雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 90

 366日-1




366日 90



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



あの日、彼女から言われた一言が頭から離れない。

ただチャンミンと一緒にいたくて、チャンミンと愛を育んで、夢を見たいだけなのに…。

それすらも許されない。

男と男。

同性であり、父と子という関係。

そのふたつが大きな重石となりのしかかってくる。

たぶん、浮かれていたんだ。

叶わないと思っていた想いが通じたことに。

しかも、海外旅行気分。

おそろいのネックレスを身に着けて、はしゃいでいた。

見えないようにしていればよかったのに。

尾行されていることに気づかないほどチャンミンに夢中となっていた。

同じ部屋に入っていくオレたちを見て彼女がどう思ったのか。

わかりきっている。

容易に想像ができるはずだ。

浮かれ過ぎていたがために、失念していた。

オレは、チャンミンの負担になる。

そばにいてはいけない。

離れなければならない。

どれだけ想っていても不幸しかない想い。

頭は真っ白で、でも…チャンミンを不幸にするわけには行かない。

その一心。

悩んでいたところに舞い込んできた、知人である編集者から頼まれた仕事。

おそらく、いつもなら断っていただろう。

けれど、その時のオレにしてみれば、これを逃す手はないと思った。

チャンミンと距離を置かなければ、その一心だった。

逃げるようにアフリカへ行った。

わざと携帯電話の電源を落として。

だって、チャンミンの声を聴いてしまったら、メッセージを見てしまったら、帰りたくなる。

逢いたくなる。

抱きしめたくなってしまう。

ダメ、なんだ。

オレという存在を引き離さなければ…。

たとえどんなに辛くても、それがチャンミンのためになるのであれば。

チャンミンが幸せならそれでいい。

モデルの仕事が楽しいと言っていた。

オレのせいで、その楽しみを奪うわけには行かない。

絶対に。

自分の気持ちを押し殺して距離を取る。

ウソをつくときもあれば、ホントのときもある。

ボランティアは、その手段のひとつ。

何かをしていれば、チャンミンのことを考えなくてすむと思って。

でも…ダメだった。

いつだってオレの頭の中はチャンミンのことばかり。

寂しがっていないだろうか。

悲しんでいないだろうか。

そんなことばかり考えている。

だから、様子を見に帰ってしまう。

いや、違う。

それは言い訳だ。

オレが、チャンミンに逢いたいだけ。

チャンミンと過ごす時間が減れば減るほどに、心が疲弊していく。

仕事なんか、とてもじゃないけどできない。

無駄に過ぎていく時間。

抜け殻になりながら死んだように生きている。

もう、無理だ。

これ以上耐えられない。

チャンミンのためにならないと思いながらも、自宅へと向かっていた。

「…」

家は、なにひとつ変わっていない。

ふらふらと意思に反して鍵を取りだし、解錠していた。

玄関を潜ればかすかに漂うチャンミンの香り。

目頭が熱くなる。

こんなにも愛しているのに、どうして離れなければならないんだ…?

チャンミンのためだってわかっているのに、足はどんどん奥へと進んでいく。

リビングへと続く扉を開き、そっと中を窺う。

いない…?

灯りはついているのに、姿が見えない。

ふと、視界の隅に映り込んだダイニングーテーブル。

いつも、チャンミンと向かいあって食事をするその場所。

そこには、手つかずの料理があった。

ラップをかけられて、ひっそりと。

オレがいつも座っていた場所に。

「…」

オレの、ため…?

いつ帰ってくるかもわからないのに、どうして…?

まさか、ずっと作ってくれていた?

引き寄せられるようにイスへと腰を下ろし、指先でそっとラップを取り除く。

ふわりと香る胃をくすぐるにおい。

気づくと、食べていた。

久しぶりに食べるチャンミンの手料理に涙が溢れていく。

相変わらずチャンミンの料理はおいしくて、なにも受け付けなかった胃袋にすんなりと落ちていく。

夢中で食べていると、かすかに物音が聞こえた。

背後から。

「…っ」

そこに、チャンミンがいる。

愛してやまない人が、すぐ後ろに。

涙を見られるわけにはいかない。

袖で涙を強引に拭い、振り返った。

何でもないフリで。

「チャンミナっ」

いつものように笑顔を浮かべて、いつものように元気な声で。

箸を置いて、駆け寄って。

「ただいま」

何がただいまだよ…。

ここに帰ってきちゃいけないのに、チャンミンから離れなきゃいけないのに。

「チャンミナ~…っ」

心に反して、抱き着いていた。

甘い香りが空っぽだった心を満たしていく。

ここがオレの居場所だと言わんばかりに。

でも、チャンミンは無反応。

抱きしめ返してほしいのに、腕は垂れたままだった。

もう、嫌われてしまったんだろうか…。

そりゃ、そうか…。

なんの連絡も寄越さず、帰って気もしない。

呆れられて当然だ。

なのに、嫌われたくないと必死に足掻いている。

「チャンミナ?どうした?まさか…オレのこと忘れちゃった!?」

冗談めかしてそんなこと言って。

なんて自分勝手なんだろう…。

怒られても、嫌われても仕方ないことをしているのはオレなのに。

でも…嫌われたくない。

チャンミンに嫌われたら、生きていけない。

だから、お願いだから…。

声には出さず、表情に出すこともなく、心で願う。

「おかえり…」

「うん、ただいま!」

よかった…。

まだ、大丈夫。

オレは、バカだ。

離れなきゃいけないのに、離れられない。

チャンミンが”おかえり”って言ってくれた。

それはつまり、ここに帰ってきていいってこと。

オレの居場所はまだここにある。

安堵が広がっていく。

もう、頭の中はぐちゃぐちゃだ。

どうしていいのかわからない。

「今回のボランティアは、どうでしたか?余震とか大丈夫でした?」

「うん、大丈夫だった」

「シャワーはちゃんと浴びれました?」

「なんとなく」

ウソがひとつ、ふたつと増えていく。

ホントは行ってないよ。

ボランティアなんて。

何もする気が起きないんだ。

チャンミンがいてくれないと、何もできない。

「じゃあ、浴びてきたら?あ…その前に、食事ですね」

「うん」

ウソが蓄積すると、罪悪感もまた増えていく。

チャンミンにウソなんかつきたくない。

できるなら、チャンミンとずっと一緒にいたい。

けれど、チャンミンを不幸にすることだけはしたくない。

もう…ホントに、どうすりゃいいんだ…?

このままじゃどんどんダメになる。

いっそ、何も考えずに奪えたらいいのに…。



to be continued.







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