雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 84

 366日-1




366日 84



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



それから、幾許かの時が流れた。

ゆっくりと、でも着実に。

帰ってきてから一度だけシウォンに呼び出されて、残った撮影をしたが、しっかりとした予定はそれだけ。

あとはユノとひたすら一緒にいた。

旅行にもちゃんと行けたし。

どこへ行こうかと悩んで、相談して、選んだのはシンガポールにあるインフィニティプールを備えたホテル。

せっかくの長期休暇だし、パスポートもあるしって。

2泊3日の旅。

安くておいしい料理を食べて、ホテルの屋上にあるプールで泳いだり。

運よく1部屋だけ空いている言われて、飛びついたっけ。

これはもう行くしかないって。

先日まで海外にいたのにまた海外って言われるかもしれないけど。

でも、ヨーロッパとアジアとではまた少し違う。

ヨーロッパの街並みは確かに綺麗だけど、同じアジア圏だからか、シンガポールのほうが親しみやすい気がした。

気兼ねなく堪能できるというか。

なにより、物価が安い。

ある程度仕事が終わったからと羽目を外して食べすぎてしまった。

帰ってきてからユノは太ったと大騒ぎだし。

また増えたふたりの記録。

プリントアウトした写真はアルバムに収められている。

いつでも取り出して見れるように、と。

同時に、リビングへと続く廊下の壁には僕の特大パネルが両側に3枚ずつ掲げられた。

ものすごく、恥ずかしい。

一応やめてほしいとお願いはしてみたんだけど、聞く耳を持ってもらえなくて…。

おかげで、この家には誰も呼べない。

だって、玄関からも見えてしまう位置に飾られているし。

ホントに困った。

とはいえ、幸せな悩みだけど。

「チャンミナ?」

今日で夏季休暇も終了。

久しぶりの大学だ。

荷物を置くだけの部屋となってしまった自室で準備をしていると、ユノが甘えるようにのしかかってくる。

「どうしました?」

「いまのうちに甘えてんの」

「バイトも特に入ってないし、講義が終わったらすぐ帰ってきます」

「ん~…」

「ユノ?」

微妙な返事に何か感じるものがあった。

虫の知らせ、とでも言うのだろうか。

「あのな、オレ…しばらく、仕事で留守にすることになった」

「え…?」

聞いていない。

そんなそぶりだってなかったじゃないか。

どうしていきなり…?

「いつからですか?」

「明日から」

「…」

まさかの事態だ。

夏休み前の生活に戻るだけと思っていたのに…。

でも、冷静に考えてみればそれが当然だ。

ユノは社会人で、仕事があるわけで、いままでは僕に合わせてくれていただけ。

きっと、だいぶ無理をしていたんだろう…。

とはいえ、いきなりすぎるけど。

「そう、ですか…」

「ゴメンな…?言わなきゃって思ってたんだけど、なかなか言い出しづらくて…」

「仕事なら仕方ないです」

そう。

仕方がないこと。

でも、胸に宿った寂しさは消えない。

「チャンミナ…」

「うん?」

「ホント、ゴメン。愛してる」

「うん…」

「だから、そんな顔すんなよ…」

どんな顔をしてる?

普通を装っているつもりなのに。

「帰ってくるのは…?」

「2週間後」

そんなに…。

ショックすぎて、言葉が出てこなかった。

せめて2、3日だったらよかったのに。

そうしたらまだどうにか対処できただろうに。

「チャンミナ…」

振り向けない。

どうにかして心を落ち着かせようとしても、寂しさが勝ってしまって。

だって、ユノと離れて生活をするのは初めてなんだ。

晴れて恋人と慣れてから、ずっと一緒にいたから。

どこへ行くときも、何をするときも。

「仕事、片付いたらすぐ帰ってくるから。毎日、連絡もする」

「うん…」

頷くほかない。

ただ、受け止めるしか僕には…。

心の整理はつかなくて、でも刻々と時は過ぎていく。

ふたりで向かい合っていつものように食事をとって、同じベットにもぐりこんで。

「チャンミナ、寝ちゃった…?」

「…」

眠れるわけがない。

でも、声が出てこなかった。

口を開けば、”行かないで”なんて子どもみたいなわがままを言ってしまいそうで。

「チャンミナ…?」

ぎゅっとまぶたを閉じる。

気づかれぬよう、寝たふりを決め込んで。

「愛してるよ、チャンミナ。ゴメンな…?ホント、ゴメン」

どうしてそんなに謝るの?

だって、ユノのせいじゃない。

仕事なんだから仕方がないじゃないか。

だから、これ以上謝らないで。

柔らかくて、あたたかいものが唇へとそっと触れる。

それがなんであるかわからない僕じゃない。

もっとしてほしい。

できるならその先も。

キスだけで満足なんかできるワケがない。

けれど…言えない。

眠れぬまま朝が来て、いつものように朝食の準備へと取り掛かる。

「おはよう」

遅れて起きてきたユノへとそう声をかけた。

なんでもないふりで。

「もうすぐゴハンできるから、顔洗ってきて?」

「…」

「今日は、ユノの好きな甘いたまご焼き作ったから」

なんでもないふりをしているつもりで、できていない。

準備していた言葉を紡いでも、顔を見ることはできなくて。

そんな自分が、嫌になる。

頭ではわかっているつもりで、全然わかってない。

子どもだって、突き付けられているみたいで。

「チャンミナ」

いつの間にか、ユノは僕の後ろにいた。

そして優しく包んでくれる。

「…っ」

「ちょっとだけ…このままでいさせて…?」

そう、か…。

寂しいのは僕だけじゃないんだ。

ユノも同じ。

置いていく方も、置いて行かれる方も。

腹部に回された手に手を重ね、そのぬくもりを感じる。

「出発、何時ですか…?」

「午後一の飛行機」

生憎、午後一で講義が入っている。

見送りは無理そうだ。

初っ端から休むわけにはいかないし。

「超特急で帰ってくるから」

「…うん」

「電話、するから。メールも」

「それ…昨日も聞きましたよ?」

「…だな」

きっと、大丈夫。

いままでが異常だったんだ。

一緒にいすぎた。

普通の恋人たちを考えれば、僕たちは恵まれている。

同じ家で暮らして、同じ時間を常に一緒に過ごしていたのだから。

「チャンミナ…」

抱きしめられたまま振り返れば、ユノの瞳がわずかに濡れていた。

いまにも零れ落ちそうなほど。

僕より、ユノのほうがダメそう。

啄むように口づけて、強く抱きしめた。

これからずっと一緒にいるんだから、2週間なんてあっという間。

瞬きをするくらいの時間。

大したことはない。

この寂しさも、胸の痛みも、一瞬だ。

過ぎてしまえばバカだったと笑っておしまい。

きっと。

「気を付けてね?ちゃんと、帰ってきて?」

「当たり前だろ?オレの家は、ここなんだから」

「うん」

そして、僕たちはしばしの別れを迎えた…。



to be continued.








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