雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (62)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (264)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (115)
Rise... (71)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
1位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Rise... 36





Rise... 36



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



無事に回数券をゲット。

これでしばらくは無料で食べ放題。

とはいえ、チャンミンがここへ来るのかは謎だけど。

記念の賞状をもらって、旦那さんと奥さんと一緒に写真も撮って。

歴代の完食者たちと肩を並べるように、撮ったばかりの写真が壁に貼り付けられた。

おかげでチャンミンの頼んだものはタダ。

自分の分だけ支払だ。

そして、ふと思う。

これじゃ奢ったことにならないじゃないか、と。

また今度だな。

給料が入ったら、その暁には。

「これからどうする?」

「…?」

車へと戻り、そう問いかけた。

「このまま家に行ってもいいし、ちょっとブラブラ買い物とかしてもいいし」

「任せる」

「じゃあ…ちょっとだけ買い物付き合って?」

頷いたのを確認し、車を走らせた。

ここ数日で気づいたんだけど、靴のくたびれ方が半端ない。

いつ壊れてもおかしくない状況だけに、もう1足買っておいた方がいい気がして。

あと、ワイシャツも。

この際スニーカーとかにしてしまおうか…。

スーツにスニーカーというバランスは…おかしいか。

やっぱり。

でも、機能性を考えるとな…。

悩むところだ。

答えでないままショッピングモールへと到着。

駐車場へ車を止めて、肩を並べて歩き出した。

「平日だから空いてんな」

「…」

応答なく、振り返れば無表情。

なんだ?

