雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 100

 366日-1




366日 100



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



ハンドルに突っ伏して、殴りつけて。

地下駐車場にクラクションが鳴り響く。

警備員が何事かと飛び出してきたけど、構うもんか。

こっちはそれどころじゃない。

「…」

バックシートを振り返り、投げ捨てた携帯電話を見つめた。

どうしたらいい?

もう、ホントにわからない。

チャンミンの将来のために、幸せのためにと、身を引いた。

いつかオレのことなんか忘れて、彼女を作って、家庭を築いて、子どもを授かるのだろうと。

それならば、まだ納得ができる。

いや、納得ができるっていうのもおかしいけど。

だって、オレはずっとチャンミンだけを想ってきたから。

これからもチャンミンだけを想って生きていくから。

でも、シウォンは違う。

それじゃ意味がない。

身体をひねり、身を乗り出すようにして一度は投げ捨てた携帯電話を手繰り寄せた。

電話帳を表示し、悩んだ挙句もうひとりの友人へと発信した。

『もしもし?今度はどうした?』

若干、呆れたような声。

そりゃそうだ。

チャンミンの元を去ってから、情けない姿しか見せていない。

「なぁ…」

『ん?』

「幸せって、誰が決めるんだ…?」

チャンミンからの問いかけ。

その答えを、求めた。

心の中ではすでに答えが出ているのに。

たぶん、否定してほしかったんだと思う。

じゃないと、オレのいままでの行動が無意味になってしまうから。

『そんなもん、自分に決まってんじゃん』

「…」

けれど、答えは真逆。

いや、ある意味予想通りだ。

だって、その通りなんだから。

幸せの基準なんて、人それぞれで違う。

誰かのためを思ってした行動も、捉え方が違う。

チャンミンの将来を考えて、幸せを願って離れたオレの行動。

オレなりに考えての答えだった。

しかし…。

『お前さ、いい加減にしろよ』

「…っ」

『ユノって昔からそうだよな?思い込んだら即行動。相手のことなんてお構いなし。お前に振り回されてるソイツが可哀想』

言葉の刃がいくつも心に突き刺さる。

深く、抉るように。

『お前はどうしたいワケ?何がしたいんだ?』

そんなの、決まってる。

チャンミンに幸せになってもらいたいだけ。

ただ、それだけなんだ。

『お前の答えは、正しいのか?ホントに、ソイツのためになってんのか?』

わかるわけがない。

そんなこと。

だって、チャンミンは、チャンミンだ。

どれだけ愛し合っていたとしても、ひとつにはなれない。

別個の人間。

『ちゃんと話せよ。いまのお前は、単に逃げてるだけだろ』

刺さった言葉の刃が、その傷口が、ジクジクと痛む。

ドンヘの言う通りだ。

オレは、逃げてる。

逃げてきた。

チャンミンのためって勝手に思って、何も話さずに。

『もう、わかってんじゃねぇの?お前がいま、どうすべきか』

「でも…」

『でもじゃねぇ。また勝手に答え出すのか?同じ失敗繰り返すのか?』

ぐうの音も出ない。

ドンヘの言っているところは、正論だ。

たぶん、オレが第三者で、相談される側なら同じことを言っている。

『謝ってこいよ。まずはそこからだろ?ぐだぐだ考えてたって仕方ねぇじゃん。このままじゃいけないってのはお前だってもうわかってんだろうが』

たぶん、わかってる。

ただ、目をそらしているだけで。

いつだって答えはすぐそばにあったのに、目を塞いでいた。

見て見ぬふりをしてきた。

『お前、ホント卑怯だよな。そういうとこ、ホント腹が立つ』

歯に衣着せぬ言葉。

ホントの友人だからこそ、言える言葉。

どうでもいい相手になら言わない。

間違いなく。

いや…そう思いたいだけか…。

『ちゃんと話してこい。そしたら相談でも泣き言でも、なんでも聞いてやるよ』

その言葉を残し、通話は切れた。

シウォンといい、ドンヘといい、一方的だ。

でも、下手に優しくされるよりよっぽどいい。

きっと。

いまのオレには。

話せる、かな…。

オレ。

ちゃんと、これまでのことと、これからのことと。

いや、まず謝らないと。

話はそれからだ。

チャンミンは、待ってるって言ってた。

帰るべき場所で、ずっと待ってるって。

「…」

でも、最後の1歩が踏み出せない。

怖いんだ。

もしもオレがいることで、チャンミンが不幸になってしまったらって思うと…。

どうしたらいいんだ…?

オレは、チャンミンのために何ができる?

またハンドルに突っ伏して、同じ問答を繰り返していた。

違う。

それじゃダメなんだ。

かぶりを振り、深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐きだす。

オレひとりが考えたって意味がない。

それでは同じことの繰り返し。

いままでと何ら変わらない。

話さなきゃ。

ちゃんと。

オレの思いを話して、チャンミンの思いを聞いて。

それから、だ。

1年前にできなかったことを、いましなきゃいけない。

これ以上逃げちゃダメだ。

意を決して、エンジンをかけた。

そして、ギアをドライブにいれてハンドブレーキを解除し、アクセルを踏み込む。

こみ上げてくる恐怖。

何度も止まりかけて、それでも必死にアクセルを踏んで。

気づけば懐かしい街並みが広がっていた。

あの日、二度と帰ってくることはないと思っていた土地に。

「…」

ゆっくりと減速し、窓の外へと視線を向ける。

そこには、あの日飛び出した家が、あの時のまま佇んでいた。

何ひとつ変わらずに。

車が、止まる。

けれど、動けない。

ここまで来ておいて。

あともう少し。

ほんの少しだけ、オレに勇気があれば…。

なんでオレはこんなに臆病なんだ?

チャンミンは来てくれたじゃないか。

今度は、オレがチャンミンに逢いに行く番だ。

「…っ」

強く唇をかみしめ、両手で頬を叩いた。

きつく。

ジンジンと痛む頬。

チャンミンの心の痛みはこんなもんじゃなかったはず。

だから、謝らないと。

とにかく、オレが謝らないと。

その先にどんな答えがあるのかはわからないけれど、これはオレがしなければならない。

義務だ。

無断で立ち去ったオレへと科された罰。

そして、オレは車から降り立った。

ふたりで答えを見つけ出すために…。



to be continued.








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