雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 93

 366日-1




366日 93



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



まるで以前に戻ったかのようだった。

向かい合って食事をとり、ソファでユノへ膝まくらしたり、ベットで抱きしめたり。

お互いになにも聞かない。

まるでいまこのときがすべてのように。

このまま時が止まってしまえばいいのになんて考えながら。

でも、止まってはくれない。

どれだけ願っても、祈っても。

決して。

そして、翌日からまたユノは姿を消した。

今度はなにも言わずに。

大学から帰ってきたときにはすでにもぬけの殻だった。

「…」

予想は、していたんだ。

なんとなく。

ユノの様子があまりにもおかしかったから。

でも、いまだに理由はわからない。

だって、ユノは愛してると言ってくれた。

ならどうして離れる必要がある?

さっぱりわからない。

行動理由も、思考回路も。

僕にはユノが必要なのに、こんなにも愛しているのに。

せめて理由を話してくれたなら、一緒に考えることもできた。

けれど、ユノは決して話さない。

いつだってそう。

肝心なところは口を噤んでしまう。

ひとりで抱え込んで、ひとりで悩んで、ひとりで答えを出してしまうんだ。

僕はそんなに頼りないだろうか…。

それが、ひどく悲しい。

ぽっかりと心に空いた穴を、冷たい風が吹き抜けていく。

「ユノ…」

呼びかけてみても、当然の如く返事はない。

荷物をフローリングに放り投げ、ソファへと身を投じた。

まだユノの香りが残るクッションを抱きしめて、目を閉じる。

たとえユノが離れて行ってしまったとしても、僕の気持ちは変わらない。

愛すべき人はただひとり、ユノだけ。

それ以外は無意味。

完全に、僕を取り巻く世界から光が消えた。

しかしながら、時は止まってくれない。

昨日と同じように、朝はやってくる。

帰ってきたときのまま、ソファに横たわっていた。

何もやる気が起きない。

今日も大学へ行かなければならないのに、それさえもどうでもよくて。

生きる意味を失いつつも、ユノにもう一度逢うためには生きていなければならない。

矛盾だらけの心。

とはいえ、食欲もない。

ふらふらと起き上がってバスルームへと向かい、とりあえずシャワーを浴びた。

身体はさっぱりしても心は沈んだまま。

濡れた髪のままソファへと舞い戻り、身体を投げ出した。

もう、グダグダだな…。

廃人レベル。

自らをそう詰り、深く息をつく。

ダメだ。

全然、ダメ。

立ち直れそうもないくらい落ち込んでる。

ソファに寝転がったまま、ただ天井を見つめるだけの生活。

頭の中はユノのことばかり。

きっとユノがここにいたなら駆け寄ってきてくれる。

どうした?

何があったんだ?

大丈夫か?

って言いながら。

そして口ごもると、不貞腐れるんだ。

頬は風船、口はタコ。

とても年上とは思えない表情で。

それでも口を噤んでいると、ただぎゅっと手を握ってくれる。

抱きしめてくれる。

ここにいるって伝えるみたいに。

「…」

でも、いない。

孤独が重くのしかかる。

本来、母が死んだときに感じるはずだったその重み。

ユノのおかげで、いままで感じずに済んだ。

できるなら、そんなもの知りたくなかったな…。

知らず、涙があふれていく。

音もなく、ただ静かに。

泣いたところでユノが帰ってきてくれるわけじゃないのに…。

そうやって僕は誰もいない家で、独りきりで、ユノの思い出に浸りながら2週間という時を過ごした。

いや、正確には教えられたんだ。

2週間も経っていたということを。

なんの音もしなかった部屋に突然響いたベル。

しばらく放っておいたけど鳴り止まなくて、重たい身体を引きずるように玄関へと向かった。

無言のまま扉を開けば、そこにはキュヒョンとミノが佇んでいた。

「お前…オレたちがどんだけ心配したと思ってんだっ!」

第一声が、それだった。

あぁ、そうか。

僕にはまだ心配してくれる人がいたんだ…。

そんなことを実感した。

だって、僕にはもう何も残っていないと思っていたから。

だから…ものすごく新鮮だった。

「キュヒョン、怒るの後回し!」

怒り心頭なキュヒョンを押しのけ、ミノが抱きついてくる。

なんの前触れもなく。

絡み付く温もりに、ビクっと身体が震えた。

それは、拒否反応。

違う。

僕が求めているのはこれじゃない。

「とにかく、無事でよかった…。すげぇ心配したんだかんな?」

「…」

「チャンミン?」

身体が離れていく。

そして、大きな瞳がじっと僕を見つめた。

様子を窺うように。

やっぱり、違う。

他の誰かじゃ意味がないんだ。

ユノじゃなきゃ、重くのしかかっている孤独さえ払拭することはできない。

「何があったんだ?」

「別に、何も…」

「ないわけないだろうが。大学にも来ないで、そんな青白い顔してっ」

「キュヒョン、落ち着いてって言ってるだろっ」

「落ち着いていられるかっ」

賑やかだ…。

ケンカしているふたりを眺めながら、小さく息をついた。

「とりあえず上がれば…?」

これでは近所迷惑もいいところ。

促せば、口論しながらふたりが入ってくる。

途端、静かだった室内が騒がしくなった。

「あれ…ひとり?誰もいないの?」

「…うん」

「こんなチャンミン、独りで放っておくなんて信じらんねぇっ」

「忙しいんだよ、ユノは。僕と違って」

気づくとそうウソをついていた。

何をしているのか、どこにいるのかもわからないのに。

だって、まだ別れたわけじゃない。

僕は納得していない。

そういうこと。

「メシは?」

「って、聞くまでもないでしょ?絶対食べてないし」

そういえば、食事をとるのも忘れていた。

おなかが空いたという感覚はまったくと言っていいほどないけれど。

そろそろ食べないとな…。

少しでもいいから。

「これ買ってきたから一緒に食べよ?」

掲げられたビニール袋。

どうやらスーパーに寄ってきたみたいだ。

僕が家に居るのか確認もせずに。

中には惣菜のパックがたくさん詰まっている。

あと、ビールも。

フローリングへ直に座り込んで、ガサガサとビニール袋に詰まっているそれを並べていく。

最後に出てきたビールは手渡しされた。

ひんやりとした冷気が手のひらを包んでいく。

これだけ心は空っぽなのに、まだいろんなことを感じられるんだな…。

人間っていうのは意外と図太いみたいだ。

「ほら、とりあえず食って、飲んで、騒いで。嫌なことは忘れちゃおーっ」

意味の分からない掛け声とともに乾杯を強要され、無理矢理に飲まされる。

すきっ腹だったからだろう。

アルコールはあっという間に回り、気づくと僕は横たわっていた。

キュヒョンも、ミノも、固いフローリングの上に。

なんか、久しぶりな光景。

ユノと恋人になる前はよくこんな風に朝を迎えたっけ…。

懐かしいけど、やっぱり僕はユノと朝を迎えたい。

目覚めて最初に見るのはユノがいい。

頑張れば、叶うかな…?

もう一度やり直せるかな…?

できるなら、もう一度…。



to be continued.







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コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

消えちゃいました(笑)

ユノ様、どこへ行っちゃったんでしょう?
そしてチャンミン君は大丈夫なのか?
これからどうなるんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
93話にしてまさかの展開ですwww
続きを想像して、明日をお待ちくださいませ♡

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