雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 6





Rise... 6



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



戻ってみればすでに全員出払っていた。

完全に出遅れ。

しかも、初日から。

「現場はD地区の廃工場だ。至急向かってくれ」

「はい」

初めての事件に気合が入る。

必然的に。

ヒチョルとともに車へと向かい、運転席に乗り込もうとすると止められた。

「運転席はオレの指定席」

「え…」

基本、運転というのは新人がするもの。

もしくは部下が。

ヒチョルは先輩だから当然の如くオレが運転だと思っていた。

邪魔だと言わんばかりに除けられ、慌てて助手席へと乗り込んだ。

「オレね、人の運転って信用できない人なの」

「は、はぁ…」

「それに、オレのほうが道に詳しいし」

それは言えている。

なにしろオレは完全なる初心者。

刑事としてもそうだし、ドライバーとしても。

大学在学中に免許は取ったものの、運転したのは大学の同期メンバーで旅行したときくらい。

バイクだってこの前仕入れたばかりだし。

「これ、読んどいて」

渡されたのはタブレットだった。

先ほど、班長からヒチョルへと渡されたものだ。

表示されていたのは、緊急通報の内容。

やり取りが事細かに記されている。

しかも、音声再生も可能だ。

内容に目を通したのち、再生ボタンを押す。

恐怖におびえる声。

おそらく、文字で記された内容を読んでいなければ聞き取れないほど。

「オレたちの管轄内で発生するのは初めてだけど、ここ最近定期的に似たような事件が発生してる」

「似たような事件?」

「そう。いきなり人気のない場所に引きずり込まれて、暴行されるって事件。大体は今回みたいな廃工場とか、滅多に人が来ないところ。そん中に類似事件、ない?」

画面の中に目を走らせれば関連資料という文字。

タップすれば、類似した事件がずらりと表示された。

いったい何件あるんだ?

ざっと見ただけでも20件。

犯人逮捕されたものは、顔写真や名前まで載っている。

つまり、載っていないのはまだ捕まっていないということだろう。

ここ半年くらいで頻発しているようだ。

しかも複数のエリアに跨っているために、捜査が混乱している。

所轄は縄張り争いの意識が大きいって聞くし、たぶんそのせいだろう。

面倒な風習だ。

「遺留品はほとんどないんですね」

「らしいね。ゲソ痕とかはあるけど、サイズも靴も全部違うらしくて」

「全部、ですか?」

「そう」

複数犯?

いや、その可能性は低い。

エリアを跨いではいるものの、事件に共通点が多すぎる。

目撃情報が一切ないところを見ると、相当土地勘のある人間か、もしくは綿密な計画に基づいた行動。

後者だとすれば、なかなかに厄介だ。

犯人へとたどり着くような物証を残すとは思えない。

ゆえに、捕まっていないのかもしれないが。

一通り資料に目を通し終えると同時に、現場へと到着した。

現場にはすでに複数の警察車両。

捜査官がせわしなく動き回っている。

「最初の仕事が殺しじゃなくてよかったね~」

バカにされているのか…?

窺おうにもヒチョルはさっさと歩いてしまった。

その後を追いかけ、立ち入り禁止区域の中へ。

民家などはあまりないのに、すでに何人かの野次馬が集まっている。

どこから聞きつけてきたのか…。

ものすごい情報収集能力だ。

ふと、青ざめた顔の女性が目に入った。

おそらく、被害者だろう。

大判のタオルに包まっているせいで衣服はほとんど見えないが、ストッキングが伝線していて靴がない。

明らかに、身体が震えている。

想像することしかできないけど、辛いよな…。

できれば、未遂であったと願いたい。

「ユノ、置いてくよ~」

気づけばヒチョルは遥か先。

慌てて追いかけ、現場へと足を踏み入れた。

既に鑑識作業は終わっているようだ。

砂ぼこりで埋め尽くされた床には争ったような跡。

そして、かすかに血が付着している。

おそらく被害者のものだろう。

「遺留品、なにか出た?」

「出たには出たが、繊維片だとか役に立たないものばっかりだ」

「ゲソ痕は?」

「類似事件と合致するものなし。一応調べては貰ってるが、おそらく量産品だ。そこから辿るのは難しいだろうな」

この場合使うべき言葉かどうかはわからないが、犯人はすこぶる頭のいいヤツだ。

しかし、体毛の1本も落としていかないとはどういうことなんだろう…。

神経質という言葉では説明しきれない。

「目撃情報は?」

「なし。通報者である被害者に聞いたが、パニック状態でな。しかも犯人は目だし帽を被っていたからわからないとさ」

他の管轄で起きた事件と同じだ。

そこだけを聞けば。

やはり、同一犯による犯行なのだろうか…。

その線が一番強い気がする。

とはいえ、新人の勘など当てにはならないけど。

「でも、繊維片が出たならアレが使えるね」

「まぁな。あんまり頼りたくないところではあるんだが、仕方ない」

アレ…って、なんだ?

どうやら知らないのはオレだけらしい。

「まずはあの繊維片が被害者のものじゃないって確証を得てからだな」

「ですね~…。なにしろ、前から落ちていたものかもしれないし」

さっぱり話についていけない。

とはいえ、ここで水を差すのもな…。

「まぁ、一応聞き込みしてみるか。ゲソ痕の鑑定結果も夕方には出てくるだろうし」

「だね~」

ちらりと被害者を見れば、女性警察官が寄り添っていた。

おそらく、呼ばれたのだろう。

被害者の対応に当たるため。

男では怯えさせかねない、と。

「ユノ、行くよ~」

「はい」

来た道を戻り、車へと乗り込む。

他の捜査官もそれぞれ車へと乗り込んで散っていった。

「あの…」

「ん?なに?」

「アレ、ってなんですか…?」

「へ?」

「さっき、みなさんで話してたじゃないですか。繊維片が出たなら使えるって」

会話をしている間にも、車はゆっくりと発進した。

どこへ向かうのかはわからないが。

「あ~…そっか、そっか。ユノはまだ来たばっかだから知らないよね~」

来たばかりというか、今日が初日。

わかるはずがない。

なのに、ようやく気付いたかのようにヒチョルが応じる。

「たぶんすぐわかるよ。うちの秘密兵器」

「秘密、兵器…ですか?」

なにやら、物騒な…。

「そ」

どうやら詳しくは教えてくれる気はないらしい。

ものすごく、気になる。

昔から好奇心は旺盛なんだ。

できるかぎり抑えてはいるけれど。

同じ過ちを繰り返したくはないから。

それからオレはヒチョルについて回り、聞き込み。

とはいえ、やはり目ぼしい情報はない。

あのあたりは普段から人通りが少なくて、住宅地からも離れているために。

19時頃までねばって頑張ってみたものの成果はなく、徒労に終わった。

おかげで疲労感も半端ない。

署へ戻り、また明日引き続き捜査ということで初日が終了となった。

自宅へと戻り、シャワーを浴びてからリビングへ向かうと、母親の手料理が並んでいた。

「初日はどうだった?失敗しなかった?」

「とりあえずは大丈夫」

「ならよかった。頑張るんだよ?」

「おう」

そりゃ頑張るさ。

だって、幼いころからの夢だったんだから。

すでに家族は食事を終えたらしく、ひとりきり。

でも、目の前には母さん。

ひとりの食事は寂しいからって。

怒ると怖いけど、こういうところは優しい。

オレって幸せだな…。



to be continued.







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