雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 15





Rise... 15



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



逢いたいと思いながらも、足取りが重い。

ものすごく憂鬱だ。

だって、この前の態度を見れば嫌われていることなど明らか。

もちろん謝りたいという気持ちにブレはない。

少しも。

けど、拒絶されたり、無視されたりって考えると…な。

とはいえ、見て見ぬふりはできない。

いつかは通る道だ。

時が経つほどに謝りづらくなるのだから、早々にやっておかないと。

できれば、仲直りしたい。

あのころのように逢って、話をして。

笑顔、見せてくれたらいいな…。

望みは薄いけど、ゼロじゃないし。

それに、願うのはタダ。

チャンミンがいるだろう古びたビルを見上げ、小さく息をついた。

「よし…」

気合を入れるために自らの頬を叩き、階段へと向かう。

薄暗い階段。

電気が切れかけているようで、白熱灯がチカチカしている。

なんか、不気味。

探偵なんてただでさえ怪しい職業なのに、こんな怪しい場所に事務所を構えていたのではお客など来ないような気がする。

少なくとも、オレは頼まない。

どうにも胡散臭くて。

2階へ到着すると同時に、階段を上がってすぐの扉が開いた。

扉にはなにやら文字が書いてるが、掠れてて見えない。

とりあえず出てきた人をやり過ごすため壁際によって道をあける。

軽く会釈して降りていくその人を見送り、そっと息をついた。

もしかして、客か…?

こんな胡散臭い場所にある探偵事務所に?

しかも窓に掲示されている文字だって胡散臭さ全開だ。

こんなところに依頼する人の気がしれない。

とはいえ、ここにチャンミンがいる。

ものすごく複雑だ。

深呼吸を何度か繰り返し、もう一度気合を入れる。

そして、扉へと手をかけた。

「あの…」

少し開いた扉。

顔をのぞかせ、恐る恐る声をかける。

「はーい」

思いがけず、明るい声が聞こえてきた。

この建物のカンジと、雰囲気と、かなり違う。

場違い的な。

「いらっしゃいませー」

これまた場違い。

ものすごく可愛らしい子が出てきた。

おそらく男だと思われるが。

気になるけれど、とりあえずいまは置いておこう。

「あ、あの…シム・チャンミンさんは…」

「チャンミニひょんのお客さん?珍し~」

どう反応すればいいのだろう…。

いままで接したことのないキャラを持つその人に、動揺を隠しきれない。

「こっち」

「え?」

手招きされ、また動揺。

入っていいものなんだろうか、と。

ここまで来ておいてなんだけど。

「し、失礼します…」

呟くようにそう告げ、室内へ。

扉が閉まる音に、妙な恐怖を覚えた。

出口をふさがれたような。

「チャンミニひょ~ん、お客さんだよ~」

ヤバイ…。

すげぇ、緊張してきた。

意を決してここまで来たけど、どう切り出せばいいんだ?

謝りたい一心。

でも、いきなりそれもおかしいような…。

「チャンミニひょんっ」

一番奥に置かれたソファ。

そこに、チャンミンはいた。

頬杖をついて、目を閉じて、まるで人形のように。

近寄りがたい…。

でも、オレを案内してくれている人はそんなこと感じてもいないようで、ズカズカと近づいていく。

「チャンミニひょんっ!」

「…」

気づかない…?

かなりデカイ声だし、ものすごく近くだし。

って思っていたら、案内してくれていた彼が手を伸ばしておもむろに何かを引っ張った。

それは黒いコード。

勢いよく引っ張ったものだから、先端が宙を舞う。

あ…イヤホン…。

だから聞こえなかったのか。

いやいや、あんだけデカイ声で呼ばれたら聞こえるはず。

だとしたら意図的か?

「チャンミニひょん、お客さんだってばっ」

「…」

ゆっくりと長い睫に縁どられたまぶたが開いていく。

瞳はあの時と変わらず、大きな宝石のよう。

ずいぶん大きくなったけど、そこだけは変わっていない。

「…?」

反応が、ない。

ぼーっとオレを案内してくれた人を見つめながら。

「あぁ…テミンか…」

「あぁ、テミンか…じゃないですよっ。お客さん!」

「え…?お客…?僕に…?」

「そーですっ。何度も言わせないでくださいっ」

組んでいた足をほどき、覗き込むようにしてチャンミンがオレを見つめた。

瞬間、表情が一変する。

「さ、どうぞ。こちらにおかけください。お飲物お持ちしますね~」

チャンミンに話しかけていた時と全然違う声と表情。

これは、営業用ってことか…?

なんか…怖い。

「いらないよ。この人、すぐ帰るから」

それは完全なる拒絶。

わかっていたことだけど、やっぱキツイな…。

「何言ってるんですか!どんな人でもお客さんはお客さん!依頼を断るにしても話を聞いてからにしてくださいっ」

「この人、客じゃないし」

「え?そうなんですか?」

「いいから帰ってもらって」

オレには声もかけず、目も合わさず。

まるで、見えていないように。

「…」

どう切り出そうとか悩んでる場合じゃなかった。

それ以前の問題だ。

この際、なりふりなど構っていられない。

その場に膝をつき、手をつき、頭を下げる。

床へこすり付けるように。

「あの時は、すまなかった…っ」

「え?え??え???」

誰が見ていようが、聞いていようが構いやしない。

謝らないことには始まらない。

口も利いてくれない。

まるで空気のような扱い。

それは、嫌だ。

自分勝手って言われても、それだけは嫌なんだ。



to be continued.







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