雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 22





Rise... 22



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



バイクの盗難事件についてはとりあえず一件落着。

愛車も無事、手元に戻ってきた。

ほっと胸をなでおろし、振り返れば少し離れた場所にチャンミンが佇んでいる。

無の表情で、空気のように。

「チャンミン、ありがとな?」

「…」

「お礼にさ、メシでもどう?奢るから」

なんか今日はダメ元で言うことが多いな…。

でも、やっぱり言うだけはタダだからと思って口にしている。

そして案の定、無反応。

わかってはいたんだけど、ちょっとヘコむ。

「あ、無理にとは言わないから!帰るなら送ってこうか?愛車も戻ってきたし」

ご飯は諦めた。

けど、もうちょっとだけ一緒にいたい。

バイクで行ったらたぶん5分くらいの距離。

たとえ、そんなわずかな時間でも。

「あ…」

バイクで、なんて思ったけど…チャンミンにはムリだよな…。

触られるの嫌いってことはたぶん、触るのも嫌だと思う。

たぶん。

そうなると、バイクはちょっと厳しい。

こんなことになるんなら自動車にしておけばよかった…。

って、ちょっと後悔してみたり。

「とりあえず送ってく。行こう?」

徒歩だ、徒歩。

そうすれば5分が15分くらいになる。

我ながら名案。

答えを待たず歩き出したその時だった。

「…メン」

「え?」

振り返って見れば、チャンミンは先ほどと変わらぬ位置。

ポケットに手を突っ込んで、大きな瞳でオレをじっと見つめていた。

「ラーメンくらいなら」

かすかに唇が動き、そんな声が聞こえてきた。

予想だにしていない事態に一瞬、理解ができなかった。

「…」

「嫌なら、いい」

「ち、ちが!嫌だなんて一言も言ってない!思ってないっ」

静かな住宅街だというのに、思い切り声を上げていた。

はっと我に返り、当たりを窺って、もう一度チャンミンを見つめた。

一見、無表情に見えるけど…なんかちょっと違う。

ほんの少しだけ。

勘違いじゃないよな?

少しだけだけど心開いてきてくれてるよな?

だって、メシ一緒に行ってくれるって言ってんだから。

「おすすめのラーメン屋ってある?」

問いかければすっと腕が持ち上がり、指先が右方向を指さした。

どうやらあっちにあるらしい。

「じゃあ、そこ行こう?」

「…」

問いかければ返事はなく、ただ許容するように歩き出す。

細く長い足でスタスタと。

なんとなくその後ろ姿を眺めているとかすかにチャンミンが振り返る。

着いてこないのかと尋ねるように。

慌ててバイクを押しながらチャンミンの隣へと並び、歩き出す。

「ラーメン、好きなのか?」

問いかければ小さな反応がある。

頷くという行為だけだけど。

それでも、オレにしてみたら大きな進歩。

嬉しくてたまらない。

おかげで疲れなんかどっかに吹っ飛んでしまった。

オレの言葉にほんの少しだけど反応してくれるチャンミン。

店に到着するまで、ほぼ一方的にしゃべっていた気がする。

しかも、好きなものは何かとか嫌いなことは何かとか。

ほとんど答えはなかったけど。

でも、頷いたりかぶりを振ったりはしてくれるから、イエスかノーで答えられる質問ばかり投げかけて。

自分の必死さ加減にちょっと自嘲しながら。

「チャンミン、何するんだ?」

「いつもの」

常連ってことか?

店員も普通に応じているし。

となると、あとはオレ。

どうするか…。

「チャンミンのいつものって何?」

「ラーメン大盛りとチャーハン、餃子とレバニラ」

「…」

ぽかんとしてしまった。

基本体育会系で育ってきた。

まわりにそういうのが多かったから、大食いのヤツも見てきた。

どれもガタイがいい。

しかしながら、チャンミンはどちらかと言えばスレンダー。

ホントに入るのか…?

いや、”いつもの”で通じるくらいなんだからいつもそれをオーダーしているわけで、食べきっているんだろう。

間違いなく。

ちょっと信じがたいが。

「じゃ、じゃあ…オレは、ラーメンと餃子で」

さすがにその量は食べられない気がする。

注文して残してしまってはもったいないし、申し訳ないし。

「チャンミンって細いのに大食いなんだな」

「…」

思ったままを告げれば、悪いかと言わんばかりに一瞥された。

「勘違いするなよ?驚いただけだから」

「みんなに言われる」

まぁ、そうだろうな…。

きっと誰もが驚くと思う。

十中八九。

間もなく運ばれてきた料理は4人掛けテーブルを埋め尽くす。

でも、座っているのは当然のことながらふたり。

なんとも異様な光景だ。

「いただきます」

両手を合わせて礼儀正しく。

オレもまたチャンミンを真似するように手を合わせた。

とりあえず、ラーメン。

伸びてしまったらもったいない、と。

「ん、うまい」

「…」

店構えは古びていて、ちょっと心配だったんだけど、味はいい。

確かにこれは通い詰めてしまうかも。

相変わらずチャンミンは無反応だけど、みるみる麺がなくなっていく。

どうやらチャーハンとレバニラは後回しらしい。

時折餃子だけはつまんでいるけど。

「なぁ、チャンミン」

「…」

呼びかければちらっとオレを見る。

すぐにラーメンへと戻ってしまったけど。

「初の給料もらったらさ、またメシ行かない?」

「それ…奢りってこと?」

「もちろん」

チャンミンに払わせる気などない。

オレが誘っているわけだし。

「何がいい?」

「肉」

ずいぶんと早い回答だ。

しかも肉って。

「焼肉?それとも…ハンバーグとか、ステーキとか…」

「肉ならなんでもいい」

なんでもいいっていうのが一番困る。

とはいえ、肉というベースは決まっているわけだからあとはどれをメインにするかって話か。

「わかった。店、見繕っておくな?」

グルメではないから、同僚にでも聞いてみようか。

それともネットで調べようか。

聞いたら聞いたでうるさそうだから、ネットのほうが無難か?

騒がれるのは嫌だし。

「チャンミン、連絡先教えてくれない?」

「…」

再びチャンミンの視線がラーメンからオレへと移る。

でも、すぐにまた戻ってしまった。

答えないままに。

そりゃそうか。

「悪い、ちょっと調子に乗りすぎたな」

嫌われてるってこと、すっかり忘れていた。

なんかもう、トモダチになれたような気がして。

そんなはずないのに。

とりあえずと自分の携帯番号を財布から取り出したレシートの裏へと書き記した。

「これ、オレの番号。気が向いたら登録して?」

「…」

差し出せば、箸を持っていない方の手が伸びてきてオレの携帯番号が書かれた紙を掻っ攫っていく。

愛想はないけど、受け取ってくれた。

いつか連絡来るといいな…。

今日とは言わないけど、近いうちに。



to be continued.







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