雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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metropolis 43

metropolis 43

のぼせ気味でバスルームを出ると、かすかな音が聞こえてきた。

「ん…?」

腰にタオルを巻いて音のするほうへ向かうと、そこにはさっきまで暗かったテレビのようなそれが光を放ち、オレとチャンミンを呼んでいた。

「ドフン」

『邪魔したか?』

「んにゃ、大丈夫。ちょっと待ってて」

用件はわかっている。

脱衣所へと戻り、座り込んだ状態でもたもたと身体を拭いているチャミンにとりあえずとTシャツをかぶせ、バスルームへ入った時と同様身体を抱き上げた。

「ユノ?」

「ドフンから電話入ってる」

「え?え?え?」

大きな眼をさらに大きくし、パチパチと瞬きを繰り返す。

「ちょ、ちょっと待って!ふ、服…」

「着せたじゃん」

上だけだけど。

っていうか、オレなんかタオル巻いてるだけだけど。

とりあえずドフンだし、待たせるのも悪いし。

『服くらい着ろよ』

姿を現したオレたちに苦笑し、ため息交じりにそう告げる。

「待たせちゃ悪いと思って急いで来たんだから仕方ないだろ?」

『服着るくらい大して時間かからないだろうが』

顔を真っ赤にして俯き、でも独りで動くこともできず、チャンミンはおとなしくオレの股の間。

この状態でもしもチャンミンに動かれたら丸見えだ。
それは…かなり恥ずかしいかも。

「じゃあ…ちょっと待ってて」

再びチャンミンを抱きかかえて奥へと行き、適当に服をまとう。

チャンミンもまた下着とスウェットをまとい、ようやく安心したように息をついた。

「着れた?」

「うん」

広い襟周りからこぼれる肌にはオレのつけた赤い痕。

思わずにやけてしまう。

けれど、いちゃいちゃしている時間もないともう一度チャンミンを抱え上げ、リビングへと戻った。

「お待たせ~…っていうか、この時代の電話って勝手につながんの?」

『これは普通の電話じゃない。インターネットの延長みたいなもんだ。こっちが繋げばそっちが映るようになってる』

「それって…ここでエッチしてたら丸見えってこと?」

思ったままを口にすれば、思い切り太ももをつねられた。
痛みに顔を顰め、涙目で睨むチャンミンに引きつった笑みを浮かべた。

『お前の頭の中はそれしかないのか?』

「う~ん…結構そうかも」

素直に答えればまた同じ個所に痛みが走る。

まだ収まりきらないところを容赦なくつねられ、さすがに悲鳴を上げた。

つねられた個所をさすりながら痛みを誤魔化し、冷たい眼差しをよこすチャンミンへとゴメンナサイと言った。

『まぁ、いい。とりあえず昨日の件だが、逢うことはできないそうだ。でも、電話はできると言っていた。それでもいいなら連絡させるけどどうする?』

「…」

逢えない理由。

オレは、知っている。

知っていながら、まだ言えずにいる。

いまの、ヒチョルの状態を。

「お願いします」

『わかった。そう伝える。アイツも話したがってたからすぐ電話すると思う』

何も映らなくなった画面をしばらく見つめていた。

その横顔は何かを思いつめているようで、オレは痛みも忘れてチャンミンを抱きしめた。

なんとかしなきゃって、その一心で。

「また何独りで考えてんだよ…」

オレがそばにいるのに。
いつだってチャンミンは独りで抱え込もうとする。

確かにオレはチャンミンほど頭もよくないけど、聞くくらいはできる。
一緒に考えることはできる。

ゆっくりと振り返る瞳は不安に揺れていた。

「ちょっと、怖くて…」

「ヒチョルさんが?それとも…話すのが?」

怖いという言葉にイメージしたのはそれくらい。
思いついたそれを口にしてみても、チャンミンの表情はすぐれない。

またすぐに口をつぐんでしまった。

「お父さんとは、もう仲直りしてたんだ。よく話してたし、ゴハン食べ行ったり、飲み行ったりもしたし…」

そういえば、ヒチョルさんに初めて逢った時に飲み行ったような話をしていたと言っていた気がする。
あの時は動揺しすぎてて、よく覚えていないけど。

「だから、お父さんと話すのは怖くないし、お父さんが怖いとも思ってないだけど…」

「じゃあ…何が怖いんだ?」

「…」

核心に触れようとするとまた口をつぐんでしまう。

いったい、何が怖いんだろう…。

まだチャンミンのことをよく知らないオレにとっては想像もつかない。

「僕は…」

しばし沈黙が続き、ささやきにも似たか細い声が聞こえた瞬間だった。

『チャンミン』

オレたち以外の声が、その声をかき消すように部屋へと響いた。

44へ続く。



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