雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 94

 366日-1




366日 94



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どん底まで落ち込んだおかげで、少しだけ復活。

とはいえ、まだまだだけど。

翌日の夕方、キュヒョンたちを送り出した。

来週は必ず大学に来いと約束を無理矢理押し付けられて。

いずれは行かなければならないもの。

何があっても、どれだけ沈んでいたとしても。

とりあえずと残骸を片付けていると、またインターホンが鳴り響いた。

連日で一気に騒がしくなったな…。

扉を開いてみれば、なぜかシウォンが佇んでいた。

「連絡取れないから心配して来てみたら…ひどい顔だな」

「…」

そんなに、なのだろうか。

自覚はない。

顔色がちょっと悪いかなとは思ったけれど。


「とりあえず、差し入れ」
掲げられたのはおそらくどこかのデリバリー専門店と思われるお重。

しかもかなり立派な入れ物だ。

「上がっていい?」

「はい」

断る理由はない。

僕を案じてきてくれたのはわかるから。

なにしろ、昨日散々キュヒョンに怒られたし。

気づかなかったけど、いつの間にか携帯電話の充電が切れていたんだ。

だから、連絡が一切取れなかったみたい。

しかもバイブにしてあったから、かかってきてたことも知らない。

とりあえず朝、充電ケーブルを差し込んだけど。

「ユノは?」

「…さぁ?」

「理由はそれか」

「…」

僕にとっては重要なことだけど、大人から見たらふざけた理由だ。

色恋沙汰を引きずって、廃人と化してました、なんて。

「連絡は?」

「…解約されていました」

「え?」

「電話もメールも、僕にはもうユノへ連絡する手段はありません」

そう。

ユノが消えた翌日、電話をしたんだ。

でも、使われていないというガイダンスが虚しく響くだけ。

メールに関してもあて先不明で返ってきた。

そして気づく。

ユノのことを何も知らないということに。

たとえば、ここへ来る前はどこに住んでいたとか。

実家はどこなのかとか。

一切、何も。

よくそれて付き合ってるなんて言えたもんだと、自嘲した。

情けなくなった。

だから余計に落ち込んでいたわけなんだけど。

「何があったんだ?」

「…」

「理由もなしにそんなことしないだろ?」

「…わかりません」

それが正直な答え。

いぶかしむように眉根を寄せられ、首を傾げられた。

でも、僕にはその答えしかない。

「ユノは、何も話してくれないから」

「あぁ…アイツっていつもそうな。肝心なことは言わない。昔からそうだ」

思い当たることがあるようで、シウォンは納得したようにそう呟く。

「辛かったな」

「…」

思いがけない言葉に、目を見開く。

瞬間、じわりと目頭が熱くなった。

ここで優しくするのは、卑怯だ。

悲しんだって仕方ないとわかっているのに、泣きそうになる。

でも、泣くわけにはいかない。

ぐっとこぶしを握り締めるようにして堪え、俯いていた顔を持ち上げた。

「大丈夫です。辛いのはきっと、ユノも同じだから」

そう告げれば驚いたように目を見開く。

かすかに微笑み、ぽんと僕の頭を撫でた。

「お前ら、そっくりだ」

「え…?」

「チャンミンと、ユノ」

「…」

その言葉に、心にぽっかりと空いた穴が少しだけ塞がったような気がした。

ほんの少しだけだけど。

「で、これからどうするんだ?」

「…待ちます」

「え?」

「ユノが帰ってきてくれるのを、待ちます」

もちろん、ただ待つだけじゃないけど。

探すつもりではいるけれど。

でも、ユノが自らの意思で帰ってきてくれなくては意味がない。

無理矢理連れ戻しても、同じことを繰り返すだけ。

まずは、こうなった原因を探さなくちゃ。

「強いな…お前」

「強くはありません。強がってるだけです」

ホントは、いまだって泣きたいほどに悲しい。

何もしたくないほど落ち込んでる。

でも、ここで立ち止まっていても何も解決しない。

だから、頑張らないといけないんだ。

たとえ強がりだとしても。

「そういうことをはっきりと言える奴のがよっぽど強いと思うけどな」

オレにはムリだと、シウォンは小さくつぶやいた。

そういうものなのだろうか…。

僕にはわからない。

「とりあえず、それ食ったら出かけるぞ」

「え…?」

「そのボロボロの肌をどうにかしないとな。何しろ、コレクションまであと1か月ちょっとだ。どうせ身体もガリガリだろ?」

思わず手のひらで身体に触れていた。

鍛えたはずの筋肉はほぼ落ちてしまっている。

もう一度最初から鍛えなおしだ。

そのためにもまずは食事をちゃんとしなければ。

運動だけしていても筋肉がつくってものではないから。

「ほら、とりあえず食えよ。特注の弁当だ」

広げられたお弁当はひとりではとても食べきれない量。

ふたりでも余ってしまいそうだ。

しかも、身体のことを考えてか、油ものはほとんどない。

野菜や赤味肉なとがメイン。

「いただきます」

食欲はなくとも食べなければ。

まずはそこからだ。

何しろ昨日もほとんど食べずにビールばかり飲んでしまった。

おかげで早々に潰れてしまったんだけど。

久しぶりの食事に胃が驚かないよう、ゆっくりと食べ進める。

咀嚼回数もいつもより多くして。

頑張って食べたつもりだけど、いつもの半分も食べきれなかった。

でも、シウォンはそれでも十分だと言ってくれた。

そのあとは車に乗り込んで、高級エステ。

終わると今度は会員制のジム。

コレクション開催までここを利用するようにと指示された。

もちろんモデルである以上、仕方がない。

とはいえ、高級ジムでしかもトレーナーつきという現実にいったいいくらするんだと怖くなる。

学生が本分である僕にはあまりにも身分不相応だから。

でも、シウォンは当然の出費だという。

コレクションの成功。

それが第一だから、と。

期待に応えるためにも、そして余計なことを考えないためにも、ひたすらに頑張った。

間もなくクリスマスがやってきて、もしかしてと淡い期待を抱いたけれどユノは姿を見せることはなかった。

ふたりで食べようと思って買ってきたケーキや、ユノの大好物ばかりを並べた料理だけがテーブルの上に手つかずで並べられたまま、僕たちの初めてのクリスマスは終わってしまった。

わかっていたことだけど、やっぱり悲しいな…。

逢えなかったことももちろんだけど、約束を破られたことが一番。



to be continued.







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