雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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366日 111

 366日-1




366日 111



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



身体は重怠いのに、心は満たされていた。

包み込んでくれるぬくもりとか、漂う香りとか。

わかってはいたんだけど、ようやく実感した。

いや、まだどこか夢見心地かな…?

起きたらいなくなっているような不安は、ある。

たぶん、消えることはないだろう。

ずっとついて回ると思う。

いつも頭の隅っこでもしかしたら、って。

ないと信じたいけど。

「チャンミナ?」

呼びかける優しい声。

何か、柔らかいものがそっと額に触れた。

まぶたを開けば目の前にユノがいて、僕を見つめてる。

「身体、辛い?どっか痛い?」

かぶりを振れば少し困ったように笑う。

「だって、泣いてる」

伸びてきた手が頭を撫で、目じりにそっと口づけが施される。

泣いてる…?

全然自覚がない。

拭こうとすれば遮られ、優しく抱きしめられた。

「ここにいるから。ずっとそばにいるから」

「…」

呪文のように耳元でそう囁かれた。

信じてるよ。

いや、違うな…。

信じようと思っている。

信じたいって思っている。

でも、やっぱり怖い。

もしもまた裏切られたら、きっと立ち直れない。

大丈夫なふりをしていても、1年前の出来事がどうしても忘れられなくて。

「愛してる、チャンミナ」

「ゆの…」

いつか、心から信じられるようになるかな…?

できればそうなりたい。

それは、僕が解決しなければならないこと。

信じるっていうことは、ものすごく勇気のいることだから。

愛している気持ちに変わりはないけど、そこだけはどうにも…。

「とりあえず、シャワー浴びよう?メシは…」

「何か頼もう?お弁当でも、ピザでも」

「でも…」

でも、どうする気なんだろう…。

ユノに料理ができないことはわかっている。

かといって、いまはかなり金銭的に厳しいみたいだし。

「オレ、なんでこんな不器用なのかな…?」

聞かれても、生憎と答えは持ち合わせていない。

苦笑いをこぼせば、少し拗ねた顔。

励ますように胸に載った頭を撫でれば、何か思いついたように勢いよく持ち上がった。

「インスタントラーメンなら作れる!」

料理とは言えないが、ユノなりの精いっぱいなんだろう。

しかし、インスタントラーメンか…。

久しく食べていない。

「作ってくれるの?」

「うん、作る」

「買い置きないから買ってこないと…」

「それくらいの金はある!」

威張ることなのか…?

ちょっと違う気もするけど、可愛いからいいか。

「ユノの初めての手料理ですね」

「手料理っていうのか…?」

「一応、鍋を使うんだから手料理でいいんじゃない?」

そう告げれば幼い笑顔を浮かべ、満足気。

「まずはシャワーだ」

ユノに抱えられてバスルームへと移動し、身体を洗ってもらう。

洗ってもらっているだけなのに、どうにもムラムラしてしまうというか…。

でも、それはユノも同じみたいで、互いの性器は反応しっぱなし。

あえて口には出さないけど。

不意に視線が合えばどちらともなく苦笑い。

おそらくユノも同じってことだろう。

さっぱりとした身体に服をまとい、ソファへと横たわる。

その間にユノはシーツを交換して洗濯機へ。

戻ってきたかと思えばダウンジャケットを羽織っていた。

「すぐ戻るからここで寝てろよ?」

「うん」

触れるだけの口づけ。

頷いてはみたけど、不安で仕方がない。

ホントに戻ってきてくれるんだろうかと。

信じるしかないんだけど。

少しずつ慣れるしかないんだけど。

だって、いつまでもこうしていられるわけではない。

どれだけ愛し合っていても、それぞれの生活があるんだから。

去っていく後姿を見つめ、そっと息をついた。

大丈夫。

きっと戻ってくる。

不安に駆られる心にそう言い聞かせながら。

ユノが出かけた途端時間の進みが遅くなって、1分1秒がものすごく長い。

時計の秒針の進む音だけが部屋を支配していた。

もしもこのまま帰ってこなかったら…?

繰り返されるその問いかけ。

そのたびに大丈夫と何度も心の中で呟いて。

「ただいま!」

元気な声とともに勢いよく帰ってきたユノの姿に、安堵した。

ホントに。

心の底から。

「おかえりなさい」

そう告げれば、笑顔が鳴りを潜める。

眉根を寄せて、いぶかしむように。

そして、僕へと近づいてきた。

「また泣いてる」

「…」

確かめるように手を伸ばせば、また先ほどと同様留められた。

代わりにそっとユノの唇が触れる。

「心配しなくて大丈夫。絶対、ここに帰ってくるから。もうどこにも行かないから」

「…うん」

やっぱり頷くのが精いっぱい。

虚勢も張れない。

思っていた以上にトラウマみたいだ。

「すぐ作るから、待ってろよ?」

おいしいラーメンを作ってやると意気込んでるけど、インスタントラーメンにおいしいもマズイもあるのかな…?

誰が作っても同じだと思う。

あ、でも、あれかな?

麺の硬さは個性がでるかも。

あと、具材。

できれば野菜たっぷりがいいな…。

なにしろ昨日はお肉がメインだったし。

しばらくするといい香りが漂い始めた。

重たい身体をのっそりと起こして、そっと息をつく。

下肢がだるいし、重たいし。

感覚はほとんどないし。

これは、今日1日ずっと寝たきりだな…。

そうなると、夕飯はどうしよう。

今度こそデリバリーかな?

さすがにキッチンに立てる状態じゃないし。

「できた!」

大きな鍋を両手で持ち、バタバタと駆け寄ってくる。

ホント、危なっかしい。

しかも鍋敷きもなく、そのままテーブルの上に置いてしまった。

しょうがないと下に雑誌を差し込んで、鍋敷き代わり。

「食べよ?」

「うん」

しかし…すごい量だな。

驚くべきことに、具材が何もない。

たまごくらいは入れてくれてもよかったのに…。

あと、ネギとか、キャベツとか。

「いただきます」

とはいえ、とりあえず食べよう。

おなか空いたし。

味は…うん。

普通のインスタントラーメン。

可もなく、不可もなく。

まぁ、これでマズイものができたら、ある種の特技になりうる。

あまりお目にかかりたくないけど。

「足りる?」

「うん」

麺だけとはいえ、5人前くらいありそう。

さすがに、これ以上麺だけのインスタントラーメンは食べたくない。

そう思いながらも、ユノが作ってくれたなら無理してでも食べちゃうんだろうけど。



to be continued.







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