雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Rise... 27





Rise... 27



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なんか、我慢比べみたい。

どちらも声を出さず、ただ視線だけで攻防。

ちょっと息苦しさを覚えるくらい。

でも、そらすわけにはいかない。

視線を逸らしたら、オレが負けたことになる。

とはいえ、勝ち負けなんかないのかもしれないけど。

「人間ってどう思う?」

「え?」

「いい人そうなフリして、腹の中は真っ黒なんてザラ。真っ当なこと言いつつ、陰で悪口を言う。どこかしらみんな闇を抱えてる」

ものすごい漠然とした質問に驚いたけど、なんとなく言わんとしていることがわかった。

同時に、チャンミンが人との接触を極端に避けるわけも。

「ゴメン…」

理解すると同時に、恥ずかしくなった。

なにバカなこと言ってんだろうって。

そりゃチャンミンも呆れるよ。

「オレ、ホント馬鹿だ」

汚いものに進んで触れる人間なんていない。

できれば避けたい。

つまり、そういうことなんだろう。

綺麗だろうと、汚れていようと。

可能性がゼロじゃない以上、触れたくはない。

オレだってそう考える。

「わかってくれたならいい」

「うん、ゴメン」

「安直すぎ。単細胞」

「だな」

酷い言われよう。

でも、冷静に考えればその通り。

知ってもらいたいからって、焦っちゃダメなんだ。

ちゃんと時間をかけて知っていかないと。

「ホント、ゴメン」

「もういい」

「でも、ゴメン」

「しつこい」

イライラしてるのかと思いきや、表情は穏やかだ。

どっか呆れているカンジ。

「チャンミン」

「今度はなに?下らないこと言ったら追い出すよ?」

「下らないの基準はわからないけど…オレにとっては重要」

一応聞いてくれるみたい。

ソファに戻って、長い足を弄ぶみたいに組んで、コーヒーを飲む。

先を促すみたいにオレを見つめて。

「もっと話ししよう?」

「…」

答えはなし。

でも、拒絶している様子もない。

完全に”無”だ。

「チャンミンのこともっと知りたいし、チャンミンに、オレのことも知ってほしいから」

「…」

「な…?」

そんなに難しいことじゃないと思うんだ。

たぶん。

でも、チャンミンはそういうのを避けてきた節がある。

カン所長にも話していないわけだし。

それに…普通な環境で生きてきたワケじゃないっていうのはわかってる。

あのころはさほど疑問に思わなかったけど、いまとなっては。

明らかにあの施設は異質だ。

何かを隠しているとしか思えない。

しかも、あんなにたくさんの子どもを閉じ込めて、しかも番号で区別して。

おかしいことこの上ない。

そんな環境で育ってきたチャンミンだ。

話したがらないのも無理はない。

「ユノが勝手に話せば?僕から話すことはない」

予想通り、って言うべきか?

拒絶とも受け取れるけど、でも聞いてはくれるってことだよな?

勝手に話せって言ってるんだから。

「ん、わかった。勝手に話す」

「…」

そう告げれば、ちょっと驚いたようだった。

生憎、そんなことじゃ諦めないよ。

オレはしつこいんだ。

さっき、チャンミンにも言われたけど。

チャンミンの隣へと腰をおろし、一度はテーブルに置いたマグカップを手に口を開く。

なんてことはない、昔話。

ありふれた少年の話だ。

母さんのこと、父さんのこと、妹のこと。

小学生時代、中学生時代、高校生時代、大学生時代。

それこそ、社会人となった今日までの軌跡。

何も言わず、ただチャンミンは傍らにいてくれた。

相槌を打つわけでもなく、質問を投げかけてくるでもなく、ただそこにいる。

表情に変化はない。

相変わらずの無表情だ。

でも、最初の頃のような突き放す空気はない。

ぼんやりとそこにいるってカンジだ。

それこそ、聞いているのかいないのかわからないくらい。

たぶん聞いてくれてると思うんだけどな…。

これまた願い半分。

「よくしゃべるね…」

それが語り終わった後の、チャンミンの第一声だった。

「チャンミンにオレのこと知ってもらいたくて必死だから」

「ふぅん…」

気のない返事だけど、ちょっとだけ口元が緩んでる。

もしかして喜んでくれてる?

いや、さすがにそれはないか…。

どちらかって言うと、呆れすぎて笑ってるってカンジかな。

「変な人」

「せめて面白い人とか言ってくんない?」

「面白くはない」

「ひでぇ…」

一生懸命しゃべったのに…。

とはいえ、確かに面白い人生ではない。

ありきたりなものだ。

チャンミンと出逢ったあの時以外は。

「嫌いじゃないけど」

「…」

聞き逃してしまいそうなくらいの囁き声。

茫然とチャンミンを見返せば、目を伏せたまま小さく笑う。

「そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?明日も仕事でしょ」

「え…」

気づけばすでに22時。

ずいぶんと長居をしてしまったみたいだ。

できればもうちょっとチャンミンと一緒にいたいんだけどな…。

けど、仕事に支障をきたすわけにはいかない。

すっかり冷めてしまった牛乳と砂糖タップリの甘いコーヒーを飲み干し、静かにマグカップをテーブルへ置いた。

「ごちそうさまでした」

「別に、単なるインスタントコーヒーだし」

「オレにとっては特別なんだよ」

「意味わかんないし」

チャンミンが入れてくれたから。

ただそれだけ。

意味が分かんなくてもいい。

オレにとっては、チャンミンの存在自体が特別だから。

「じゃあ…おやすみ」

「おやすみ」

別れ際っていうのはどうも寂しい。

後ろ髪ひかれながらも部屋を出て、階段を下りていく。

寂しいけど、あさってには逢えるもんな。

連絡先もわかってるし。

「よし…っ」

とりあえず、帰って寝よう。

ちゃっちゃと事件を片付けなければ。

明日こそ、少しは進展するといいんだけどな…。



to be continued.







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