかもこれから撮影だから時間もないし。

「ユノ」

「…?」

まるで捨てられた子犬のような瞳。

そんな目で見られたら抱きしめたくなるじゃないか…。

でも、できない。

「笑って?」

「へ…?」

「ユノが笑ってくれないと、僕…頑張れないんで」

無理矢理に笑わせても意味はないけど、いまはこれしかない。

落ち込んでいた顔が一気にきょとんとしたものへ変わる。

そして、笑顔が浮かんだ。

作り笑いじゃない、ホントの笑顔。

「しょうがねぇな~」

なんてつれないことを言いながらも、楽しそう。

意外と正解だったかも。

いつものユノに戻ってくれたみたいだ。



to be continued.








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