さっきまで不機嫌さとかなかったのに…。

「どうした?気持ち悪い?」

「人が多すぎ」

オレ的には少ない方だったんだけど、チャンミンにしてみれば多いらしい。

そして、ふと気づく。

あの力のせいだということに。

人が多いところは、チャンミンにとって鬼門かもしれない。

間違って触れてしまうこともあるだろうから。

「車で待ってる?」

「大丈夫」

大丈夫っていうけど、大丈夫には思えない。

とりあえず、必要なものを早く買ってしまおう。

んで、家に帰ってゆっくりしよう。

それが一番だ。

まずは靴屋を見つけ、店内へ。

どれにしようかと悩みながらも革靴へと手を伸ばしていた。

やっぱりスニーカーにスーツっていうのはおかしい気がして。

しかもまだ新人だし。

一応身なりには気を付けておかないとな。

店員に声をかけてサイズを出してもらい、試着してから会計へ。

割合、歩きやすそうだ。

いま履いているものよりも軽いし。

続いて、ワイシャツ。

これは別に悩む必要もない。

サイズだけ確認して、白いワイシャツを数着手に持ってレジへと向かった。

とりあえず必要なものは全部買った。

これでショッピングモールは用済みだ。

「チャンミン、戻ろう?」

「もういいの?」

「ん。必要なものは買ったから」

そう告げれば少しほっとしたような表情。

今度から気を付けないとな。

チャンミンに人ごみは厳禁だ。

「あと、コンビニ寄って飲み物だけ買ってこう?」

ここにもスーパーはあるが、長居するのはあまりよろしくない。

飲み物だけならばコンビニエンスストアで十分。

そして、駐車場へと向かって歩き出したその時だった。

後ろからやってきた男性の肩がチャンミンの肩に触れた。

避ける暇もなかった。

正確には、当たってから気づいたといったカンジだ。

「…っ」

「チャンミン!」

突如蹲ってしまったチャンミンの傍らに膝をつき、その肩を抱く。

とりあえずここでは邪魔になってしまう。

チャンミンを立たせて壁際へと非難し、顔を覗き込んだ。

「大丈夫か?」

「ユノ…」

「ん?どうした?気持ち悪い?」

「いまの男、追いかけろ」

「え?」

「いいから、早く」

突き飛ばされ、迷いながらも走り出した。

荷物だけをチャンミンに託して。

何があるのかはわからない。

でも、何か理由があるのは間違いない。

なにしろ、チャンミンがそう言うのだから。

先ほどチャンミンにぶつかった男は間もなく見つかった。

その先を行く女性ふたりをつけているようだった。

ふと、男がジャケットの裏側に差し込んでいた手を取り出す。

手には刃渡り20センチほどの刃物が握られていた。

これはマズイ。

先を行く女性は気づいていない。

なんとか騒ぎを最小限に抑えつつ、未然に事件を防がなければ。

「…」

一気に距離を詰め、男の右手を掴んだ。

刃物を握っている方の手を。

「こんな物騒なもの持ってどうするつもり?」

「は、離せっ!殺してやる…っ」

殺意は明らかに女性へと向けられていた。

しかし、女性たちはおしゃべりに夢中で気づく様子はない。

そのほうがいい、と内心思った。

「あの女、オレが就職に失敗したら急に手のひら返しやがって…っ」

聞けば、彼は有名大学を卒業したばかりだという。

しかしながら、就職に失敗。

そのせいで彼女に振られたらしい。

しかも、酷い言い方で。

なんとも可哀想な話だ…。

とはいえ、誰を殺してもいい言い訳にはならない。

彼がやろうとしていることは犯罪だ。

未遂だったとはいえ。

「気持ちはわかるけどさ…これで彼女殺しちゃったら、それこそアンタの人生終わっちゃうんじゃないの?」

「…」

「まだやり直し聞くだろ?アンタの人生、まだ始まったばっかじゃん。そんな女のために人生、棒に振ったらもったいないって、オレは思う」

たぶん、オレと同い年なんだろう。

本当ならば4月から社会人となるはずだった。

全身の力が抜けていくのを手のひらから感じる。

もう大丈夫だろう。

手を離し、男と視線を合わすように屈みこんだ。

「復讐なんてさ、下らないよ。そんなことするくらいなら、もっとやるべきことはあると思う」

「オレには、もう…」

「諦めるなって。頑張ってれば、絶対いいことある」

それは経験談。

オレだって、チャンミンに許してもらえるなんて思ってなかったし、いまも思ってない。

でも、トモダチになれた。

休日に一緒に過ごしたり、お互いの家を行き来できるくらい。

いや、まだチャンミンはオレん家に来てないけど。

これから行く予定だし。

チャンミンの家にはもう3回くらい行ってるし、なんかカギまで預かっちゃったし。

だから、できないことはないんだ。

オレにもできたんだから。

「簡単に、言うな…」

「言ってないよ。オレの経験談だから」

「…」

傷が癒えるには、まだ時間がかかるだろう。

きっと、彼は心底傷ついているから。

わからないではない。

「オレでよかったら相談のるよ?こうみえてオレ、一応刑事だから」

ぎょっと見開かれた瞳。

まぁ、刑事には見えないよな…。

だって、まだ刑事になってから少ししか経っていない。

まだ大学生って言ったほうが通じるだろう。

「ホントなら銃刀法違反ってとこなんだけど、今日は見逃してやる。だから、頑張れ。もっといい女いっぱいいるって」

慰めにもならないかもしれない。

でも、彼は笑った。

小さく。

ついてねぇ…って呟きながら。

逆についていると思うんだけどな…。

だって、刑事が現行犯で捕まえて、見逃してやるって言ってんだから。

「とりあえず、もうバカな真似はすんなよ?」

「…はい」

力なくではあるけれどそう呟き、ふらつきながらも立ち上がる。

そして、小さく頭を下げて去って行った。

刃物をそのままに。

これ、どうするかな…。

そのまま放置しておくわけにはいかないよな?

でも、こんなもん持ち歩いていたらオレが捕まりそう。

そうなると全部を話さなきゃだし…。

悩んでいると、不意に足元に影が落ちた。

振り返ればチャンミンの姿。

「なにしてんの?」

「ん~…ちょっと人生相談乗ってたカンジ?」

「誰も信じないと思うけど?」

もう、笑うしかない。

とりあえず刃物を拾って、先ほど購入した靴が入っている袋の中へ。

あとで処分しておこう。

きちっと、燃えないごみの日に。



to be continued.







関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.