雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (250)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (42)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

366日 108

 366日-1




366日 108



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なにもしなくていいって言うけど、そうはいかない。

それじゃオレの気持ちが収まらない。

チャンミンが喜ぶことって、なんだろう…。

なんでもしてやりたいんだ。

つい最近始まったことじゃなくて、ずっと昔から。

さらにその気持ちが強まったカンジ。

たぶん、罪悪感もあるんだろう。

もちろんそれだけじゃないけど。

そんなことを考えている間に空っぽな時間を過ごした、空っぽな家に到着した。

「ここに住んでたの?」

「うん」

ボロボロのアパート。

どこでもいいから安いところって言ったら、このアパートを見せられた。

あの時既に心神喪失状態。

不動産屋も気味悪がってたな…。

早く帰ってもらおうと思ってたのかも。

それでわざわざここを勧めたんじゃないだろうか…。

いまとなってはそう思う。

断られたいっていう気持ちから。

でも、ホントにどこでもよかったからここで契約した。

屋根があって、壁があればそれでいい。

チャンミンがいないならどこでも同じだから、と。

ポケットからカギを探りだして取りだし、鍵穴へと差し込む。

けど、立て付けが悪いからこの扉は開かない。

ちょっと下のほうを蹴ってやって、それから開けばいいだけなんだけど。

「すごいですね。なんていうか…歴史を感じさせるような…」

「単に古いだけだろ?」

無理に取り繕う必要はない。

ホントに古くて、ボロいから。

もらったばかりのスニーカーを丁寧に脱いで、中へと進んだ。

なんか、たかだか3日くらい?

けれど、ここに帰ってくるのがとても久しぶりな気がする。

家具なんかひとつもなくて。

あるのはふとんが一式と、着替えがボストンバッグの中に詰め込まれているくらい。

いや、詰め込まれてるっていっても、ほとんど飛び出してるけど。

だから、バッグの中に詰め込めばいいだけ。

ふとんはもういらないし。

「ユノ、貸して?」

無造作に詰め込めんでいると横からチャンミンが奪い去っていく。

「そんなにぐちゃぐちゃにしたら皺になっちゃいますよ」

旅行の準備しているみたい。

一度はオレが詰め込んだ服を取りだして、丁寧にたたんでいく。

「何もないんですね」

「え?」

「テーブルも、冷蔵庫も、テレビも」

「…うん」

だって、必要なかったから。

いや、ちょっと違うか。

それどころじゃなかったってカンジかな…?

そして、あっという間に荷造りは終わった。

ふとんは丸めてゴミ捨て場。

持って行く必要ないし。

服を詰め込んだバッグを後部座席に投げ込んで、とんぼ返りだ。

「どっかでゴハン食べていきましょうか?」

「そうしたいとこだけど、オレ…金ない」

「大丈夫ですよ」

任せてくれとチャンミンは笑う。

でも、ちょっと気乗りしない。

チャンミンにおごられるっていうのが。

「たまにはいいでしょ?いつもユノにおごってもらってたから」

「ん~…」

どうしよう…。

迷惑をかけたくないし、チャンミンに養われたいじゃなくて、養いたいし。

でも、先立つものがない。

なにひとつ。

「ホントに、いいのか…?」

「うん」

ちゃんと、働こう。

碌な写真が撮れなかったけど、まだ撮れないかもだけど。

チャンミンの足枷にはなりたくないから。

「気乗りしない?」

「なんか…申し訳ない気がして…」

「どうして?」

「どうしてって…」

いろいろ、だ。

この1年間でものすごく傷つけちゃったわけだし、チャンミンに金使わせたくないし。

「いつもユノにおごってもらってばかりだから、僕も申し訳ない気がしてたんですよ?」

「え?」

「確かにまだ学生だけど、バイト代だってちゃんともらってたわけだし。なのにいつもユノにおごってもらってばかりで」

そんな風に思ってたんだ…。

気にすることなんかないのに。

オレがそうしたいから、そうしてただけ。

って…ん?

そういうことか?

たぶん、それが正解だ。

オレがいま抱えている感情が、その時のチャンミンの気持ち。

押しつけがましかった?

なんか、そんな気がする。

「じゃあ…おごってもらおうかな?」

「うん」

申し訳ない気持ちは、ある。

でも、嬉しそうなチャンミンの顔を見ていると、まぁいっかって思えた。

「ユノはなんでもかんでも自分でやろうとしすぎなんですよ。もうちょっと肩の力抜いてください。僕ももう、大人なんですから」

「…」

そ、っか…。

チャンミンも二十歳になったんだよな。

お祝いはできなかったけど。

何かプレゼントをしたいけど、生憎と金がない。

来月にはちょっと収入があるから、買えるかな…?

その前にクリスマスプレゼントを用意しないと。

去年は何もできなかったから、その分も。

「なに食べに行きましょうか?焼き肉とか?」

「うん」

焼き肉なんて、いつぶりだ?

チャンミンと離れてからは一度も食べてない。

「それとも、前に連れてってくれたステーキのお店にします?」

ものすごく心惹かれる。

思わず喉がゴクって鳴るほど。

でも、値段を思い出して躊躇した。

おいしいだけあって、やっぱりいい値段したんだよな…。

オレが払うなら全然問題ないんだけど、チャンミンに奢ってもらうとなると…。

「ステーキにしましょう」

「え!?」

「ユノも食べたいでしょ?」

「そ、それは…」

食べたいか食べたくないかと言われたら、食べたい。

「決まり」

「で、でも…」

「僕もあそこのステーキ食べたかったんです」

チャンミンにそう言われては、違うものにしようとも、違うところへ行こうとも言えなくなってしまう。

「ホ、ホントにいいのか…?」

「うん」

表情にも声にも迷いはない。

躊躇いは、まだある。

でも、オレもまた食べたいのも事実。

「わかった」

悩んでいたって仕方がない。

よくよく考えてみれば、奢ってもらうか、チャンミンに作ってもらうかの二択。

どちらにせよチャンミンの世話になるしかない。

自業自得とはいえ、この1年間の自分が恨めしい。

どうしてチャンミンの元から離れようなんて無謀なことしたんだ?

傷つけて、迷惑かけて、負担にしかならなくて。

ホント、情けない…。

「なんか、落ち込んでる…?」

「…情けないっていうか、不甲斐ないっていうか…」

思ったままを告げれば、優しく頭を撫でられた。

ちらりと見やれば、優しい微笑み。

なんか、いまさらだけど、やっぱり綺麗。

美人に拍車がかかったような気がする。

それに、やけに大人びてるっていうか…。

オレのせい、かな…?

チャンミンにはもっと頼られたいのに。

いつのまにか、年齢を追い越されてしまったかのような。

あのまま、子どものままでいてくれたらいいのに…。

なんて、な。

「僕は、そんなユノも好きですよ?」

「…」

唐突に告げられた言葉。

驚いて、気づくと振り返っていた。

後ろから聞こえるクラクションに我を取り戻すまで。

慌てて車を発進させても、チャンミンは微笑みを浮かべたままじっとオレを見つめていた。

まるで、見守るみたいに。

そのままでいいって告げるみたいに。

オレ、頑張り過ぎてたのかな…?



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.