雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 7





Rise... 7



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



気を張っていたせいか、やはり疲れていたみたいだ。

自覚している以上に。

食事を終えて、小休止とベットに横たわっただけなのにすっかり寝入ってしまった。

気づいたら朝で、目覚ましもかけていなかったせいでまた母さんの声が響いた。

「社会人になったのにだらしないわね。2日目でもう遅刻するつもり?」

「ゴメンって。目覚ましかけ忘れたんだよ」

これはホントの話。

とはいえ、学生の頃は目覚ましをかけても気づかずに寝過ごす始末。

それを何度も見てきた母さんにしてみたら眉唾物だ。

「とにかく早く支度しておいで。朝ごはんが冷めちゃうよ」

「ん、すぐ行く」

顔を洗って歯を磨き、昨日と同じくスーツ姿。

昨日はかっちり着こなしていたけど、今日はちょっとルーズ。

ネクタイもしてはいるけど緩めて。

「だらしないわね。ネクタイくらいちゃんと締めなさい」

「大丈夫だよ。昨日見たカンジ、みんなルーズだったから」

「新人が何言ってるの」

朝からお説教。

きっちりネクタイを締められてしまった。

まぁ、いい。

あとで緩めれば。

とりあえず朝ごはんを食べて、昨日と同じくバイクで出発。

この時期はまだいいけど、夏と冬はキツそうだな…。

でも、駐車場を借りるとなると面倒。

これで乗り切るしかない。

駐輪場にバイクを止めてデスクへ向かう途中、ふと人垣を見つけた。

なんだ?

まるで芸能人でも来ているかのようだ。

女性職員がうっとりとしている。

「先輩」

その中に同じ課のリョウクを見つけ、声をかけた。

「おう、早いな」

「先輩のほうが早いじゃないですか」

オレよりも先に来ていたくせに、よく言う。

思ったままを告げれば苦笑い。

「でも、ちょうどよかった。いいもん見せてやるよ」

「いいもん?」

「ヒチョルに聞いてないか?うちの協力者」

もしかして、秘密兵器とヒチョルが言っていたのはこれのことか…?

なんとなくそんな気がする。

「繊維片から何か調べられる人ですか?」

でも、人間だとは思わなかった。

だって、みんな”アレ”とか言ってたし。

ヒチョルなんかは秘密兵器って言うし。

「そうそう」

しかし…いいのだろうか。

捜査に一般人を巻き込んでも。

バレたら大変なことになるような気がする。

「見た目がいいから、来るたびに女性職員が騒ぐんだよ」

「へぇ…」

「まぁ、お前もルックスは負けてないけどな」

「そ、そんなことは…」

どうしてみんなそういうことを気にするんだろう…。

そっとしておいてほしい。

オレは、できれば静かに生活がしたいんだ。

じゃないと、いろいろと面倒。

調べたいことも調べられなくなってしまう。

「とりあえず、こっちおいで?」

「はい」

言われるままリョウクの後についていく。

通されたのは鑑識課の部屋だった。

ここでもやはりたくさんの人。

背伸びして覗き込んでみれば、テーブルの上には昨日採取したと思われるものがいくつも置かれていた。

そして、その前には見知らぬひとがふたり。

彼らが協力者?

ふたりもいるのか?

「じゃあ、お願いします」

興味もあって、顔を拝みたいんだけどなかなか見えない。

なにしろ、体格のいい刑事たちがバリケードみたいになっている。

それにしても…いったい、何が始まるんだろう。

不思議に思っていると、座っていたふたりの内の片割れ、右側に座っているひとが動いた。

ひとつずつ袋詰めされた遺留品へと手を伸ばし、おもむろに中身を取り出す。

ここからじゃよく見えないが、おそらく繊維片だろう。

次の瞬間、オレは目を瞠った。

なにしろその人は、嵌めていた手袋を脱ぎ捨て、直にそれへと触れたのだ。

いやいやいや、それはマズイだろ。

証拠品や遺留品に触れる時は手袋着用が原則。

場合によっては指紋や、異物がついてしまっては管理能力を問われる。

くわえて、証拠能力も脅かしかねない。

バレたら始末書どころの話じゃない。

絶対にヤバイ。

見ちゃいけないものを見ちゃったんじゃないか…。

思わずそんな不安に駆られた。

でも、いったい何をしているんだ?

不安もあるが、興味のほうが大きい。

見守っていると、その人はゆっくりと繊維片から手を離して再び手袋をまとう。

そして、言葉を発することなく紙へペンを走らせた。

「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」

受け取ったのは鑑識課長。

そして、隣にいた刑事課長へと手渡す。

ほとんど言葉を発することなく、静かに立ち上がった。

用は済んだと言わんばかりに。

すると、当然のように人垣が分かれて道ができた。

その道をふたりが進んでいく。

ようやく見えたその謎の人物たち。

まさに証拠品に触れたその人の顔を見て、目を見開いた。

「チャン、ミン…?」

気づくとそう呟いていた。

静まり返った室内。

小さな呟きであっても聞こえてしまう。

そして、オレのその呟きは彼らにも届いていた。

一瞬、彼らの視線がオレへと注がれた。

しかし、それだけ。

何もなかったかのように通り過ぎていく。

勘違いか?

でも、似ていた。

確固たる証拠があるわけではないが、勘が彼だと告げている。

まさか…。

「ユノ、知り合いだったのか?」

「え…?」

「シム・チャンミンだよ」

やっぱりだ。

あれは、チャンミンだ。

生きていた。

確証を得ると同時に、オレはふたりを追いかけた。

「チャンミン!」

ようやく、逢えた。

ずっと再会する日を夢見ていたんだ。

「知り合い?」

「知らない」

そんな声がかすかに聞こえてきた。

別人…?

いや、違う。

間違いなく本人だ。

もしかして、オレのことなんか忘れてる…?

嫌だ、と反射的に思った。

忘れてなんか欲しくない。

考えるより先に走りだし、腕を取った。

しかし、瞬間振り払われる。

同時に鋭いまなざしが降ってきた。

嫌悪するように。

わかってはいたんだ。

だって、オレはそれくらいのことをした。

嫌われていて、恨まれていて当然。

でも、やはり目の当たりにすると悲しくなった。

声も出ないほどに。

動けないほどに。

ゴメン。

そう心の中で呟くのが、精いっぱいだった…。



to be continued.







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