雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (95)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
9位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

366日 82

 366日-1




366日 82



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



せっかくのオフをホテルの一室でずっと過ごした。

もったいない気もするけれど、心は満たされている。

誰の目に触れることなく、気にすることなく、ただ愛する人を感じるだけの時間。

これほどに幸せな時間はないだろう。

「なぁ、チャンミナ」

「うん?」

「暑くないの?」

ユノの質問はごもっとも。

いや、普通に考えれば聞かずとも自ずと答えが出てくるだろう。

「暑いですよ?」

「だよな…」

なにしろ、季節は初夏。

着ているのは冬用の衣装。

暑くないわけがない。

待ち時間は扇風機とうちわが欠かせないくらい。

メイクが取れてしまうとこまめに汗を拭いているせいで、なんとか保ててはいるけれど。

「チャンミナ、暑がりって言ってたもんな」

「うん」

そう。

ものすごく暑がりで、汗っかき。

服の下は大変なことになっている。

見た目を取り繕っているから誰も気づいていないみたいだけど。

おそらく衣装担当は大変なはずだ。

また数日後に袖を通さなければならないものもあるから、クリーニングに出したり大忙しだろう。

とはいえ、僕自身どうすることもできない。

我慢することで抑えられるのであればいくらでも我慢するし努力もするけれど、こればかりは…。

「上着くらい脱いどけば?」

「またすぐ撮影ですから」

着たり脱いだりも面倒くさいし、手間になる。

できる限り、スタッフの手を煩わせたくないし。

「ん~…じゃあ、とりあえず水分補給」

差し出されたのはスポーツ飲料。

確かに、これだけ汗をかいているのだから水分を取らないと脱水症状を引き起こしてしまう。

でも、取ったら取ったで汗がその分流れてくるし…。

難しいところだ。

そう考えながらも差し出されたものを口に含んでいるけど。

だって、のどが渇くんだから仕方がない。

冷たいドリンクにほっと息をついたのもつかの間、撮影を再開するみたいで声がかかる。

動くのもちょっとキツイと思いながらも、頑張っているスタッフの手前文句を言うこともできない。

ここは我慢のしどころだ。

夏の気配を漂わせる陽射しの下で、冬物の服を着こんで。

「オッケー、衣装チェンジしよ~」

「はい」

ようやく脱げる。

でも、またすぐに違う服を着ないとだけど。

つかの間でも脱げるだけ感謝しないと。

バスの中で服を脱ぎ捨て、ぐったりと身体を投げ出した。

「チャンミナ、身体拭くやつもらってきた」

「助かります」

ホント、キツイな…。

まだ夏本番にもなっていないのに、バテ気味。

いままで野外の撮影なんかしたことがなかったから、こんなにキツイなんて知らなかった。

身体を拭いて、さっぱりしたいところだけど…いまは動くのも億劫。

全身が燃えるように熱くて。

目を閉じて、エアコンの冷えた風を感じていると不意に手にぬくもりが触れた。

「ユノ?」

「これ、すーってするヤツだから、きっと気持ちいいと思う」

ユノが持ってきてくれた、それ。

拭かれたところから、確かにすーっと涼しくなっていく。

天国だ…。

「気持ちいい…」

「だろ?」

全身隈なく拭かれ、心地よい冷気が身体を包んでいる。

快適だ。

だんだんと汗も引いてきて、ベタベタとした感触もなくなって。

「あとさ…これ、脇の下とか貼っとけば涼しいんじゃないかと思って」

次にユノが取り出したのは、発熱したときにおでこへ貼る冷却シート。

確かに、体温の上昇は幾分抑えられるかもしれない。

「ユノ…」

「ん?」

「はがすとき、痛くないですか…?」

「…」

想像だけで、痛そうだ。

ようは、ガムテープと同じ要領だろう?

もちろん、接着力はだいぶ下がるけれども。

ユノも想像したみたい。

顔をしかめ、冷却シートをカバンの中へ押し戻した。

何もなかったように。

そしてうちわに持ち替えて、全力で僕を仰いでくれる。

あ~…涼しい。

ずっとこうしていたいところだけど、そうも言っていられない。

10分ほど休憩して、次の衣装へ。

暑くない、いまは冬と自己暗示をかけるように心の中で呟きながら。

「あともうちょっとだから、な?」

「うん」

とにかく、頑張らないと。

尽力してくれているスタッフのためにも。

再び太陽の下へと赴き、撮影再開。

いくら言い聞かせてもやっぱり暑いものは暑くて…。

とはいえ、それを表情に出すことはできない。

日が暮れると同時に解放され、ぐったりとしたままホテルへと戻った。

「チャンミナ、大丈夫か?」

「ダメ…」

「とりあえずシャワー浴びる?身体、気持ち悪いだろ?」

このままベットに横たわりたいけど、そうしてしまったら動けなくなる気がする。

促されるまま温度の低いシャワーを浴びて、冷えた水を飲んで。

ベットに倒れ込むように転がれば、様子を窺うようにユノが顔を覗き込んでくる。

「大丈夫か?」

「ちょっと休めば平気です」

一番の休息方法。

ベットから離れようとするユノの腕を引いて、抱え込んだ。

「チャンミナ?」

「ここにいてください」

「いいけど…暑くない?大丈夫か?」

「もう、暑いのはなくなりました」

シャワーを浴びてさっぱりしたし、最後に水を浴びたから身体の熱も放出された。

あとは体力の回復だけ。

しばしこうしていればある程度は復活するだろう。

「チャンミナ」

「うん?」

「仕事、楽しい?」

突然の問いかけだった。

問われて、初めて考える。

反芻する。

いままではなんとなくやってきたけど、今回は本気で臨んだ。

シウォンの期待に応えるためにも。

「なんか…」

「ん?」

「楽しい気がします。大変だけど」

「そっか」

腕の中に納まったまま、嬉しそうにユノがそう告げる。

顔は見えないけど、声でそう感じられた。

「大変な仕事ってさ、やりがいあるよな?」

「うん」

「終わった時の達成感とか、半端ないし」

「残念ながら達成感はまだ味わってないですけどね」

あと数日で撮影は終了。

スケジュールより少し早めの母国へ帰れそうだ。

そしたら、ゆっくりできる。

ユノとふたりで、のんびりと。

「ねぇ、ユノ」

「ん…?」

「帰ったら、また旅行しませんか?」

「うん」

他愛もない口約束。

けれど、頭の中ではすでにどこへ行こうかと悩み始めている。

ユノが一緒ならどこでもいいけれど、前回の旅行よりももっと楽しく過ごしたいから…。



to be continued.








関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.