雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (59)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (250)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (42)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
14位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Rise... 11





Rise... 11



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



尾行を開始して既に10時間。

すり減ってきた神経を少しでも回復させるために目を閉じ、深く呼吸をした。

「ユノ」

瞬間、名を呼ばれた。

慌ててまぶたを開けば彼がどこかの敷地へと入って行くところだった。

あそこは…?

人の出入りはなく、光も漏れていない。

つまり、無人ということだろう。

何をするつもりだ?

犯行に及ぶつもりか?

辺りを見回すも、誰もいない。

この辺りは工業地帯。

夜間はほとんど人がいない。

勤める人々もすでに帰宅しているために。

日中はおそらく人の往来も、車の出入りも激しいのだろうが。

「どうしますか?」

「どうするも何も…待つしかない」

踏み込んだところで、不法侵入がいいところ。

もちろん別件逮捕という方法もあるが。

辺りを伺えば、少し離れたところに同僚の姿が見えた。

オレたちと同じく待機中。

いったい中で何をしているのか…。

時計を見やれば、彼が中に入ってからすでに5分が経過していた。

その時、激しい物音が聞こえた。

ガラスを割るような、耳障りな音。

「行くぞ!」

「はい!」

ヒチョルの号令とともに走り出した。

同時に、他の同僚たちも。

朽ち果てた門を潜り抜けて、寂れた建物内に。

鉄製の扉を開いて中へと進んで、音の出どころを探る。

「ヒチョルさん!」

足には自信があった。

誰よりも早く奥へとたどり着き、割れた窓ガラスを発見。

まだ閉鎖してから間もないのだろう。

大概のものは撤去されつつも窓が割れているのはここだけ。

おそらく、尾行に気づいていたのだろう。

ゆえに窓から逃げた。

「追うぞ!」

「はいっ」

割られた窓を乗り越え、外へと身を躍らせる。

続いてヒチョル。

他の捜査員もそれに続いた。

行先など、もうわかるわけがない。

勘を頼るだけ。

右か、左か。

あの時を思い出す。

「ユノ!」

分かれ道に戸惑っていると、ヒチョルがオレを呼ぶ。

迷うことなく右へ。

突き動かされるように止まった足を前へと動かした。

「ヒチョルさん、なんで右へ?」

「どっちにもハズレなんてないだろ?オレたちが右へ行けば、後の奴が左へ行ってくれる」

そう、か…。

当たり前のことに気づかなかった。

どうにも選択が苦手だ。

オレは。

特に右か、左かという選択肢。

ある種のトラウマ。

でも、いまはそんなことに囚われている場合じゃない。

だから、とにかく走った。

過去から逃れるように。

「お前、足速いな…」

「体力だけが取り柄なんです」

「早いのと関係ないし。それ、持久力だろ」

「確かに」

運動は全般的に得意なんだ。

昔から。

その代わり、頭は弱いけど。

いや、弱いって言ってもおそらく普通レベルではある。

おそらく。

一応、一流とまでは行かないけどそれなりの大学にも行けたし。

ホント、キツかった…。

二度と勉強はしたくない。

走りながらそんな言葉を交わしていると、どこからか悲鳴が聞こえてきた。

女性の声だ。

どこだ?

反響しすぎて、音の発生場所がわからない。

「探すぞ!」

諦めるわけにはいかない。

いままさに、犯行が行われているかもしれないんだ。

新たな被害者が生まれているかもしれないんだ。

助けなきゃ。

何がなんでも。

あんな思いは二度としたくない。

わからにながらに走っていると今度は金属音が響く。

さっきより音が大きく聞こえた。

たぶん、こっちで合ってる。

間違っていない。

どこだ?

どこにいる?

額に汗が浮かぶ。

ずっと走りっぱなしというのもあるんだろうが、焦りからだろう。

嫌な汗だ。

ふと、何かひかれるものがあった。

他の建物と、どこか違う。

時に見捨てられたかのような雰囲気が。

足を止めて建物へ向かうと、ガタンという激しい物音。

ここだ。

反射的に思った。

入口にはシャッターがしまっており、開きそうにはない。

他の入り口を探していると、2階へと続く階段を見つけた。

そして、階段の上にある扉がわずかに開いていた。

振り返ればヒチョルが頷く。

捜査員は基本的にふたり1組で動くのが原則。

単独の行動は認められていない。

ヒチョルが頷いたということは侵入を促すもの。

ことは一刻を争うのだから。

できる限り足音をさせないように階段を上り、静かに扉を開く。

すると、かすかに声が聞こえてきた。

追いついたヒチョルとともに建物内へと侵入し、ゆっくりと奥へ進んでいった。

声は次第に大きくなり、無意識に固唾をのんだ。

いまだかつてない緊張感。

ある意味、刑事としての初めての仕事だ。

建物は倉庫として使われていたようで、まるで迷路のよう。

高い木箱のようなものが積み重ねられており、あたりが見通せない。

音だけを頼りに1歩、1歩前へ。

暗闇に慣れてきた目で様子を伺いながらさらに奥へと進んでいく。

そっと物陰からのぞき込めば、不自然に転がったハイヒール。

さらに奥には人の足のようなものが見えた。

振り返り、後をついてくるヒチョルに合図を送る。

そこだ、と。

銃の携帯許可は下りていない。

相手が何か武器を持って居た場合、かなり不利なことは明確。

でも、ここで尻尾を巻いて逃げるわけにはいかない。

大丈夫。

散々訓練を積んできたじゃないか。

なんのために格闘技を習ってきたと思っているんだ。

このため、だろう?

不安を覚える自身にそう言い聞かせながら距離を詰め、そして…。



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.