雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 103

 366日-1




366日 103



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



手のひらが頬に触れたまま、指先が唇を撫でていく。

その感触がくすぐったくて、思わず身をよじった。

見上げればチャンミンがあの大きな瞳でオレをじっと見つめている。

心まで見透かされそうなほど澄んだ眼差し。

「チャンミナ…」

「うん?」

「あんまり、見るなよ…」

「どうして?」

どうしてって…。

恥ずかしいからに決まっている。

わかっているだろうに、そういうことを言うんだ。

「痩せたね」

唐突にそう言われた。

ほとんどメシ、食えなかったからな…。

とはいえ、体重なんか測ってないからわからないけど。

でも、持ってた服はどれもこれも緩い。

そこから考えれば、間違いなく痩せている。

「ねぇ、ユノ。この1年、何してた?」

「…」

何って…なんも、してない。

正確には、何もできなかった。

「ずっと…チャンミナのことばっか、考えてた」

自分から離れておいてって思われるかもしれないけど、正直に答えた。

ウソはつきたくなかったし、下手に隠してチャンミンが傷つくのも嫌だったから。

「ホントに…?」

正直に答えたのに、信じてくれない…。

仕方ないけど。

きっと、顔に出てたんだろうな。

チャンミンがふっと、柔らかく微笑んだ。

「僕もです」

そんな甘い言葉を囁いて。

オレのこと、考えてくれてたんだ…。

あんな酷いことしたのに。

しかも、約束もすっぽかしちゃったし。

「毎日…バカみたいにユノのことばかり考えてました。思い出さない日はなくて、何をしててもユノだったらこうするだろうな、こう言うだろうな、なんて」

「チャンミナ…」

そんなこと、思ってくれていたんだ。

またぎゅっと胸が締め付けられるように痛んだ。

「ユノは?」

「オ、オレは…」

「教えて?どんな些細なことでもいいから。もっと、ユノのことが知りたい」

真っ直ぐに見つめられて、そんなことを言われて。

顔が赤くなるのを感じた。

チャンミンって、こんなだったっけ…?

なんか、違う気がする。

もっとこう…奥ゆかしいって言うか、控えめって言うか…。

恥ずかしくてまともに瞳を見つめ返すことができず、俯いた。

すると間髪入れずにチャンミンがそっと顎をすくいあげる。

視線をそらすなと言わんばかりに。

「チャ、チャンミナ…っ」

「うん?」

完全にしどろもどろ。

顔が熱くなって、全身から汗が噴き出していくかのよう。

いくら視線を泳がせてみても、チャンミンの視線はまっすぐにオレへと注がれていて、視界に映り込んでしまう。

ちょっとした拷問だ。

もちろん、後ろめたいことがなければ躊躇うことなく見つめ返しただろうけど。

けど、いまはムリ。

オレの勝手な行動で、散々チャンミンを振り回して、傷つけてしまったばかりだから。

「ユノ。もう、僕に隠し事しないで?どんなことでも僕に話して」

どんなことでもって…どんだけ?

チャンミンはどこまで求めてるんだ?

とにかく、恥ずかしい。

逃れるように胸を押してみても、ビクともしない。

っていうか、1年前よりすげぇ固くなってる。

見た目は変わってないのに、筋肉倍増?

