雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 16





Rise... 16



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



沈黙が訪れた。

時が止まったかのような静寂。

怖くて、顔があげられない。

ドクドクと心臓の脈打つ音がやけに大きく聞こえた。

口の中がやけに乾くし、変な汗は出てくるし。

もう、最悪。

頼むからなんか言ってくれ。

反応してくれ。

オレには謝罪の言葉しかないんだ。

けれど願い虚しく、視界の隅を靴がひとつ通り過ぎていく。

咄嗟に顔を上げ、その手を掴んだ。

「…っ」

瞬間、振り払われた。

再会したあの日のように。

「ダメだよ~!チャンミニひょんに触っちゃ。チャンミニひょん、ひとに触られるの大嫌いなんだから」

どうして…?

そう言われては理由が気になる。

テミンと呼ばれた彼に聞けば答えてくれるかもしれない。

でも、オレはチャンミンから聞きたい。

チャンミンと話したい。

「お兄さん、お客さんじゃないならなんの用?チャンミニひょんの知り合いなんて、超レアだから所長に報告しないと」

「報告する必要なんてない。二度と逢うこともないから」

「何度でも逢いに来るよ」

これが最後なんて、イヤだ。

せっかく再会できたのだから。

「帰ってもらって」

「チャンミン…」

やはり、オレの存在などまるで無視。

存在していないかのようだ。

言葉もすべてテミンを通してのもの。

チクチクと心が痛む。

「待ってくれ!チャンミンっ」

一度で許してもらえるなんて思っていないけど、諦めるつもりもない。

何度だって逢いに来る。

何度だって謝る。

跳ねるように立ち上がり、追いかけた。

手を伸ばして、掴もうとして思いとどまる。

触れられるのが嫌だと言った。

嫌がることはしたくない。

「刑事ね…一番向かない仕事だ」

「…っ」

「どうせ、見捨てるんだろ?あの時の僕みたいに」

ようやくオレに話しかけてくれた。

しかしそれは、塞がりかけた傷をナイフで抉るような鋭利な言葉。

ぎゅっと、心臓が締め付けられるように。

まだ覚悟が足らなかったみたいだ。

あまりの衝撃に、動くことができなかった。

ゆっくりと去っていくチャンミンを、その背中を茫然と見送ることしか。

「えっと…大丈夫ですか~?」

「…」

大丈夫に見えるのかと逆に聞きたい。

結構キツイな…。

想像以上に。

チャンミンなら許してくれるって、勝手に思っていたのかも。

心の奥底で。

そんなはずないのに。

あ~…マズイ。

泣きそう。

「チャンミニひょんがあんな態度取るの珍しいんですよ~?基本、人当たりはいいから。あ、でも…心許してる人には毒吐きまくりだから、お兄さんはチャンミニひょんと仲良し?」

いま、思い切り毒吐かれたけど…明らかに違うだろう。

完全に拒絶されてる。

心許してるからとかじゃない。

単に、本気で恨んでいるからだ。

だって、あの時オレとチャンミンは確実に目があった。

あそこにオレがいたことを知っていた。

ゆえにオレを呼び、助けてと何度も言っていたのだから。

それを無視したのはオレだ。

怖かったなんて言い訳にならない。

チャンミンのほうが何倍も怖かっただろう。

しかも、そのあとどうなったかもわからない。

「…」

なんであの時、助けてやらなかったんだろう…。

一緒に逃げればよかったじゃないか。

いや、そもそもあそこでチャンミンの名前を呼ばなければよかったんだ。

そうすればオレとチャンミンが知り合いだということに気づかれずに済んだ。

ホント、後悔しかない。

「う~ん…とりあえず、コーヒーでも飲みます?あったかいヤツ」

「いや…」

とりあえず、今日はもう帰ろう。

何もする気が起きない。

正直。

「テミン?」

「あ、ミノひょん!おかえり~」

「ただいま」

聞き覚えのある声。

顔を上げればあの日警察署でチャンミンと一緒に歩いていた人がいた。

「あんた…」

どうやらオレのことを覚えているらしい。

「えっと…こんばんは」

なんと声をかけていいかわからず、気づくとそう告げていた。

ものすごい間抜けなカンジがするけど。

「刑事さん、だよな?あの時、チャンミンを呼び止めた」

それは間違いない。

微笑んで頷けば、ちらりと後ろを振り返る。

「それで、か…」

「ミノひょん、チャンミニひょんと会ったの~?」

「あぁ。さっき、そこですれ違った」

タイミング的にそうだろうな。

痛みを誤魔化すように息をつき、目を閉じる。

とりあえず、切り替えろ。

わかりきっていたことじゃないか。

想像通りの現実が待っていただけのこと。

落ち込んでいたって仕方がない。

「で、何があった?」

「それが、僕にもさっぱりなんだだよ~!逆に教えて?ってカンジ」

「その場にいたお前がわかんないもの、オレがわかるわけないだろうが」

「え~?ミノひょんならわかるでしょ~?」

いったいどういう関係だろう…。

謎。

兄弟のような、トモダチのような。

ふたりともチャンミンと仲がいいんだろうな…。

オレと違って。

「ちょっと話、聞かせてもらえます?」

「…」

聞いておきながら、嫌だとは言えない雰囲気。

頷くほかなかった。

できればすぐにでも帰りたいところだけど。

「じゃあ、奥で。テミン、コーヒー」

「は~い」

「いや、オレは…」

「遠慮しないでいいですよ。金は取らないんで」

別にそこは心配していない。

っていうか、ありえないだろう。

「違う、違う。コーヒー、苦手なんだ」

「え?そうなの?」

「あ~…甘ければ飲めないことはないけど…」

恥ずかしいことに、この歳にもなってブラックコーヒーが飲めない。

大人になればいずれなんて思ってたけど、一向に変わらず。

こればかりはもう体質としかいいようがない。

基本的に甘いもの、好きだし。

「は~…人は見かけによらないって言うけど、ホントだな」

「だね~」

「は、ははは…」

笑って誤魔化すしかなかった。

きっとオレの笑顔は引きつっていたことだろう。

しかも、笑えるような状態じゃないし。

落ち込んでも仕方ないってわかってんだけど、気分は沈んだまま。

しばらく浮上しそうにない。

あ~…参った。



to be continued.







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