雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (250)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (42)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Rise... 10





Rise... 10



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



尾行すること2時間。

本屋へ立ち寄ったり喫茶店で休憩したり。

犯行の素振りはない。

一見。

しかし、尾行を続ける捜査員は監視の目を緩めない。

それはその眼差し。

確固たる根拠はない。

ただ、勘としか。

何か獲物を物色するような…。

だから、油断できない。

おそらく全員が同じことを思っている。

「動かないな…」

「はい」

「なんかやらかしそうなのに」

昼飯代わりのサンドウィッチをかじりながらそう呟く。

そして、オレもまたマフィンをかじりながら小さく頷いた。

視線は男に固定したまま。

「でも、気になるんだよなぁ…」

「何がですか?」

「現場を下見した様子がないんだよ」

言われてみれば確かにそうだ。

犯人は土地勘のある人物とされている。

けれど、犯行現場が広いために土地勘があるというよりは厳密な下見をしている可能性が高い。

ものすごく緻密で、計画的な。

一流企業のエリート社員。

高学歴を有し、頭脳明晰なあの男ならばやりかねのないのではないか。

そんな気がするんだ。

「ただ、気になるのはアイツの仕事」

「仕事?」

「営業だから外回りなのはわかるんだけど、回っている先がな…」

彼は銀行の営業マンだ。

融資先を回るのは当然のこと。

それのどこが気になるのだろうか…。

「回っている先がさ、経営が傾いている会社ばっかなんだよ」

「…」

慌てて資料を呼び出す。

しかし、そんなことはどこにも書いていない。

いったいどうやって…?

「立ち寄り先をちょっと調べてみたんだ」

まさか、そんなことまでしているなんて…。

普段はかなりおちゃらけているキャラクターだけに、想像できない。

意外とマジメ?

もしくは仕事バカ?

どちらにせよ、スゴイ。

素直にそう思う。

「そしたら結構ヤバイ感じの会社ばっか。極論言っちゃえば、倒産寸前みたいな。どこも借金まみれ」

「…」

だとすると、だ。

ひとつの可能性が浮かびあがってくる。

彼は、倒産する企業がわかっていた。

そして、下見など行かなくても現場の状況がわかってしまう。

なぜなら、営業と称して何度も足しげく通っているのだから。

「アイツが犯人だって確証があれば、勤め先に情報提供を促せるんだけどなぁ…」

ハンドルへともたれかかり、ため息をつく。

もしも何かしら証拠が出れば。

とはいえ、単に彼と事件現場との接点が生まれるだけだが。

なんにせよ物証が必要だ。

彼が犯人だという確固たる証拠が。

「動いた」

緊張感が走る。

いよいよかと全員が思っているだろう。

もちろん、オレもそのひとり。

でも、そのたびに肩透かしを食らってきたけど。

「行くぞ」

「はい」

残っていたいちごオレを飲み干し、慌てて席を立つ。

なんとしても捕まえたい。

次の被害者が出る前に。

空が赤く染まり始める街を再び尾行開始。

神経が時間とともにすり減っていく。

尾行なんて簡単に言うけど、かなりの重労働だ。

精神が疲弊していく。

「怪しいな」

「はい」

どんどん人気がなくなっていく。

それはつまり事件が起こりうる前触れでもある。

同時に、尾行もし辛くなる。

人がいなくなるほどに。

「どうします?」

「とりあえずこの距離を保って尾行するしかない。いまは現場を抑えるしかないからな」

とはいえ、かなりきつい。

日が暮れてきて、街灯もほとんどない道。

彼との距離はおよそ100メートル。

少しでも気を抜いたら見失ってしまいそうだ。

他の捜査員も同様だろう。

オレの位置から見えるのは1組の捜査員。

他のメンバーはどこにいるか。

近くにはいるはずだが、オレからは見えない。

「見失うなよ?」

「はい」

返事はしてみたが、見失わない保証はない。

とにかく努力をするだけだ。

『前方から若い女性接近中です。間もなく接触します』

耳に装着していたイヤホンから、同じく張り込み中の捜査員の声が聞こえた。

瞬間、緊張感が走る。

しかし、身を隠すものもない以上、距離は詰められない。

これ以上近づいたら、尾行に気づかれてしまう可能性があるからだ。

「路地を曲がった。行くぞ」

「はい」

一気に距離を詰めるべく、早歩き。

走っては足音で気づかれてしまうから。

歩を速めると、前方からヒールがコンクリートを打つ音が聞こえてきた。

おそらく、先ほど連絡が入った若い女性だろう。

何事もなく、すれ違っていく。

どうやら餌食にならずに済んだようだ。

行きずりの犯行ではないということか…?

「気を抜くなよ?」

「はい」

安堵はできない。

とにかく見失わないようにしなければ。

なんとしても捕まえるんだ。



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.