雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 19





Rise... 19



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



心ここに非ず。

どこかぼーっとしたままバイクを走らせていたその時だった。

一瞬だけ見えた後ろ姿。

はっと息をのむ。

根拠はない。

でも、オレがチャンミンを見間違えるはずはない。

そんな自信があった。

慌ててバイクをUターンさせて、路地へと走らせた。

正直、かなり精神的に参ってはいる。

けれど、見て見ぬふりはできない。

「チャンミン」

メットを上げて声をかければ驚いたように目を見開く。

でも、すぐさま視線はそらされた。

ポケットに手を突っ込んで、少し歩みをスピードアップして。

バイクのエンジンを止め、押しながらその横を歩く。

「オレのこと、恨んでるよな…?」

「…」

答えなんて聞かずともわかっているんだけど、聞いていた。

無言っていうのも居心地が悪くて。

「ホント、ゴメン。いまさらって思われるかもしれないけど、謝りたくて…」

「…」

「許してほしいなんて言える立場じゃないけど、でも…」

トモダチに戻りたい。

最後の一言が、どうしても言えなかった。

だって、オレにそんな権利はない。

せっかく築いた関係を壊したのはオレなのだから。

「オレ、さ…警察官になろうって決めたの、あれからなんだ。何もできなかった自分が悔しくて…。今度こそ目の前にいる人を守ろうって」

それがオレの決意。

身を盾にして、人々を守る。

あの時の二の舞は絶対に嫌だから。

「権力のかさがないと何もできない腑抜け」

「…っ」

「そう、言いたいの?」

ようやく返ってきた言葉。

当然の如く辛辣で、尖った刃のように鋭い。

「弱虫」

「…」

言葉の刃が突き刺さる。

何本も何本も、深く、心を抉るように。

「腑抜け、かもしれないけど…弱虫かもしれないけど…守るよ。今度こそ」

「…」

「チャンミンを守る」

目に見える人々を守りたいのは事実。

でも、それ以上にオレはチャンミンを守りたい。

いや…これは、義務だ。

「だから…」

「断る」

「チャンミン…」

「どうせ、いざとなったらまた見捨てるんだから」

「見捨てない」

さっきは言葉を失った。

そんなに信用ないんだなって。

それくらい、オレのこと恨んでいるんだなって。

正直、ツライ。

気を抜いたら泣きそうだ。

でも、泣くわけにはいかない。

チャンミンの前では。

「信用すると思う?」

「思わない。だから…これから、証明してく」

言葉だけで信用を得ようなんて思わない。

一度失った信頼を取り戻すのは容易なことでないことくらいわかっている。

痛いほど。

「絶対、何がなんでも守る」

決意なのか、誓いなのか。

自分自身わからない。

でも、その言葉にウソはない。

それだけは、迷うことなくはっきりと言える。

「信じない」

「いまはそれでいいよ」

多くを望む権利は、ないから。

悲しいけど。

でも、自業自得だから仕方がない。

「…」

ぴたりと足を止め、チャンミンがゆっくりと振り返った。

ものすごく不機嫌そうな顔で。

可愛い顔が台無し…。

思わずそんな感想を抱いてしまった。

「何がしたいの?贖罪?」

「…」

言ってもいいんだろうか…。

さっきは飲みこんでしまった言葉を。

でも、言うしかない。

いまのチャンミンの質問に対する答えは、それしかない。

「もう一度、トモダチになりたい…」

大きな瞳を見つめ、独り言のような小さな声でそう告げた。

「は…?」

そりゃそうだよな…。

当然の反応。

なに勝手なこと言ってんだってカンジ。

逆の立場なら、間違いなくそう思っている。

バカにしてんのか、って。

「そんなこと言える立場じゃないってわかってる。でも…」

「…」

「でも、ずっと夢見てきたんだ」

かすかに、チャンミンの表情が引きつった。

完全に怒らせたかも。

でも、誤魔化すんじゃなくて、ちゃんと答えたかった。

ほかならぬ、チャンミンから投げかけられた問いかけだから。

「絶対にもう裏切るような真似はしない。何があっても助けるから」

「…」

ふいっとそっぽを向かれた。

え…?

オレ、絶対怒鳴られると思ってたんだけど?

それとも…聞かなかったことにする的な?

それはそれで、悲しい…。

「チャ、チャンミン!」

茫然としながらも、歩き去ろうとするチャンミンにもう一度歩み寄った。

自宅は逆方向だけど、このままチャンミンを見送るのも嫌だし。

「ゴ、ゴメン。自分勝手なコトばっか言って…。でも、チャンミンにウソはつきたくないんだ。どんな些細なことでも」

ウソをつくということは、裏切ると同じ意味のように思える。

だから、ウソは嫌だ。

もちろん必要なウソというのも中にはあるかもしれないけど。

でも…チャンミンにだけは、ウソをつきたくない。

「チャンミン」

「…」

「お、怒った?よな…。ゴメン、ホントにゴメン。でも、本心なんだ。もう一度、チャンミンと…」

「聞きたくない」

言い切る前に、遮られた。

完全なる拒絶だ。

やっぱ、ツライな…。

でも、仕方ない。

わかっていたことだし。

「ふざけるのもいい加減にしろ」

「…ふざけてないよ」

真剣だし、本心だ。

もちろんチャンミンとしては認めたくないだろうけど。

オレの想像が正しければ、チャンミンはオレのせいで殺されかけた。

できれば違っていてほしいけど、その可能性は低い気がする。

そんな人間に友だちに戻りたいなんて言われて、まともに受け取ってもらえるはずもない。

もちろん、努力はするつもりだ。

必死に、命がけで。

「…」

しばしオレを睨みつけ、チャンミンは踵を返した。

その背中は完全にオレを拒絶していて、追いかけることはできなかった。

追いかけたいのに。

ぐっとこぶしを握り締めて、唇をかみしめて。

どうしてあの時、オレはチャンミンを助けなかったのかとまた悔やむ。

悔やんだところで時は戻らないのに…。



to be continued.







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