つい、裸体を想像し、また恥ずかしくなった。

「チャ、チャンミナ…っ」

「話してくれるまで、離しません」

チャンミンの意思は固い。

冗談とかじゃなく、本気みたいだ。

その証拠にもう片方の手で腰を絡め取られて、距離が一層近づいた。

もう、心臓が止まりそう。

すべてが久しぶりすぎて。

1年前まではあった免疫が、綺麗さっぱりなくなってしまったみたいに。

触れるだけで、見つめられるだけで、緊張してしまう。

「ちょ、ちょっと待てって…っ」

とにかくいったん、落ち着きたい。

じゃないと、心臓が破裂してしまいそうだ。

「1年も待ちました」

「そ、それは…」

確かにその通りだ。

ずいぶんと長い時間、待たせてしまった。

待たせたっていうのもおかしいけど。

約束はしていないし、帰ってくるつもりもなかったから。

「僕、焦りすぎですね…」

どうしたらいいのかと悩んでいると、ふとそんな呟きが聞こえてくる。

弾かれたようにチャンミンを見つめれば、傷ついた顔があった。

違う。

そんな顔をさせたいわけじゃない。

「とりあえず…ゴハンにしましょうか?おなか空いたでしょう?」

そんなことは後回しでいい。

いや、無駄に先延ばしにしているのはオレなんだけど。

とにかく、このまま放っておくことはできない。

もう、少しも傷つけたくないんだ。

なのに、オレの腹と来たら待ってましたと言わんばかりにぐーっと鳴く。

「あ…」

自らを抱きしめるように慌てて腕でおなかを覆ってみたけど、いまさらだ。

ホント、恥ずかしい…っ。

「ぷ…っ」

顔を隠すように俯けば、笑う声。

懸命に我慢しているみたいだけど、肩が揺れてる。

もう…最悪。

オレ、何やってんだ?

いま、このタイミングで腹鳴らすなんて…。

もちろん無意識だから、コントロールなんてできないのはわかってる。

でも、このタイミングはないだろ。

穴があったら入りたいほどに恥ずかしい。

「待ってて。すぐ用意するから」

瞳を涙で滲ませ、口端を歪めたままチャンミンがそう告げた。

俯いたオレの頭を撫でながら。

ベットの中から出られずにいると、チャンミンの笑う声がまた聞こえてくる。

そんなに笑うことないじゃないか…。

いや…でも、ある意味良かったのかな…?

おかげで微妙な空気が払しょくできた。

落ち着かせる時間も確保できたし。

とはいえ…恥ずかしい。

しばらく悶々としたままベットで過ごし、いつまでもこうしていたって仕方がないと踏ん切りをつけるようにベットを這い出た。

僅かに開いていた扉を押し開いてリビングへと向かえば、漂ういい香り。

また、おなかがぐーっと鳴った。

「…」

デリカシーがない。

自分のおなかに少々苛立ちながら、キッチンへと歩み寄った。

「もうすぐできるから顔洗ってきて?」

「…うん」

洗面台へと行けば、タオルがすでに用意されていた。

それに、ハブラシも。

歯を磨いて、顔を洗って。

当たり前のことなんだけど、どこか懐かしい。

帰ってきたんだな…なんてまた勝手なことを思ってしまう。

「チャンミナ…」

戻ればすでにダイニングテーブルには食事が用意されいた。

寒いからか、シチューだ。

たぶん、オレが寝ている間に準備されていたんだろう。

「うん?」

「オレ…戻ってきて、いいか…?」

驚いたようにチャンミンがオレを振り返る。

そして、呆れたような笑みが浮かんだ。

「もちろんです。じゃないと、迎えに行った意味がないじゃないですか」

迎え…?

確かに来てくれたけど、そのまま帰ったよな…?

でも…いいか。

あのまま無理矢理連れて帰られても、また同じことを繰り返していた。

きっと、黙ってチャンミンの元を去っただろう。

1年前のように。

「嫌だって言っても、手離すつもりはないけど」

「…?」

「逃げられないように、縛り付けてでもここにいてもらいます」

チャンミンの言葉が一瞬理解できなかった。

いまの言葉を何度も頭の中で再生して、ようやく消化。

「なんだよ、それ…」

「ウソじゃないですよ?」

「え…?」

それは…嬉しいけど、怖い。

ホントに縛り付けられてしまいそうで。

「ほら、冷めないうちに食べて?おかわり、いっぱいありますから」

「うん」

ようやく、止まっていた時間が動き出した。

まだちょっとぎこちないけど、でもそれは時間が解決してくれるはず。

そのためにも、ちゃんと向き合わないとな…。

同じ過ちを繰り返さぬよう、ちゃんと話をしよう。

そして、ふたりで答えを出していこう。

ふたりで生きていくために…。



to be continued.







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