雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (250)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (42)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

366日 96

 366日-1




366日 96



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



すっかり辞めるつもりでいたから忘れていたけど、もうすぐ事務所との契約更新だ。

このバイトを続けるなら更新しておかないとだよね…。

大学の帰り道そう思い立ち、行先を自宅から事務所へと変更した。

なんとなく歩きたい気分だったから、1時間ほどの距離をひたすら歩いた。

途中、目に飛び込んできたのはユノに連れてきてもらったステーキ屋。

その時の記憶が鮮やかに蘇り、また悲しくなった。

あのころは、まさかこんな日が来るなんて思いもしなかった。

こんなことになるくらいなら、あのままの関係でいればよかった。

そうすればここまで落ち込むこともなかったし、悲しむこともなかっただろう。

近づいてしまったがために、余計辛いんだ。

想いを告げずに、ただ兄のように慕っていればよかった。

もちろん、いまさらどうすることもできないけど。

ため息をこぼし、顔を上げる。

気づけば事務所を通り過ぎていた。

100メートルほど。

慌てて戻り、事務所へと顔を出した。

「お疲れ様です。ボアさんか社長いらっしゃいますか?」

「社長が外出してますけど、ボアさんならいるはずですよ?いまちょっと打ち合わせ入ってるけど、あと10分くらいで終了予定なんで奥で待ってますか?」

「じゃあ…そうします」

10分くらいなら待っていよう。

出直すのも面倒だし、どこかで時間を潰すにしても時間がなさすぎる。

ぼーっとしながら待っていると、にぎやかな声が聞こえてきた。

間違いなくボアの声だ。

どうやら打ち合わせが終わったみたい。

「お待たせ」

「お忙しいところ申し訳ありません」

「いいのよ。シウォンさんからも連絡貰ってたから。契約更新の件でしょ?」

「はい」

話しが早くて助かる。

最初から説明するのは手間だから。

「ちょっと待ってね?契約更新の書類用意するから」

「はい」

僕の目の前へと腰をおろし、パソコンを操作し始める。

おそらく雇用契約を確認しているのだろう。

「でも、よかったわ」

「…?」

「続ける気になってくれて」

元々、2年だけという約束からのバイトだった。

僕自身、シウォンと話すまでは契約更新をするつもりはなかったし。

「そういえば、チョン・ユンホさんはどうしてるの?」

「え…?」

いきなり出てきた名前に心が震える。

まさかここでユノの名前を聞くとは思っていなかったから。

「驚いたわ。あなたたちが公然といちゃついてるから」

僕の驚きなど気づかぬ様子で、ボアはただひたすら契約更新の書類を作成している。

「だから言ったの。あんたはチャンミンの将来を潰す気?って」

さーっと血の気が引いていく。

ユノの離れていった原因が、いままさに目の前に現れた。

予期せぬ形で。

「父親でありながら、しかも男同士って。三流雑誌のネタにもなりゃしない」

確かに、その通りかもしれない。

他人から見れば。

でも、僕たちにとっては、少なくとも僕にとっては、大事なこと。

そのせいで悲しみ、苦しんできたのだから。

「チャンミンはこれからもっと売れる。そんなゴシップネタがもし公になったら、経歴に傷がつくでしょ?」

これ以上、聞きたくない。

感情論だけですべてがどうにかなるわけではない。

でも、いまはまだどうにかなる。

所詮僕はアルバイトで、本業は大学生。

経歴なんて、どうでもいい。

将来なんてこれから考えればいい。

気づくと、立ち上がっていた。

「チャンミン?」

「契約更新はしません」

「え…?ど、どういうこと??」

「もう二度とあなたの顔は見たくもない」

それは、完全なる決別。

呼ぶ声が聞こえたが、振り返ることなく事務所を後にした。

その後、携帯電話が何回か震えたけれど完全放置。

もう二度と連絡するつもりもない。

とはいえ、シウォンには連絡をしておかないと。

ポケットから携帯電話を取り出せば、着信履歴にはボアの携帯番号や事務所の番号が並んでいる。

完全に無視をし、シウォンへと発信した。

『もしもし?』

声を聴いた瞬間、じわりと目頭が熱くなる。

謝罪しようと思っていたのに、言葉が出てこない。

息が詰まったみたいに。

『チャンミン?』

「…っ」

『どうした?何があった?』

心配は、かけたくない。

迷惑ももちろん。

でも、いまの僕が頼れるのはシウォンだけ。

だからだろう。

声を聴いた瞬間にこみあげてきた。

いままで抱え込んでいたものが決壊したみたいに。

『いまどこにいる?』

「す、すみません、大丈夫です」

『声を震わせといて何言ってんだ。いいから、どこにいるのか言え。言わないなら家に押しかけるぞ』

脅しではない。

シウォンなら言ったことは、ホントに実行する。

そんな手間はかけさせられない。

「ホントに、大丈夫です。ただ、謝ろうと思って…」

『話は会ってから聞く。とりあえず自宅に向かって。すぐに行くから』

「いえ、ホントに…」

弁明する余地もなく、通話は一方的に切られてしまった。

またすぐにかけなおすも、繋がらない。

「…」

とにかく、帰るしかなさそうだ。

タクシーを止めて乗り込み、急いで自宅へと向かった。

すると、自宅前にはシウォンの車がすでに鎮座している。

「遅いぞ」

「すみません…。これでも、急いで帰ってきたんですけど…」

確かにちょっと渋滞に巻き込まれてしまったけど、割合早い方だ。

電車に乗っていたらもっと遅くなっていた。

「とりあえず、中に…」

「お邪魔します」

せっかく来てくれたのに立ち話も失礼だ。

とはいえ、忙しい人だからあまり手間取らせたくもないんだけど…。

「いま、コーヒーを…」

「いいから。先に話して?何があった?」

「…」

まだ僕自身整理がついていない。

だから、人に話して聞かせるようなレベルではないこともわかっている。

でも、気づくと話し出していた。

先ほどあった出来事を。

話しているうちにまた悔しさがこみあげてくる。

まさか、ユノの離れていった原因がボアだったなんて…。

確定ではないけど、間違いない。

時期的にもあっている。

それ以外に理由も思いつかない。

酷い現実だ。

僕には他の何よりもユノが大切なのに…。



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.